大学生に伝えたい!失敗しないAutoCADパソコンの選び方

「大学で使うパソコン」を選ぶときのポイントを紹介

アカデミック

こんなことが知りたい

「大学でAutoCADを使うけど、どんなスペックのパソコンを買えばいい?」

「パソコン選びで気を付けることはなに?」

ここでは、「大学で使うAutoCADが動くパソコン」を検討している方に向けて、 「パソコン選びで気を付けること」と「どんなスペックのパソコンを選ぶべきか」 について解説します。

大学の授業でAutoCADを使った実習がカリキュラムに組まれているところが多くなっています。

パソコン選びに失敗すると、大学在学中にパソコンを買い替える可能性もあります。 ここでは「大学4年間ずっと使い続けることができるパソコンを選ぶポイント」 について解説していきます。

この記事を書いた人

自分
さくら

  • 3DCADサポートエンジニア
  • サポート歴7年
  • Autodeskとダッソー製品のカスタマーサポートに従事

目次

AutoCADパソコンを選ぶときの3つのポイント

AutoCADは、 教育機関向けに在学中であれば無償で使えるライセンスがあります。

そのため、大学の授業にAutoCADを取り入れる大学が増えています。 そのため、学生が自分でAutoCAD用のパソコンを準備する必要があるわけです。

そこで困ることが、 「AutoCADが動くパソコンってどんなスペックのパソコンを準備すればいいのかわからない」 ことです。

私も3DCADソフトサポートの仕事をしていて「パソコンを選ぶときのポイントは何?」とよく聞かれます。 そんなときにいつも答えるのは、この3つのことです。

パソコン選びのポイント

  • Corei5以上のCPUを選ぶ
  • 16GB以上のメモリがおすすめ
  • 4GB以上のGPUメモリがあるNVIDIA、AMDグラフィックスを選ぶ

この3つのポイントをおさえてパソコンを購入することで、 大学4年間でパソコンを買い替えずに使い続けることができると感じています。

さて、この3つのポイントを考慮しないとどんなことがあるか、というと 「スペック不足になり動作が極端に遅くなる」というリスクがあります。

例えば、大学の課題に取り組んでいるときに急にパソコンが遅くなり、 作業効率が落ちて課題を終わらせるのに時間がかかる、 という可能性があるわけですね。

だから、この3つのポイントで挙げた パソコンのスペックを重視する必要があるのです。

Corei5以上のCPUを選ぶ

大学の授業やゼミで出される課題は、 そこまで大きな設計ではありません。

しかし、AutoCADの基礎である「2D設計図作成」「3Dモデリング」「レンダリング」 までを作業することが多いです。 これにはCPUが中程度以上の性能が必要になってきます。

つまり、Core i5以上のCPUがないとスペック不足になる可能性があるということです。

Core i7やXeonといった性能の高いCPUを選ぶのもいいですが、 価格が一気に上がります。 予算が限られている場合は、 価格と性能のバランスを見てCore i5がおすすめです。

16GB以上のメモリがおすすめ

一般の授業では、メモリを16GB使うような 中規模以上の設計はほとんどないと思います。

おおよそ、8GB程度のメモリがあれば十分でしょう。

では、なぜ16GBメモリがおすすめなのか? その理由は、 「卒業論文のための制作で中規模以上の設計になることがあるため」と 「研究室のゼミで扱うデータが大きなデータの場合があるため」 です。

例えば、卒業制作で、研究室が時間をかけて設計した中規模以上のデータを使うことになった場合、 そのデータを編集できるだけのパソコンスペックが必要になります。

そうなった場合に、8GBだとメモリのスペックが足りなくなってしまう可能性があります。 急激に動作が遅くなってしまったり、フリーズしてしまうこともありえます。

そうならないためにも、 16GBメモリがおすすめなのです。

4GB以上のGPUメモリがあるNVIDIA、AMDグラフィックスを選ぶ

大学で使うパソコン選びのポイントで最も重要と言っていいのが、 「グラフィックス選び」です。

「4GB以上のGPUメモリがあるNVIDIAかAMD製のグラフィックスがついたパソコン」 を選んでください。

なぜNVIDIA、AMDの4GB以上のGPUメモリが必須なのか? その理由は、 「AutoCADの3Dモデリングやレンダリングで必要になるため」 です。

AutoCADを使った教育カリキュラムでは、 3Dモデリングや設計したモデルの完成予想図を画像にするレンダリングの スキル習得が含まれていることが多いです。

この機能は、グラフィック性能が高いパソコンが必須になります。 スペックが足りないと、動作が遅かったり、最悪の場合動かないこともあります。

そうならないためにも、 必ず4GB以上のGPUメモリがあるNVIDIAかAMD製のグラフィックスがついたパソコンを選んでください。

ちなみに、グラフィックスには 「インテルUHDグラフィックス」や「インテルIris Xeグラフィックス」 という種類もあります。 別名で、内臓グラフィックスと呼ばれているものです。

