AutoCAD推奨スペックの解説とおすすめパソコンを紹介
こんなことが知りたい
AutoCADの推奨スペックは?
AutoCADのおすすめパソコンが知りたい!
更新日:
ここではAutoCAD向けのパソコンを検討している方に向けて 「AutoCADの推奨スペック」と 「おすすめパソコン」 について解説しています。
「推奨スペックで重要なのはどのパーツ?」 「グラフィックス選びの注意点は?」 「ノートパソコン選びのポイントは?」 と、AutoCAD向けパソコン選びで気になることを ピックアップして、初心者でもわかるように できるだけ丁寧に解説しています。
私自身の3DCADサポート経験を踏まえ、 快適なパソコン選びのコツを載せています。
あなたのパソコン選びの お手伝いができれば幸いです。
目次
AutoCADの推奨スペック
AutoCADの推奨動作環境は、 AutoCAD開発元のAutodesk公式サイトに掲載されています。
AutoCADには、メーカーが推奨する「推奨スペック」と 必要最低限必要な「最小スペック」があります。 各スペックは以下の通りです。
推奨スペック
CPU |
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メモリ |
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グラフィックス |
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ディスプレイ解像度 |
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ストレージ |
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最小スペック
CPU |
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メモリ |
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グラフィックス |
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ディスプレイ解像度 |
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このスペック表は、 AutoCADの開発元であるAutodesk公式サイトの情報をもとに 転記しています。
AutoCADは「2D機能をメインに使う場合」と 「3D機能も使う場合」で、 多少、おすすめするスペックが変わってきます。
また、3D機能でも小規模と中規模以上の設計で 多少おすすめできるスペックが違ってきます。
それらを考慮して、 私の3DCADサポート経験を踏まえて、 CPU、グラフィックボードをもっと具体的にすると、 以下のスペックをおすすめとして提案できます。
中規模以上の3D設計におすすめスペック
CPU |
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メモリ |
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グラフィックス |
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小規模の3D設計におすすめスペック
CPU |
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メモリ |
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グラフィックス |
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2D機能メインのおすすめスペック
CPU |
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メモリ |
|
グラフィックス |
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さて、3D設計の規模の目安についてですが、 例えば、以下のような図のような3Dモデリングを指します。
戸建て住宅は、小規模設計にあたり、 マンションのような集合住宅は中規模設計になるでしょう。 病院や商業施設などは大規模設計にあたります。
2D機能メインのおすすめスペックについては、 ある程度の3D設計もできるでしょう。 例えば、下の図のような2D画面とともに、 3D表示でもそれなりに動くでしょう。
もちろん、 投資できる予算があれば「小規模の3Dにおすすめのスペック以上」 がおすすめです。
AutoCADがバージョンアップしていき、 要求されるパソコンのスペックが上がったとしても このスペックであれば、十分に快適に動くからです。
Macの推奨スペック
AutoCADは Mac対応の3DCADソフト です。
Macの推奨スペックは次の表のとおりです。
Mac推奨スペック
CPU |
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メモリ |
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グラフィックス |
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Windowsとは違い、 比較的少ないメモリが推奨スペックになっています。
具体的な機種としては、 MacBookAirでも十分なスペックです。
私の経験的には、 中小規模以上の設計では、 メモリが8GBだと少し心もとない気がするので 16GBあるとかなり余裕が持てるスペックになると感じています。
AutoCADパソコンの選び方
AutoCADのパソコンを選ぶときに注目したいポイントは、 つぎの3つになります。
- 認定グラフィックスを選ぶ
- グラフィックスよりCPUスペックを重視
- ツールセットに合わせたメモリを選ぶ
AutoCADには、 認定グラフィックスという動作確認済みグラフィックスがあります。 その認定グラフィックスが付いている パソコンを選ぶのがおすすめです。
AutoCADでは、 グラフィックスよりもCPUスペックを高くしたほうが 快適性が高くなる傾向にあります。
AutoCADには有料オプションでツールセットを購入することができます。 そのツールセットによって 要求されるメモリのスペックが違います。
この3つのポイントについて、 もう少し詳しく説明していきます。
認定グラフィックスを選ぶ
AutoCAD向けパソコンを選ぶポイントの 1つ目は「認定グラフィックスを選ぶ」です。
AutoCAD用のパソコンでは、 NVIDIAもしくはAMDの「認定グラフィックス」 を選ぶことがおすすめです。
