3DCADをVRで見るためのCADソフト5選

VRで3DCADデータが見れるソフトを紹介します

VRで3DCADデータが見れるソフト

こんなことが知りたい

3DCADデータをVRで見れるCADソフトを知りたい

ここではCADデータのVR活用を考えている方に向けて 「3DCADデータをVR表示できるソフトウェア」 を紹介しています。

製造業でよく使われる3DCADソフトと、 建築業でよく使われる3DCADソフトの 二つに分けて解説していきます。

また、VR表示に向いているHMDは どのようなものがあるか?についても 合わせて解説していきます。

この記事を書いた人

自分
さくら

  • 3DCADサポートエンジニア
  • サポート歴7年
  • Autodeskとダッソー製品のカスタマーサポートに従事
  • 2022年からVR部署の管理職
  • 法人向けVRを扱う

詳しい紹介はこちら 「自己紹介」

目次

「製造業」向け3DCADソフト

自動車や産業分野といった製造業で よく使われる3DCADソフトでVR機能があるソフトを ピックアップしました。

  • SolidWorks
  • VRED
  • CATIA 3DEXPERIENCE

ダッソーシステムズとAutodeskの ハイエンド3DCADを中心に「VRができる仕組み」 が追加されています。

ちなみに、VR機能は社員教育や設計チームの情報共有、 BtoBでのプレゼンテーションで使われることが多いです。

ここから、 各3DCADソフトのVR機能について説明していきます。

SolidWorks

SolidWorksは、自動車や産業分野でよく使われる 中程度の価格帯の3DCADソフトです。

SolidWorks本体にVR機能があるわけではなく、 「eDrawings Professional」という3DCAD向けプレゼンテーションソフトに VR機能が付いています。

VR表示するまでの流れとしては、 「SolidWorksでモデル作成」→「eDrawings Professionalで3D表示」 →「eDrawings ProfessionalでHMD接続」になります。

1対1のスケールで3D表示できて、 設定で背景や床などの表示を変えることもできます。

HMDはHTC Vive製品がサポートされています。 詳しくはダッソーシステムズに載っています。

eDrawings ヘルプ・VR のためヘッドセット要件・ダッソーシステムズ公式

価格はWEB上では公開されていません。 SolidWorks代理店に問い合わせる必要があります。

VR機能を快適に使用するためには パソコンスペックも重要です。 SolidWorksの推奨スペックを満たしているパソコンが必須になります。

SolidWorksの推奨スペックについては、 別のページでまとめていますので、 興味のある方はそちらも合わせてご覧ください。

推奨スペックから選ぶ!SolidWorksおすすめパソコン

VRED

VREDは、自動車メーカーでよく使われれる ハイエンド3Dビジュアライゼーションソフトです。 3DCADデータを読み込み、リアルタイムで高画質の3D表示ができます。

VREDはVR機能が搭載されていて、 設計段階のCADデータをチームで評価したり、 出来上がった製品をお客さまにPRするために使われます。

VR表示までの流れとしては、 「3DCADソフトまたは3DCGソフトでモデルを作成」→ 「VREDで読み込みと設定」→ 「HMD接続でリアルタイム3D表示」 になります。

3Dモデルについては、 自動車業界でよく使われる3DCADソフトAliasや、 3DCGソフトMaya、3ds Maxで作成することが多いです。

VR機能はかなり力を入れているため、 サポートしているHMDの種類は多いです。 HTC VIVE、Oculus Rift、StarVR、Varjoといった 主要HMDはすべてつながります。

VREDユーザガイド・XR/MR/VR と設定・Autodesk公式

Quest2はサポートページに記載はありませんが、 SteamVRで使用できるようにインストールしていれば 接続もできるようです。

How To Use VR With Oculus Quest2 and VRED Pro

VR機能はVRED Professionalが必要で、 価格は1年サブスクで220万円弱です。

CATIA 3DEXPERIENCE

CATIA 3DEXPERIENCEは、 製造業全般で広く使われている ハイエンド3DCADソフトウェアです。

CATIA 3DEXPERIENCEもVR機能が搭載されています。 関連部署との情報共有するためのツールとして VR機能が使われることがあります。

HMDをつけてVR表示することで、 「じっさいにどのようなモノなのか」が体験でき、 よりイメージしやすくなるわけです。

VR表示までの流れとしては、 「CATIAで3DCADモデル作成」→「CATIAでHMD接続とリアルタイム表示」 と、とてもシンプルです。 CATIA自体がオールインワンのCADソフトなので、 VRモジュールの追加でシームレスに使えるわけです。

サポートしているHMDは、主にHTC VIVEとVarjoです。 CATIAはサードパーティー製のモジュールが山ほどあるので、 もし、CATIAのVR機能の購入を検討しているならば 販売代理店にサポートしているHMDを聞くことをおすすめします。