価格が安い分、NVIDIAやAMDグラフィックスと比べて性能が落ちます。 そのため、 内蔵グラフィックスは3Dモデリングやレンダリング機能を使う時に スペック不足になる可能性があるのです。

また、内臓グラフィックスのパソコンでも、 価格が高いパソコンがあります。

しかし、価格が高いからと言ってハイスペックなわけではなく、 AutoCADには向いていないのです。

例えば、ビジネスでよく選ばれる薄型で省電力のパソコンは、 内臓グラフィックスですが価格が20万円程度するものもあります。

これは、薄型で省電力だから高いのであって、 3Dの表示能力や処理速度が優れているというわけではないのです。

家電量販店中ではこのタイプのパソコンが多く販売されているので、 しっかりチェックしてください。

NVIDIAグラフィックスはQuadroとGeForceどちらを選ぶ?

NVIDIAグラフィックス

NVIDIAの専用グラフィックスについてですが、 ゲーム特化型のGeForceと3DCAD特化型のQuadroという種類があります。

一般的に仕事で使うAutoCAD用のパソコンとしては、 Quadroを選ぶことが多いです。

その理由は「動作保証されているため」です。

Autodeskでは「このグラフィックスであれば正常に動作しますよ」という ハードウェア保証をしているのです。

ちなみに、Autodesk公式サイトでどの種類のグラフィックスが サポートされているかを検索することができます。

認定グラフィックス ハードウェア・Autodesk公式サイト

安心を買うという意味では、 ここに載っているグラフィックスが入ったパソコンを買うことがいいでしょう。

しかし、Quadroのグラフィックスは高価です。 いっぽうでGeForceは一般消費者向けなので低価格なのです。

GeForceは認定ハードウェアではないけど、 AutoCADの動作スペックを満たしているので ほぼ問題なく動作するわけですね。

問題は、もし不具合があったときに対処が難しいことです。 GeForceは設定できる箇所が少ないので、 ソフトウェアのドライバーの更新を待つ以外方法がありません。

Quadroのグラフィックスは3Dの設定項目がいくつかあり、 試行錯誤してトラブルシュートできる可能性があるのです。 つまり、GeForceとQuadroの差は、このサポートや設定項目の差があるということです。

この保証があるかないかの差なので、 GeForceにするかQuadroにするかは予算とあなたの価値観で決めれば問題ない と感じています。

ちなみに私の職場でのパソコンは、 GeForceもQuadroも両方ありますが、 どちらもしっかり動いていますよ。

Macパソコンを買う時の注意点

AutoCADはmac OSにも対応しているので、 Macパソコンを選ぶ方も少なくないでしょう。

特に建築系の学生は、 大学推奨のパソコンがMacだったりすることもあるくらいです。

さて、「Macパソコンはどれを選べばいいか?」ですが、 私個人的には「MacBook Pro 一択」ではないかと思います。

MacBook Airは簡単な動画編集やプログラミングなんかにはいいですが、 3DCADにはおすすめできません。理由はスペックが低いためです。

MacBook Proも「M1 Proチップ」か「M1 Maxチップ」を推奨します。 ここは絶対に妥協しないでいきましょう。

AutoCADにおすすめのパソコンは?

ここまで読んでいただきありがとうございます。 さて、このサイトでは3DCADに最適なパソコンも紹介しています。

そのなかでも 大学生向けに3DCAD用のおすすめパソコンも紹介しています。 よかったらあわせて検討してみてください。

大学生におすすめ!3DCAD向けノートパソコン5選

まとめ

「大学生に伝えたい!失敗しないAutoCADパソコンの選び方」の まとめです。

AutoCADパソコンのスペックの目安は、 「Corei5以上のCPU」「16GB以上のメモリ」「4GB以上のGPU 専用グラフィックス」。

特に専用グラフィックスは重要。 内臓グラフィックスは選ばずに NVIDIAまたはAMDの4GB以上のGPUがついているグラフィックスを選ぶ。

Quadroは動作保証がついているので不具合リスクが低い。 GeForceは保証はないが、スペックを満たしていればほぼ問題なく動く。

Macパソコンを検討しているならば、 「MacBook Pro」を選ぶ。

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