3DCADが快適に動くパソコンを紹介
こんなことが知りたい
3DCADが快適に動くおすすめのパソコンは?
更新日:
ここでは、 3DCAD向けパソコンを検討している方に向けて 「3DCADで推奨されているグラフィックボードを搭載したパソコン」 を紹介しています。
具体的には「NVIDIA Tシリーズ」「NVIDIA RTXシリーズ」 「AMD RadeonProシリーズ」が付いているパソコンを厳選しています。 これらは3DCAD設計で推奨されているグラフィックボードです。
3DCADソフトについてですが、 下のリストの3DCADソフトウェアが快適に動くおすすめパソコンを 提案しています。
おすすめパソコンに適した3DCAD
- AutoCAD
- Fusion360
- Inventor
- Revit
- Civil
- SolidWorks
- Vectorworks
- CATIA
- PTC Creo
また、「パソコンメーカーの特長」についても説明します。
「価格が安いパソコンメーカーはどこか?」 「サポートの評価が高いメーカーはどこか?」 「特定のCADに販売実績があるメーカーはどこか?」 など、それぞれ得意な部分を解説します。
あなたのパソコン選びのお手伝いができれば幸いです。
目次
- 3DCADおすすめパソコン
- おすすめデスクトップ
- おすすめノートパソコン
- 大規模設計やレンダリングにおすすめパソコン
- 3DCADおすすめMac
- パソコンメーカーの特長
- Macを選ぶときの注意点
- 3DCADパソコンを選ぶコツ
3DCADおすすめパソコン
私のCADサポート経験から 「いつもお客様に提案しているスペックのおすすめパソコン」を ピックアップしました。
「おすすめのデスクトップ」と「おすすめノートパソコン」に 分けて紹介しています。
小規模設計、中規模設計、大規模設計に向いているパソコンを それぞれ提案しています。
おすすめデスクトップ
設計目安 | - |
---|---|
CPU |
|
メモリ |
|
GPU |
|
SSD |
|
価格 |
40万円強~ |
マウスのクリエイターパソコンです。 小規模設計から大規模設計までできる カスタイマイズ性の高いパソコンです。
最新のインテル第14世代CPUを搭載していて、 NVIDIAの新生代であるRTX 2000Adaの能力を最大限に生かしたモデルです。 CPU、メモリ、ストレージはカスタイマイズ可能で 予算にあわせてスペックを変えられます。
特に中規模設計に向いているコストパフォーマンスが高いパソコンで、 「どれにしようか迷ったらコレ!」 として推薦するパソコンです。
【Dell】New Precision 3460 スモール フォーム ファクター プラチナモデル(大容量メモリー・SSD・グラフィックカード搭載)
設計目安 | - |
---|---|
CPU |
|
メモリ |
|
GPU |
|
SSD |
|
価格 |
18万円強~ |
認定ハードウェア
- AutoCAD
- Fusion360
- SolidWorks
- CATIA 3Dエクスペリエンス
- Creo
DELLの3DCAD向けワークステーションです。 多彩なカスタマイズができるパソコンです。 中小規模設計から大規模設計までできるパソコンを構成することができます。
DELLを選ぶメリットは、 動作確認済みの3DCADソフトが多いことです。
特に法人や個人事業主には 3DCADを使ううえでPrecisionシリーズは圧倒的な人気を誇っています。 サポートが充実していて、24時間365日対応はメリットが大きいです。
SENSE-M37M-144F-NBX [Windows 11 Home]
設計目安 | |
---|---|
CPU |
|
メモリ |
|
グラフィックス |
|
SSD |
|
価格 |
16万円強~ |
パソコン工房の3DCAD向けクリエイターパソコンです。 第14世代Corei5を搭載した価格の安さが特長のパソコンです。 主に小規模設計から中規模設計に適しています。
とにかくコストを抑えたい方におすすめのパソコンです。
3DCADおすすめノートパソコン
【Dell】Precision 5690 ワークステーション awm5690
設計目安 | - |
---|---|
CPU |
|
メモリ |
|
GPU |
|
SSD |
|
価格 |
44万円強~ |
認定ハードウェア
- AutoCAD
- Fusion360
