失敗しない!DRA-CADパソコンの選び方
「DRA-CAD用のパソコンはどんなスペックのパソコンが必要なのか?」
ここでは、DRA-CAD用にパソコンを検討している方に向けて DRA-CADが快適に動く「パソコンのスペックの目安」と 「パソコンを選ぶときのポイント」を解説しています。
目次
DRA-CADを使うパソコンの推奨スペック
DRA-CAD用のパソコンを選ぶには、 まずDRA-CAD開発元の建築ポビット公式サイトに載っている DRA-CADの推奨スペックを確認しておきます。
DRA-CADの公式サイトに載っているスペックは、 メモリやSSDが記載されていません。
私の経験をもとにして、DRA-CADの機能を考慮しながら 「おすすめのスペック」を提案するとこんな感じになります。
2DCAD・データ変換をメインに使う場合
CPU | Corei5 |
---|---|
メモリ | 8GB |
グラフィックス | CPU内臓グラフィックス |
3DCAD・3Dモデリングをメインに使う場合
CPU | Corei7 |
---|---|
メモリ | 16GB |
グラフィックス | NVIDIA Quadro、Tシリーズ、AMD RadeonPro(4GB GPU) |
DRA-CADの使い方によって、 推奨のおすすめスペックを大きく二つにわけました。
このスペックを選んだ理由は、 DRA-CADと同じような機能を持つJw_cadやAutoCADの推奨スペックをもとにしています。
例えば、2DCADで図面を作成するはハイスペックなパソコンは必要ありません。 Jw_cadが快適に動くパソコンスペックです。
3DCADで3Dモデリングやレンダリングまでしたい場合は、 AutoCADでも高速なCPUとグラフィックスが必要になります。
こういう理由から私の経験を考慮すると、 建築系のCADはこの二つのパターンのスペックがおすすめです。
DRA-CAD向けのパソコンを選ぶ3つのポイント
DRA-CAD向きのパソコンを選ぶポイントとして、 この3つがあります。
- CPUは中程度の性能より上を選ぶ
- 2DCADなら10万円前後パソコンを選ぶ
- 3DCADなら20万円前後パソコンを選ぶ
パソコン選びで失敗しないための重要なポイントが この3つになります。
CPUは中程度の性能より上を選ぶ
まずは、ポイントの1つ目としては 「中程度以上の性能を持ったCPUを選ぶ」です。
インテルだとCorei5以上、AMDだとRyzen5以上の CPUを選ぶことをおすすめします。
理由はソフトウェアの快適度は、 CPU性能にかなり依存するからです。
2DCADをメインに使うとしても、 CPUが低価格帯のパソコンに付いている性能だと 少し重たくて遅い感覚になることが多いのです。
例えば、ビジネス向けのモバイルパソコンは、 価格を抑えるために高速ではないけど省エネ性能がいいCPUが付いています。 具体的には「Coire3」や「Celeron」といったCPUです。
これらCPUは高速に動かす処理は得意ではないのです。 他のCADソフトでも中程度以上の性能が求められることがほとんどなので、 DRA-CADでも同じことが言えるわけです。
あとで後悔しないためにも、CPUは妥協しないでしっかりと良い物を 選ぶことをおすすめします。
2DCADなら10万円前後パソコンを選ぶ
平面で設計図を作ることをメインに考えている場合は、 10万円前後で購入できるパソコンスペックで十分です。
上で示した「2DCADメインで使う場合のスペック」が だいたい10万円前後で購入できるパソコンになっています。
これより安いパソコンだと、 CPUがCorei3などの小程度の性能になってしまうので、 少し役不足になる可能性があるわけですね。
しっかりと「おすすめスペックを満たしている10万円前後のパソコン」を 選んでください。
3DCADなら20万円前後パソコンを選ぶ
DRA-CADの3D機能を活用したいという方には、 20万円前後で購入できるワークステーションパソコンが適切です。
レンダリングや3Dモデリングには、 高性能なCPUと高性能なグラフィックスが必須になるためです。 これが得意なパソコンがワークステーションになります。
レンダリングで3Dのキレイな画像を なるべく速く出力するためには高性能なCPUが必須になります。
また、3Dモデリングは 3D画面と立面図、断面図を相互に見ながら作業することが多いです。 この3Dと2D画面をスムーズに描画してくれるのが専用のグラフィックスなのです。
NVIDIAやAMDのグラフィックスがついていることで、 3D画面の描画がかなり快適になるわけです。
DRA-CADの3D機能をバリバリ使いたい! という方には20万円前後のワークステーションがおすすめです。
DRA-CADおすすめのパソコンは?
DRA-CADのおすすめスペックを満たしている パソコンについては、別のページで紹介しています。
2DCADをメインにする場合のおすすめパソコンと、 3DCADをメインにする場合のおすすめパソコンの 二パターンあります。
DRA-CAD用のパソコンをお探しの方は、 そちらもあわせて参考にしていただければ嬉しいです。
まとめ
「DRA-CADの推奨スペックとパソコンの選び方」 についてのまとめです。
DRA-CADのおすすめ推奨スペックは、 2DCADをメインに使い場合と3DCADをメインに使う場合で違う。
2DCADメインの場合と3DCADメインの場合ともに、 CPUは中程度以上の性能が必要。 省エネ性能が高くて処理速度が低めのCPUは選ばない。
2DCADメインならば、10万円前後で購入できるパソコンスペックが適切。
3DCADメインならば、20万円前後ので購入できるワークステーションパソコンが適切。
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