価格はWEB上では公開されていません。 CATIA販売代理店に問い合わせる必要があります。

VR機能を快適に使用するためには パソコンスペックも重要です。 CATIA 3DEXPERIENCEの推奨スペックを満たしているパソコンが必須になります。

CATIA 3DEXPERIENCEの推奨スペックについては、 別のページでまとめていますので、 興味のある方はそちらも合わせてご覧ください。

CATIAの推奨スペックは?失敗しないパソコンの選び方

「建築業」向け3DCADソフト

続いて、建設、建築分野でよく使われる3DCADソフトで、 VR機能があるソフトウェアをピックアップします。

  • Vectorworks
  • Revit Live

Vectorworks、Revitともに BIM機能がついているソフトウェアに 「VRができる仕組み」が追加されています。

お客さんにとっては、図面や3DCADだけではわかりにくいものです。 それをVRで立体感のある建物を体験できることで 設計者のイメージを共有することができるわけです。

ここから、各3DCADソフトのVR機能について説明していきます。

Vectorworks

Vectorworksは、 建築、建設、造園土木のための3DCADソフトです。 個人事業主から大手企業まで幅広く使われています。 ちなみに、BIM機能もついているコスパに優れたソフトでもあります。

VectorworksはVR機能も搭載されています。 作成した3DCADモデルを360°パノラマで見れる3Dビューワで出力できます。 ビューワはWEBブラウザ形式になっていますので、 PCでもスマホでもHMDを使っても見れます。

VR表示までの流れとしては、 「VectorworksでWEBビュー形式で3Dモデルを出力」→ 「WEBブラウザで360°パノラマ画像が見れる」→ 「ブラウザ画面をHMDで見る」となります。

VR機能は、Vectorworksの「WEBビュー」機能を使います。 WEBブラウザ用に360°パノラマ画像を切り出して、 html形式で出力します。

WEBブラウザ画面に出てくるメニューから VRモードを選択することでHMDが使えるようになります。 詳しくはVectorworksのヘルプに載っています。

インターネットブラウザでWebビューを表示する・Vectorworks公式

サポートしているHMDは、 HTC VIVE、Oculus Rift、Google Daydreamです。

VR機能を快適に使用するためには パソコンスペックも重要です。 Vectorworksの推奨スペックを満たしているパソコンが必須になります。

Vectorworksの推奨スペックについては、 別のページでまとめていますので、 興味のある方はそちらも合わせてご覧ください。

Vectorworksおすすめパソコン!推奨スペック解説

Revit Live

Revitは建設業に特化した、 設計から管理までを行うための3DCADソフトウェアです。 設計からドキュメント作成まで 統合的に管理ができるBIM機能をメインに使います。

RevitにはVR機能はなく、 Revit Liveという別の無償ソフトを使ってVR表示をします。

「注意:2020年を持ってRevit Liveは配布終了しました。」 残念…。

VR表示までの流れは「Revitで3Dモデルを作成」→ 「Revit LiveでVR用ファイルに変換」→ 「Revit LiveにHMDに接続」となります。

サポートしているHMDは、HTC VIVE、Oculus Riftです。

HMDはどれを選ぶ?

3DCADソフトを中心とした企業向けVRシステムでは、 「HTC VIVE」「Varjo」がおすすめです。

なぜなら、 「HTC VIVEとVarjoは企業向けVRに特化していて、 Meta Quest2は個人向けVRに特化しているため」 です。

例えば、 HTC VIVEやVarjoはアイトラッキング機能がついていたり、 開発のためのSDKツールが揃っていたりして、 企業が連携しやすい特徴があります。

Meta Quest2は VRゲームやメタバースのコミュニティなどの 個人向けコンテンツに力を入れているため、 企業との連携は縮小しています。 ちなみに、2023年から企業向けに新しいプラットフォーム(Quest for Business)が リリースされる予定です。

Oculus for Business

こういう理由もあって、 HTC VIVE、Varjoをおすすめしています。

ちなみに、VRにおすすめのHMDについては 別のページでまとめています。

興味があれば、そちらも合わせてご覧ください。

厳選!おすすめHMD 11選

3DCADにおすすめパソコン

当サイトでは、 VR機能がある3DCADに最適なおすすめのパソコンを紹介しています。

パソコンメーカー別に ローエンドからハイエンドまでのノートパソコンと デスクトップパソコンを提案しています。

VR機能がある3DCAD用にパソコンをお探しの方は、 そちらもあわせて参考にしていただければ嬉しいです。

厳選!おすすめ3DCADパソコン12選

まとめ

「3DCADをVRで見るためのCADソフト5選」 についてのまとめです。

VR機能がついている3DCADソフトは 「SolidWorks」「VRED」「CATIA 3DEXPERIENCE」

「Vectorworks」「Revit Live」がある。 製造業で使われているのは、 「SolidWorks」「VRED」「CATIA 3DEXPERIENCE」の3つがある。

建築業で使われているのは、 「Vectorworks」「Revit Live」がある。

HMDは企業連携が得意なHTC VIVE、Varjoがおすすめ。

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