DELLのCore Ultra搭載人気ワークステーション「Precision5690」です。 小規模から大規模設計まで、 すべての設計に合わせたスペックを選択できます。
CPU、メモリ、SSDの選択肢が多いのもDELLのメリットで、 最新のCore UltraシリーズもUltra 5、7、9とすべて選択可能です。
グラフィックスも安価だけど 多くの3DCADで認定ハードウェアに指定されているインテルArcProが選べます。 他にもNVIDIA RTX Adaシリーズも選べます。
画面解像度も1920x1200と作業効率が上がるスペックなのも特長です。 保守サービスも3年付いてきます。製品保証は1年です。
スペック、価格、保守サービスとコストパフォーマンスに優れた 多機能ワークステーションで、 「3DCADでは、これを選んでおけば間違いない」の商品です。
また、DELLは購入するとDell Rewardsというポイントがあり、 購入金額の3%がポイントとして返ってきます。
設計目安 | |
---|---|
CPU |
|
メモリ |
|
GPU |
|
SSD |
|
価格 |
27万円強~ |
認定ハードウェア
- AutoCAD
- Fusion360
- SolidWorks
- CATIA 3Dエクスペリエンス
HPの人気モバイルワークステーションZBook Fireflyです。 最新のCore Ultraシリーズを搭載した 小規模から中規模設計に向いているパソコンです。
3DCADでは不動の人気であるZBookシリーズのエントリーモデルです。 「迷ったらコレ!」と自信を持って言える 失敗しない3DCAD向けノートパソコンです。
また、 「【期間限定】象徴的な赤、歴史的な青。キャンペーンモデル」 の商品は、 2024年10月31日までセール中です。 以下のリンクから上記商品を選ぶことで「8%の割引」 が適用されます。
【広告】【提供:株式会社日本HP】
ただ、製品の在庫状況により、 予告なくクーポンが終了する可能性もあるので注意してください。
【Dell】Precision 3581 ワークステーション awm3581_vp
設計目安 | - |
---|---|
CPU |
|
メモリ |
|
GPU |
|
SSD |
|
価格 |
21万円強~ |
認定ハードウェア
- AutoCAD
- Fusion360
- SolidWorks
- CATIA 3Dエクスペリエンス
DELLの3DCAD向けモバイルワークステーションです。 小規模から中規模設計に向いています。 機械系3DCADで定番のPrecisionはコスパに優れたノートパソコンです。
CPU、メモリ、SSDの選択肢が多いのもDELLのメリットで、 予算に合わせた構成にカスタマイズできます。
画面解像度が1920x1080フルHDですが、 価格が安くて、多くの3DCADの動作確認済み認定ハードウェアに選ばれているのが特長です。
また、DELLは購入するとDell Rewardsというポイントがあり、 購入金額の3%がポイントとして返ってきます。
設計目安 | - |
---|---|
CPU |
|
メモリ |
|
GPU |
|
SSD |
|
価格 |
34万円強~ |
- AutoCAD
- Fusion360
- SolidWorks
- CATIA 3Dエクスペリエンス
Lenovoの3DCAD向けモバイルワークステーションです。 中規模設計に向いています。 人気のP16シリーズパソコンです。
新しい技術のインテルCore Ultraシリーズが搭載されていて、 コスパが良い人気のノートパソコンです。
大規模設計やレンダリングにおすすめパソコン
設計目安 | - |
---|---|
CPU |
|
メモリ |
|
GPU |
|
SSD |
|
価格 |
57万円弱~ |
マウスのクリエイターパソコンです。 大規模設計までできるハイエンドのスペックを持ち合わせパソコンです。
第14世代のCPUとRTX 4000Adaが搭載されてこの価格で、 コストパフォーマンスが高いパソコンです。 高速レンダリングに向いています。
設計目安 | - |
---|---|
CPU |
|
メモリ |
|
GPU |
|
SSD |
|
価格 |
65万円弱~ |
認定ハードウェア
- SolidWorks
- CATIA 3Dエクスペリエンス
- Revit
