SketchUp Pro用パソコンの推奨スペックと選び方
こんなことが知りたい
「SketchUp Pro用のパソコンは、どんなスペックが推奨なの?」
ここでは、SketchUp Proを使うパソコンを検討している方に向けて 「SketchUp Proの推奨スペック」と「パソコンの選び方」 を解説しています。
目次
SketchUp Proの推奨スペック
SketchUp Proの推奨スペックですが、 開発元であるTrimble公式サイトに載っています。 SketchUp ProはWindowsとMacの両方に対応しています。
SketchUp Hardware and Software Requirements・Trimble公式サイト
開発元の公式サイトに載っている推奨スペックを基にして、 具体的におすすめのCPU、グラフィックスの種類を加味すると、 こんな感じのスペックになります。
Windows
CPU |
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メモリ |
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グラフィックス |
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Mac
CPU |
|
---|---|
メモリ |
|
一般的に「ビジネスパソコンで使われているパソコン」のスペックよりも、 少しスペックの高いパソコンがおすすめです。
注目したいのは 「NVIDIAまたはAMDのグラフィックスがついているパソコンがおすすめ」 ということです。
Macに関しては、 Apple M1チップがついているパソコンが推奨になっています。
SketchUp Proパソコン選び3つのポイント
SketchUp Proのパソコンを選ぶときに注目したいポイントは この3つです。
- NVIDIAまたはAMDグラフィックスを選ぶ
- クロック数の高いCPUを選ぶ
- 解像度の高いディスプレイを選ぶ
NVIDIAまたはAMDグラフィックスを選ぶ
SketchUp Pro用のパソコンでは、 NVIDIAまたは、AMDのグラフィックスがついたパソコンが推奨されています。
私のおすすめは、 「GPUメモリが4GBのエントリーモデルのグラフィックスがおすすめ」 です。
理由は 「比較的価格が安い3DCAD用パソコンで使われているグラフィックスが4GB GPUのため」 です。 このスペックでストレスなく快適にSketchUp Proを動かせるわけですね。
例えば、CPUクロック数が比較的高くて、 NVIDIAかAMDグラフィックスがついているパソコンは主に3種類あります。 「エントリーモデルのワークステーション」 「エントリーモデルのゲーミングパソコン」 「エントリーモデルのクリエイターパソコン」です。
この中で、3DCADに向いているのは、 「エントリーモデルのワークステーション」です。 なぜならば、 3DCADに向いているNVIDIA Quadro系、AMD RadeonPro系グラフィックスが ついているからです。
そして、このエントリーモデルのワークステーションに 入っているグラフィックスのスペックが「4GB GPU」 になっていることが多いのです。
まとめると、 「GPUメモリが4GBのNVIDIA、AMDグラフィックスがついたワークステーション」 をおすすめということです。
ちなみに、SketchUp Proは「Intel内蔵グラフィックス」でも動作するようです。 しかし、SketchUp Pro公式サイトで推奨しているのは、 NVIDIA、AMDグラフィックスですので、 できるだけそれに沿ったパソコン選びをしてください。
パソコンを購入してから、 「3D表示が遅いかも…」というリスクを減らすためにも NVIDIA、AMDグラフィックスがおすすめです。
クロック数の高いCPUを選ぶ
パソコン選びのポイントの2つ目は、 「クロック数の高いCPUを選ぶこと」です。
具体的には、2GHz以上のクロック数があるCPUを選んでください。 なぜならば、SketchUp Proの公式サイトで推奨しているためです。
私のおすすめは「Core i5以上で2GHz以上のクロック数がおすすめ」です。
Corei5は比較的に低価格でクロック数が高いCPUを選ぶことができるため、 コストパフォーマンスに優れています。
例えば、エントリーモデルのワークステーションでは、 Corei5でクロック数が高いCPUを選択することができる機種が多いです。
しかも、NVIDIA、AMDグラフィックスも選べるので、 SketchUp Pro用のパソコンには最適なわけですね。
他には、Ryzen5でも2GHz以上であればおすすめです。 Corei5と同じくらいの性能を出せますし、 なにより価格はRyzenの方が安いです。
ただ、Ryzen5を搭載しているパソコン機種は少ないので、 選択肢は少なくなります。
解像度の高いディスプレイを選ぶ
パソコン選びのポイントの3つ目は、 「解像度の高いディスプレイがついているパソコンを選ぶこと」です。
私のおすすめは、 「デスクトップならばWQHD(2560x1440)以上がおすすめ」 「ノートパソコンならばフルHD(1920x108)以上がおすすめ」 です。
なぜ解像度の高いディスプレイがおすすめなのか? その理由は 「SketchUp Proでは見える範囲が広いことで3Dモデリングでの作業効率が上がるため」 です。
SketchUp Proの作業は、3Dで設計することが多いです。 例えば、戸建ての内装をモデリングしていくときに、 解像度が低くて3D画面で部屋全体を見渡せないと、 拡大縮小の操作が多くなります。
また、建築物は縦長のものが多いため、 縦方向に解像度が低いと、 上下にスクロールさせるマウス操作も増えるわけです。
3Dモデリングでは、これが意外にストレスなのです。
このストレス軽減のためにも、 解像度の高いディスプレイがついているパソコンをおすすめしています。
ちなみに、3DCADパソコン向けのモニターの選び方については、 別のページでまとめています。
興味があれば、そちらもあわせてごらんください。
SketchUp Proのおすすめパソコン
失敗しないための3つのポイントを踏まえて、 SketchUp Pro の推奨スペックを満たしている おすすめのパソコンを別のページで紹介しています。
パソコンメーカー別に ローエンドからハイエンドまでのノートパソコンと デスクトップパソコンを提案しています。
SketchUp Pro用のパソコンをお探しの方は、 そちらもあわせて参考にしていただければ嬉しいです。
まとめ
「SketchUp Proの推奨スペックと失敗しないパソコンの選び方」 についてのまとめです。
SketchUp Pro用のパソコンは、 3つのポイントをおさえて購入検討するのが失敗しないパソコン選びになる。
「NVIDIA、AMDのグラフィックボードが入ったパソコンを選ぶ」 「クロック数の高いCPUが入ったパソコンを選ぶ」 「解像度が高いモニターがついたパソコンを選ぶ」
エントリーモデルのQuadro系、RadeonPro系グラフィックスがついた パソコンがおすすめ。
ミドルエンドのCPUがついた2GHz以上のスペックのパソコンがおすすめ。
デスクトップならWQHD、 ノートパソコンならフルHDが作業効率がいいのでおすすめ。