人気のCAD 5選!失敗しないライセンス形態の選び方

サブスク?永久?ライセンス形態の選び方を解説

ライセンス形態選び方

こんなことが知りたい

「独学に向いているライセンスはサブスク?期間はどれくらいがいい?」

「ライセンスに学生版はある?無償?有償?」

ここでは、3DCADソフトの購入を考えている方に向けて 「独学にはどんなラインセンス形態がいいか?」と 「学生版のライセンスはあるのか?」 について解説していきます。

日本でよく使用されている5つの3DCADをピックアップして、 それぞれのライセンス形態について説明していきます。

  • AutoCAD
  • Fusion360
  • Inventor
  • SketchUp Pro
  • Vectorworks

3DCADソフトによって、ライセンス形態が違います。 各ソフトで「どんなライセンス形態があるのか」も含めて、 解説していきたいと思います。

この記事を書いた人

自分
さくら

  • 3DCADサポートエンジニア
  • サポート歴7年
  • Autodeskとダッソー製品のカスタマーサポートに従事

目次

3DCADの価格とライセンス形態の比較表

3DCADソフトの「価格」「ライセンス形態」「教育・学生版の有無」を表にしました。

表の情報は、2022年3月9日現在の価格とライセンス形態です。

価格 形式 学生版
AutoCAD
  • ¥71,500
1年契約
  • サブスク
あり
無償
Fusion360
  • ¥61,600
1年契約
  • サブスク
あり
無償
Inventor
  • ¥367,400
1年契約
  • サブスク
あり
無償
SketchUpPro
  • $299
1年契約
  • サブスク
あり
有償
Vectorworks
  • ¥306,350
  • ¥612,700
サブスク1年契約・永続スタンドアロン版
  • サブスク
  • 永続
あり
有償

ちなみに、永続ライセンスについては、 購入した時のヴァージョンを使い続けることができるという意味です。

例えば、Windowsやmac OSがヴァージョンアップして、 使っている3DCADがそのOSに対応しなくなった場合、 保守費用や更新料を払って3DCADのヴァージョンをアップする必要があります。

AutoCADライセンス

AutoCAD・公式サイトで詳細をみる

AutoCADのライセンス形態は?

AutoCADは「サブスクリプションライセンスのみ」で、 永続ライセンスはありません。

サブスクリプションは、 契約期間がことなる3種類のライセンスがあります。

  • 1年ライセンス
  • 3年ライセンス
  • 1か月ライセンス

一括で払う契約期間が長いほど、 割引率が高くなってお得になる仕組みです。

例えば、1か月ライセンスの料金を12回払うよりも、 一括で1年ライセンスを購入する方が、お得になります。

独学に向いているライセンス形態は?

AutoCAD未経験の人が独学のためにライセンスを購入するならば、 おすすめは1年ライセンスです。

理由は、 「AutoCADの基本操作を習得して、 何か作れるようになるまでに半年~10か月程度かかるため」です。

例えば、毎日1時間くらいAutoCADの学習に取り組んだとして、 未経験の方だと一般的にこの期間かかります。

10回、1か月ライセンスを払うのであれば、 1年ライセンスを一括で購入した方がお得なのです。

学生版・教育版ライセンスはある?

学生の場合は、1年間の無償ライセンスが使えます。 年度単位で審査が入りますが、学生である限り無償で使い続けられます。

AutoCADはどんな分野で使われている?

建築業、建設業、製造業と幅広い分野で使われています。

例えば、一軒家、マンションの設計図や、 工場の設計図、電子回路の設計図からメカ設計などでAutoCADが使われています。

そのため、AutoCADには「業種別ツールセット」というオプションがあります。 各分野で使われる規格品の部品が用意されています。 ただし、オプションなので追加料金が必要です。

AutoCAD・公式サイトで詳細をみる

Fusion360ライセンス

Fusion360・公式サイトで詳細をみる

Fusion360のライセンス形態は?

Fusion360は「サブスクリプションライセンスのみ」になっていて、 永続ライセンスはありません

サブスクリプションライセンスは、 AutoCADと同じように3種類あります。

  • 1年ライセンス
  • 3年ライセンス
  • 1か月ライセンス

Fusion360のサブスクも長期間のライセンス契約で 一カ月当たりの割引率が高くなります。

ちなみに、「Fusion360ラインセンスの最大のメリットは無償版があること」です。 無償で使える期間も1年単位になっていますが、更新すればずっと使い続けることができます。 機能制限があるものの、基本的な3Dモデリングとアニメーション機能、レンダリングが使えます。

独学に向いているライセンス形態は?

Fusion360未経験であれば、 「独学には無償版ライセンスがおすすめ」です。

理由は、 「基本操作と簡単な3Dモデリングは無償版でできるため」です。

例えば、「Fusion360の基本操作を覚えて、簡単な3Dモデルを設計して、 レンダリングをしてリアリティのある画像で保存する」という 3DCADの一般的な使い方の流れは、無償版でできます。

つまり、「初心者から抜け出すまで」は、 無償版で十分ということです。

さらにスキルの付加価値をつけて、 中級者以上になるためには有償版で 「シミュレーション」と「ジェネレーティブデザイン」を 習得するのがおすすめです。

シミュレーションは、設計したモノの強度を推定することができます。 また、ジェネレーティブデザインは、いくつかの条件を入力することで、 その条件に最適な設計図を自動作成してくれる機能です。

これら機能が使えるようになることで、 エンジニアとしての幅が広がり、転職や就職にかなり有利になります。

なぜならば、世の中で主流の技術を使えるスキルは、 常に求められるからです。

学生版・教育版ライセンスはある?