HPの3DCAD向けワークステーションです。 中規模設計~大規模に向いています。 3DCADや3DCGの法人向けワークステーションで 圧倒的な実績を誇るZシリーズのミドルエンドパソコンです。
Zシリーズは多くの3Dソフトと連携している実績があるので、 企業や個人事業主に人気のモデルです。
設計目安 | - |
---|---|
CPU |
|
メモリ |
|
GPU |
|
SSD |
|
価格 |
74万円弱~ |
PC工房の3DCAD向けクリエイターパソコンです。 大規模設計に最適なRTX A5500の大容量GPUメモリが採用されています。 第14世代のCPUとの相性も抜群で高速レンダリングに向いています。
A5500を搭載して、この低価格を実現できるのは PC工房ならではの企業努力です。
3DCADおすすめMac
MacBook Pro 14.2インチ Apple M3 Pro
「メモリ18GB、Apple M3 Proチップ、SSD 512GB、14インチ」の 11コアCPU、14コアGPUモデルです。
持ち歩きもできる14インチモニターの小型ノートタイプです。
MacBook Pro 16.2インチ Apple M3 Pro
「メモリ36GB、Apple M3 Proチップ、SSD 512GB、16インチ」の 12コアCPU、18コアGPUモデルです。
M3 Pro搭載の高性能MacBookProです。 画面サイズの大きな16インチモニターのノートタイプです。
パソコンメーカーの特長
ここで紹介しているおすすめのパソコンは、 3DCAD設計で推奨のグラフィックボードが組み込まれています。 これらグラフィックボードを採用したパソコンは、 エンジニア向けなので作っているメーカーも限られてきます。
そのメーカーも「得意分野」があります。 じつはパソコンはどこのメーカーも同じというわけではありません。
例えば、 低価格を売りにしているメーカーや サポートを売りにしているメーカー、 CADとの連携で実績のあるメーカーなど それぞれ特長があります。
そこで、 ここからは「おすすめのパソコンメーカーの特長」を 解説していきます。
mouse
価格重視の方におすすめのパソコンメーカーです。
mouseの3DCAD向けパソコンは、 低価格でスペックの高いパソコンが特長です。 コストパフォーマンスを求める人によく選ばれています。
低価格を実現できているのは、 国内受注生産による製造の仕組があり、 無駄なコストを極限まで削減しているためです。
サポート面については 基本は一年保証ですが、追加料金を払うことで3年、4年、5年と延長保証ができます。 サービス名は「安心パックサービス」という商品です。 「安心パックサービス」を購入することでサポートも手厚くすることができます。
また、 mouseは「3DCAD向けパソコンの特設ページ」も作っています。 あなたが行うCAD設計の規模に応じたスペックの目安が載っており、 パソコン選びの助けになります。
例えば、建築系のCADで建物の内装を3Dで表現したい場合、 どのようなCPU、グラフィックボード、メモリが必要なのか の具体例を挙げながら説明しています。
また、初心者向けに3DCADに適しているグラフィックボードの説明もあります。 NVIDIA TシリーズとRTXシリーズでは どのような作業が向いているのかといった内容も書かれています。
パソコン知識に不安がある方にも 比較的わかりやすい内容になっているので パソコン選びの際にとても参考になります。
少し気になる点は、 3DCAD向けグラフィックボードを搭載しているパソコンの種類が少ないことです。
他のメーカーと比べると、 デスクトップ、ノートパソコンともに NVIDIA RTXシリーズ、Tシリーズを搭載しているパソコン商品が少ないです。
とはいえ、 小規模設計から中規模設計以上に適したパソコンのラインナップはありますし、 さらにメモリやCPUはカスタマイズができるので、 そこまでデメリットではありません。
HP
HPは3DCADに適したワークステーションの「販売実績」と 「サポート重視」の方におすすめのパソコンメーカーです。
HPの3DCAD向けパソコンは ワークステーションである ZシリーズとZBookシリーズになります。
このHPのワークステーションは 15年以上連続で国内ワークステーション実績トップです。 この販売実績はブランド力だけではなく、手厚いサポートもついているからです。
HPのワークステーションは3年のパーツ保証がついているので、 故意ではない故障の場合は無償で交換してくれるのが強みです。