認定グラフィックスとは、 「AutoCADの動作確認が取れています」という 動作保証をしているハードウェアのことを言います。
さて、なぜ、認定グラフィックスがおすすめなのか? その理由は 「不具合のリスクを減らすことができるため」です。 つまり、 不具合のトラブルシュートに時間を費やさなくて済みます。
例えば、新しいパソコンで AutoCADが正常に動かなかった場合、 まずトラブルシュートをすることになります。 これは、本来の目的と違うことに時間を費やすことになるので 大きな損失になります。
仕事で締切期限が迫っているなかで、 トラブルシュートに時間を費やすのは 良い仕事もできなくなりますし、 残業で余計な経費も増えるでしょう。
学校の課題でAutoCADを使う必要があるとき、 トラブルシュートで課題提出に間に合わないかもしれません。
そういうリスクを極力減らすことができるので、 認定グラフィックスが付いている パソコンをおすすめしています。
具体的な認定グラフィックスについてですが、 Autodeskの公式サイトから確認することができます。
グラフィックスよりCPUスペックを重視
AutoCAD向けパソコンを選ぶポイントの2つ目は 「グラフィックスよりもCPUスペックを重視する」です。
AutoCAD向けのパソコンのスペックでは、 高性能なグラフィックスよりも 高性能なCPUを選ぶのがおすすめです。 具体的には、できるだけクロック数の高いCPUを選ぶのがいいでしょう。
なぜグラフィックス性能よりもCPU性能を重視したほうがいいのか? その理由は 「AutoCADは3Dグラフィックス表示よりも CPUで処理する機能を使う割合が多いため」 です。
例えば、AutoCADの機能で 「複数図面の重ね合わせ」や「一括実行処理ができるスクリプト」 があります。 図面の重ね合わせは数が増えると動作が遅くなりがちですが、 CPUを高くすることで快適性が増します。
また、 一括実行処理も「実行するタスクの数」が多いと時間がかかりますが、 CPUが高性能だと時間短縮になります。
AutoCADでは、 グラフィックスは主に「3D表示」や「線や文字を滑らかする表示」 そしてリアルな3D画像を作るための「レンダリング」で使われます。 その他の処理は、主にCPUで処理されます。
そのため、 CPUの性能が高いほど快適に感じやすいのです。 そういう理由から グラフィックスよりもCPU性能を重視するのがおすすめです。
ただ、あなたがもし、3D機能を多く使うならば 一定以上のスペックのグラフィックスが必要です。
例えば、CPU内蔵のグラフィックスだと 3D表示が遅くなる可能性もあります。 具体的にはインテルUHDやインテルIrisXeなどのグラフィックスです。 AutoCAD向けパソコンのスペックでは、 NVIDIAもしくはAMDの専用グラフィックスは必須だと考えてください。
ツールセットに合わせたメモリを選ぶ
AutoCAD向けパソコンを選ぶポイントの3つ目は 「ツールセットに合わせたメモリを選ぶ」です。
AutoCADには、 「ツールセット」という便利機能ツールを オプション料金を払うことで使うことができます。 このツールセットは、機械設計向けツール、 建築向けツール、プラント設計向けツールといったように いろいろな業界向けに分かれています。
ただ、 ツールセットごとにも推奨スペックがあり、 快適に使うためには、その推奨スペックを満たしている必要があります。
その推奨スペックのなかで 細かく分かれているのがメモリのスペックです。
例えば、 建築向けの「AutoCAD Architectureツールセット」では、 メモリの推奨スペックは16GBですが、 プラント設計向けの「AutoCAD Plant 3Dツールセット」の メモリ推奨スペックは32GBです。
このように、 ツールセットごとに要求されるメモリのスペックが 違う場合があるので あなたが使う予定のツールセットがあれば、 スペックを確認する必要があります。
ノートパソコンの選び方
AutoCAD向けのノートパソコンを選ぶときのコツとしては、 「モバイルワークステーション」 を選ぶのがおすすめです。
モバイルワークステーションのほとんどが、 NVIDIA RTXやNVIDIA T、もしくは AMD Radeon(Proグラフィックスドライバー対応) の認定グラフィックスが組み込まれているためです。
ただ、一部のパソコンメーカーでは、 モバイルワークステーションにゲーム向けグラフィックスのGeForceや CPU内蔵グラフィックスのIrisXeのみが 搭載しているものもあります。 グラフィックスの種類はしっかり確認してください。
ちなみに、 GeForceでもほとんどの場合、AutoCADは問題なく動きます。 しかし、GeForceはAutoCADで動作確認済みではないので、 極力不具合リスクを減らすという意味で 私個人的には認定グラフィックスである 「NVIDIA RTX」「NVIDIA T」「AMD Radeon(Proグラフィックスドライバー対応)」 をいつも提案しています。
ノートパソコン選びのコツでもうひとつ、 RyzenとRadeon(Proグラフィックスドライバー対応) のモバイルワークステーションを選ぶコツがあります。 それは、できるだけメモリを多くすることです。
Ryzenを搭載しているモバイルワークステーションの多くは APU内蔵グラフィックスです。 NVIDIAのようにグラフィックスは独立しておらず、 CPUとグラフィックスをひとつのチップで構成しています。
そのため、 GPUメモリの容量が少なく、 普通のメモリと共有して使っています。
メモリが少ないと動作が遅くなってしまう可能性があるので、 できれば16GB以上のメモリを選ぶことをおすすめします。
おすすめパソコン
私のCADサポート経験から 「いつもお客様に提案しているスペックのおすすめパソコン」を ピックアップしました。
「おすすめのデスクトップ」と「おすすめノートパソコン」に 分けて紹介しています。
小規模設計、中規模設計、大規模設計に向いているパソコンを それぞれ提案しています。
おすすめデスクトップ
設計目安 | - |
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CPU |
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メモリ |
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GPU |
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SSD |
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価格 |
40万円強~ |
マウスのクリエイターパソコンです。 小規模設計から大規模設計までできる カスタイマイズ性の高いパソコンです。