Fusion360も学生の場合は無償ライセンスがあります。 学生の間はずっと無償で使えます。

ちなみに、学生・教育版はFusion360のすべての機能が使えます。

Fusion360はどんな分野で使われている?

主に製造業で使われています。

設計では、メカ設計、電子回路設計が得意です。 シミュレーションであるCAEの部分では、設計したモノの強度、耐久性が推定できるので、 インフラで使う配管部品だとか、イスや棚といった日用品の品質保証テストで 使われることもあります。

Fusion360・公式サイトで詳細をみる

Inventorライセンス

Inventor・公式サイトで詳細をみる

Inventorのライセンス形態は?

Inventorは「サブスクリプションライセンスのみ」になっています。 永続ライセンスは販売していません。

サブスクリプションライセンスの種類は、 契約期間に分けて3種類になります。

  • 1年ライセンス
  • 3年ライセンス
  • 1か月ライセンス

AutoCAD、Fusion360と同様に、 長期間のライセンスを一括購入することで、 一カ月当たりの価格が安くなる仕組みになっています。

独学に向いているライセンス形態は?

Inventor未経験者が独学する場合は、 1年間のサブスクリプションライセンスがおすすめです。

理由は、「Inventorで基本操作を覚えて、3D設計で簡単なモノの設計できるまでに半年~10か月かかるため」です。

私の仕事のサポート経験で言うと、 平均して1日1時間、Inventorを起動して学習した場合は、 3DCAD未経験者だとおおよそ6~10か月かかります。

1か月ライセンスを10回購入するよりも、 1年ライセンスを購入する方が安くなるので、 1年ライセンスをおすすめしています。

ちなみに私の経験則ですが、 仕事で1日8時間Inventorを触れる機会がある人でも、 設計ができるようになるまでに1~3か月くらいかかるのが一般的です。

学生版・教育版ライセンスはある?

Inventorも教育版があります。 学生の間は無償で使い続けることができます。

Autodeskのサイトから、通っている教育機関を申請して、 学生証画像などを送ることで、 ライセンスが発行されます。

Inventorはどんな分野で使われている?

Inventorは、建設業、製造業で使われています。 工場に置かれる設備の配管設計や、 電子部品のケーブル配線の設計が得意です。 工業部品の作成で使われることも多いです。

Inventor・公式サイトで詳細をみる

SketchUp Proライセンス

SketchUp Pro・公式サイトで詳細をみる

SketchUp Proのライセンス形態は?

SketchUp Proは「サブスクリプションのみ」 のライセンス形態になっています。 永続ライセンスはありません。

サブスクリプションは単年度のみのライセンスになっています。

ちなみにSketchUp Proの他に機能制限版もあります。

  • SketchUp Free
  • SketchUp Shop

SketchUp Freeは無償で使える WEBブラウザアプリケーションになっています。 登録をすれば、3Dモデリングの機能が無料で使えます。

SketchUp ShopはFree版に 「xR機能」と「既存コンポーネントが使える機能」が付いているバージョンです。

SketchUp Shopは有償ですが、 Proの半額以下の価格になっています。

独学に向いているライセンス形態は?

独学に向いているライセンスは、 「まずは無償版のSketchUp Freeがおすすめ」です。

理由は、「基礎である基本操作習得と3Dモデリングができるから」です。

例えば、SketchUp Freeでも 3DCADの基本である数値を入力して、 丸や四角の形状を編集しながら3Dモデリングしていく機能を使って学習できます。

初心者にとって必要な、「まずは3DCADに触れること」がSketchUp Freeで十分できるため、 独学にはおすすめなわけです。

学生版・教育版ライセンスはある?

SketchUp Proは学生版もあります。 有償ですが、年間で$55ですべての機能が使えるライセンスが使えます。

SketchUp Proはどんな分野で使われている?

建築業で主に使われています。

そのため、戸建てやマンションの3Dモデリングに特化している機能が豊富にあります。

他にも家の内装で使われるインテリアのデザインにも使われています。 例えば、棚や階段、収納などの3D設計でも使われています。

SketchUp Pro・公式サイトで詳細をみる

Vectorworksライセンス

Vectorworks・公式サイトで詳細をみる

Vectorworksのライセンス形態は?

Vectorworksのライセンス形態は、 「永続ライセンス」と「サブスクリプションライセンス」があります。

永続ライセンスは、 「年間保守+ライセンス」がセットになったものと、 「ライセンスのみ」の二つの商品があります。

サブスクリプションライセンスは、 1年間の単年度契約のライセンスになります。

独学に向いているライセンス形態は?

Vectorworksの独学におすすめなのは1年間のサブスクリプションライセンスです。

理由は、 「Vectorworksの基礎的なスキルは、一般的に1年間の学習で習得できるため」です。

ちなみにVectorworksの永続ライセンスは、 「サブスクリプションの2年分」の金額です。

例えば、独学では、まず1年ライセンスで自分に合っているかどうかを見極めてから、 永続ライセンスを購入してもいいのではないか、と感じています。

そのため、1年のサブスクリプションライセンスをおすすめしています。

学生版・教育版ライセンスはある?

Vectorworksは、学生版のライセンスを有償で販売しています。 1年間ライセンスで、独学のために使う用途のみ使用可能です。

価格は年間で約2万2千円です。

Vectorworksはどんな分野で使われている?

建築業で主に使われています。

その中でも、戸建てや商業施設、マンションなどの設計と、 造園土木のレイアウトにも使われています。

また、舞台照明の設計や舞台ステージのデザインでもよく使われます。

そのため、建築、造園土木、舞台照明に特化した機能が実装されています。

Vectorworks・公式サイトで詳細をみる

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