例えば、マザーボードの故障やグラフィックボードが故障した場合でも 3年以内であれば無償交換してもらえます。
一般的な国内メーカーだと 1年保証ですが、HPのワークステーションは3年間の無償保証が標準で付いてくるので 特に企業や個人事業主に人気があります。
3DCADを使うパソコンは仕事道具なので、 ランニングコストが低い方が圧倒的にお得と考える方がHPをよく選びます。
また、HPは「3DCAD向けの特設ページ」もあり、 3DCADパソコンにも力を入れています。
主要なAutodesk、ダッソー、PTC、SIEMENSといった 3DCADメーカーと連携していることや スペックを選ぶポイントなども解説しています。
少し気になる点は、 ミドルエンド以上のワークステーションが多いため 価格が高くなりがちなことです。
ワークステーションなので基本スペックが高く、 小規模設計向けのパソコンが選びにくいことがデメリットです。
ただ、CPU、メモリ、グラフィックボードはカスタマイズができ、 かなりの選択肢があることと、 頻繁にセールを実施するので予算内に収められることが多いです。
DELL
DELLの3DCAD向けパソコンは、 「CATIA 3Dエクスペリエンス」「PTC Creo」「SolidWorks」 といった機械系CADでよく使われているパソコンメーカーです。
DELLのワークステーションPrecisionシリーズは 「CATIA 3Dエクスペリエンス」「PTC Creo」「SolidWorks」に実績が多く、 認定ワークステーションにも多くのパソコンが選ばれています。
認定ワークステーションとは、 特定の3DCADソフトで動作保証済みのパソコンを指します。
また、DELLの公式サイトには、 CATIA、PTC、SolidWorksにおすすめのパソコン構成がまとめられています。
ワークステーションの構成どれが最適なの?そんな悩みを一発解決!!・DELL公式サイト
Precisionシリーズはカスタイマイズ性に優れていて、 他のメーカーと比べると、多くの選択肢があります。 例えば、メモリの容量は8GBから128GBまで選べるものもあり、 予算に合わせたパソコンを選ぶ安いメリットがあります。
少し気になる点は、 カスタイマイズ性が高いことからパソコンの知識がないと どれを選ぶべきか迷ってしまうことがあります。
DELLの3DCAD向けパソコンの選び方としては、 エントリーモデルのPrecision3000シリーズと ミドルエンド以上のPrecision5000、7000シリーズを軸に 選ぶのがおすすめです。
Lenovo
Lenovoは 「価格重視」の方におすすめのパソコンメーカーです。
中国メーカーならではの価格の安さが売りで、 mouseやパソコン工房といった国内メーカーと並ぶくらい価格が安いです。
セールも頻繁に行っています。 ほぼ毎月セールを行っているので 10%~20%割引で購入できることが多いです。
また、Lenovoは「パソコンの丈夫さ」でも定評があります。
Lenovoの3DCAD向けパソコン としてThinkStationシリーズとThinkPadシリーズがありますが、 これらは厳しい耐荷重テストをクリアしているため 壊れにくいという特長があります。
また、 価格の安さもありますが、 ブランド力もある老舗のパソコンメーカーでもあります。 ThinkStation、ThinkPadは根強い人気で 昔から愛用している人がそのまま更新して使い続けていることも多いです。
少し気になる点は、 デスクトップ型のThinkStationは種類が少ないことです。 あなたの設計規模にあったスペックを選びにくいこともあります。
ただ、ノートパソコン型の モバイルワークステーションであるThinkPad Pシリーズは 種類も豊富で低価格なので ノートパソコンを探している方にはおすすめです。
パソコン工房
パソコン工房は「コストパフォーマンス重視」の方に おすすめのパソコンメーカーです。
パソコン工房が得意とするパソコンに 「クリエイターパソコン」「ゲーミングPC」がありますが、 これらはスペックが高めなのに比較的価格が安い特長があります。
他のパソコンメーカーと比べると 同じスペックでも1~2割くらい安い場合があります。 特にミドルエンドの価格帯のパソコンが安く、 コストパフォーマンスを求めるならパソコン工房がおすすめです。
また、3DCAD向けのパソコンの特設ページもあります。 建築CAD、機械系CAD、ビジュアライゼーションレンダリング といったように職種別にパソコンを提案してくれているのが特長です。