最新のインテル第14世代CPUを搭載していて、 NVIDIAの新生代であるRTX 2000Adaの能力を最大限に生かしたモデルです。 CPU、メモリ、ストレージはカスタイマイズ可能で 予算にあわせてスペックを変えられます。
特に中規模設計に向いているコストパフォーマンスが高いパソコンで、 「どれにしようか迷ったらコレ!」 として推薦するパソコンです。
【Dell】New Precision 3460 スモール フォーム ファクター プラチナモデル(大容量メモリー・SSD・グラフィックカード搭載)
設計目安 | - |
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CPU |
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メモリ |
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GPU |
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SSD |
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価格 |
18万円強~ |
認定ハードウェア
- AutoCAD
- Fusion360
- SolidWorks
- CATIA 3Dエクスペリエンス
- Creo
DELLの3DCAD向けワークステーションです。 多彩なカスタマイズができるパソコンです。 中小規模設計から大規模設計までできるパソコンを構成することができます。
DELLを選ぶメリットは、 動作確認済みの3DCADソフトが多いことです。
特に法人や個人事業主には 3DCADを使ううえでPrecisionシリーズは圧倒的な人気を誇っています。 サポートが充実していて、24時間365日対応はメリットが大きいです。
設計目安 | |
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CPU |
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メモリ |
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グラフィックス |
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SSD |
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価格 |
16万円強~ |
パソコン工房の3DCAD向けクリエイターパソコンです。 第14世代Corei5と、NVIDIA RTX A400を搭載した 「価格の安さが特長」のパソコンです。 主に小規模設計から中規模設計に適しています。
とにかくコストを抑えたい方におすすめのパソコンです。
3DCADおすすめノートパソコン
【Dell】Precision 5690 ワークステーション awm5690
設計目安 | - |
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CPU |
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メモリ |
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GPU |
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SSD |
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価格 |
44万円強~ |
認定ハードウェア
- AutoCAD
- Fusion360
DELLのCore Ultra搭載人気ワークステーション「Precision5690」です。 小規模から大規模設計まで、 すべての設計に合わせたスペックを選択できます。
CPU、メモリ、SSDの選択肢が多いのもDELLのメリットで、 最新のCore UltraシリーズもUltra 5、7、9とすべて選択可能です。
グラフィックスも安価だけど 多くの3DCADで認定ハードウェアに指定されているインテルArcProが選べます。 他にもNVIDIA RTX Adaシリーズも選べます。
画面解像度も1920x1200と作業効率が上がるスペックなのも特長です。 保守サービスも3年付いてきます。製品保証は1年です。
スペック、価格、保守サービスとコストパフォーマンスに優れた 多機能ワークステーションで、 「3DCADでは、これを選んでおけば間違いない」の商品です。
また、DELLは購入するとDell Rewardsというポイントがあり、 購入金額の3%がポイントとして返ってきます。
設計目安 | |
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CPU |
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メモリ |
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GPU |
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SSD |
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価格 |
27万円強~ |
認定ハードウェア
- AutoCAD
- Fusion360
- SolidWorks
- CATIA 3Dエクスペリエンス
HPの人気モバイルワークステーションZBook Fireflyです。 最新のCore Ultraシリーズを搭載した 小規模から中規模設計に向いているパソコンです。
3DCADでは不動の人気であるZBookシリーズのエントリーモデルです。 「迷ったらコレ!」と自信を持って言える 失敗しない3DCAD向けノートパソコンです。
また、 「【期間限定】象徴的な赤、歴史的な青。キャンペーンモデル」 の商品は、 2024年10月31日までセール中です。 以下のリンクから上記商品を選ぶことで「8%の割引」 が適用されます。
【広告】【提供:株式会社日本HP】
ただ、製品の在庫状況により、 予告なくクーポンが終了する可能性もあるので注意してください。
【Dell】Precision 3581 ワークステーション awm3581_vp
設計目安 | - |
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CPU |
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メモリ |