少し気になる点は、 機種が多くてパソコン知識がないとパソコン選びに苦労することです。
パソコン工房の公式ホームページも 玄人向けの作りになっているため パソコン知識がないと迷ってしまいます。
ただ、パソコンの種類が多い分 細かな要求に対応できるため あなたの欲しいスペックのパソコンが見つかる可能性がかなり高くなります。
Macを選ぶときの注意点
Macを選びときの注意点は、 「macOSに対応しているか」と 「AppleのMシリーズに対応しているか」です。
まずは「macOSに対応しているか」ですが、 3DCADソフトでmacOSに対応しているものは少ないです。
BootCampを使ってMacでWindowsを起動しながら 3DCADを使うような使用方法は あまりおすすめできません。
なぜならパソコンのパフォーマンスが落ちるためです。
BootCampはソフトウェア上でWindowsを仮想的に起動しているので 二重にソフトを起動させて動かしています。 つまり、Macのハードウェアから直接起動しているわけではないので パフォーマンスが落ちるわけです。
それであればWindowsパソコンのほうが圧倒的に 速く動くのでWindowsパソコンを検討するのがおすすめです。
ちなみに Mac対応している主要な人気CAD だと 下のソフトウェアです。
- AutoCAD
- Fusion360
- Vectorworks
- ArchiCAD
もうひとつは 「Mシリーズに対応しているか」です。
Mac対応している3DCADでも 新しいMシリーズに正式対応していないソフトもあります。
例えば、 昔のバージョンのAutoCADやFusion360では、 新しいMシリーズが出たばかりのときは Rosetta2というソフトを使わなければ正常に動かせませんでした。
こちらもBootCampと似たようなもので、 仮想的に古いバージョンのmacOSを動かしたうえで 3DCADを起動しています。 そのため、パフォーマンスが落ちるわけです。
こういう理由から、 Mac購入前にはしっかり確認しておく必要があります。
ちなみに、 各3DCADの動作環境は メーカーの公式ページから確認できます。
Autodesk Fusion 360 の動作環境・Autodesk公式サイト
3DCADパソコンを選ぶコツ
3DCADソフトウェアは、 複雑な設計で扱う部品数が多くなるほど 高いスペックのパソコンが必要になります。
特に仕事で3DCADを使う場合は設計が複雑になることも多くなります。 パーツ数が多くなり、階層構造が複雑になり、 より精密に表現するためにメッシュ数を増やすことも多々あります。
設計が複雑になることで使用するメモリも増えてきます。 そして、3D画面での表示するときも高精度なグラフィックボードの性能が必須になります。 もちろん、CPUスピードもあわせて高速にする必要があります。
しかし、上を見ればキリがありません。 まずパソコンを選ぶ前に「自分の設計作業は、どの程度のボリュームになるのか」を 把握することが大切です。
複雑な設計が必要ならば、かなりハイエンドのワークステーションが必須です。 中規模程度の設計作業であればミドルエンドのワークステーションでも問題ありません。 どの程度の設計をするのかを把握して、パソコンを選ぶことが失敗しないコツです。
また、3DCADソフトウェアによってグラフィックボードの種類を 認定している場合もあります。 認定グラフィックスとは「動作テスト済みですというお墨付き」のことです。
例えばAutoCADやRevitといった高機能3DCADソフトでは、 NVIDIA RTXシリーズを推奨しています。
認定グラフィックスとして、 Autodeskが「NVIDIAのこのシリーズならば動作保証します」という サポートをしているわけです。
この認定グラフィックスがある3DCADソフトウェアに関しては、 認定しているグラフィックボードが付いているパソコンを選ぶことをおすすめします。 仕事で使うパソコンの場合は特におすすめです。
逆に、 FreeCADのような認定グラフィックスの指定がないソフトウェアであれば、 GeForceなどのコストパフォーマンスに優れたパソコンがおすすめです。
安価に高性能なグラフィックスが付いているパソコンとして、 ゲーミングパソコンがあります。 ゲーミングはメモリもCPUも高性能なので、 かなりコスパが良いのでおすすめです。