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GPU |
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SSD |
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価格 |
21万円強~ |
認定ハードウェア
- AutoCAD
- Fusion360
- SolidWorks
- CATIA 3Dエクスペリエンス
DELLの3DCAD向けモバイルワークステーションです。 小規模から中規模設計に向いています。 機械系3DCADで定番のPrecisionはコスパに優れたノートパソコンです。
CPU、メモリ、SSDの選択肢が多いのもDELLのメリットで、 予算に合わせた構成にカスタマイズできます。
画面解像度が1920x1080フルHDですが、 価格が安くて、多くの3DCADの動作確認済み認定ハードウェアに選ばれているのが特長です。
また、DELLは購入するとDell Rewardsというポイントがあり、 購入金額の3%がポイントとして返ってきます。
設計目安 | - |
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CPU |
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メモリ |
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GPU |
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SSD |
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価格 |
34万円強~ |
- AutoCAD
- Fusion360
- SolidWorks
- CATIA 3Dエクスペリエンス
Lenovoの3DCAD向けモバイルワークステーションです。 中規模設計に向いています。 人気のP16シリーズパソコンです。
新しい技術のインテルCore Ultraシリーズが搭載されていて、 コスパが良い人気のノートパソコンです。
大規模設計やレンダリングにおすすめパソコン
設計目安 | - |
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CPU |
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メモリ |
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GPU |
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SSD |
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価格 |
57万円弱~ |
マウスのクリエイターパソコンです。 大規模設計までできるハイエンドのスペックを持ち合わせパソコンです。
第14世代のCPUとRTX 4000Adaが搭載されてこの価格で、 コストパフォーマンスが高いパソコンです。 高速レンダリングに向いています。
設計目安 | - |
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CPU |
|
メモリ |
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GPU |
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SSD |
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価格 |
65万円強~ |
認定ハードウェア
- SolidWorks
- CATIA 3Dエクスペリエンス
- Revit
HPの3DCAD向けワークステーションです。 中規模設計~大規模に向いています。 3DCADや3DCGの法人向けワークステーションで 圧倒的な実績を誇るZシリーズのミドルエンドパソコンです。
Zシリーズは多くの3Dソフトと連携している実績があるので、 企業や個人事業主に人気のモデルです。
設計目安 | - |
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CPU |
|
メモリ |
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GPU |
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SSD |
|
価格 |
55万円強~ |
PC工房の3DCAD向けクリエイターパソコンです。 大規模設計に最適なNVIDIA RTX 4000 Adaの大容量GPUメモリが採用されています。 Ryzen9のCPUとの相性も抜群で高速レンダリングに向いています。
4000AdaとRyzen9を搭載して、この低価格を実現できるのは PC工房ならではの企業努力です。
おすすめのMac
MacBook Pro 14.2インチ Apple M3 Pro
「メモリ18GB、Apple M3 Proチップ、SSD 512GB、14インチ」の 11コアCPU、14コアGPUモデルです。
持ち歩きもできる14インチモニターの小型ノートタイプです。
MacBook Pro 16.2インチ Apple M3 Pro
「メモリ36GB、Apple M3 Proチップ、SSD 512GB、16インチ」の 12コアCPU、18コアGPUモデルです。
M3 Pro搭載の高性能MacBookProです。 画面サイズの大きな16インチモニターのノートタイプです。
ツールセットのスペック
AutoCADのツールセットでは、 パソコンの推奨スペックにそれぞれ追加の条件があります。 主な追加の条件は、メモリとストレージのスペックです。
各ツールの追加の条件は以下の表のとおりです。
AutoCAD Map3D
メモリ |
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ストレージ |
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AutoCAD Electrical
メモリ |
|
---|---|
ストレージ |
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AutoCAD Architecture
メモリ |
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---|---|
ストレージ |
|
AutoCAD MEP
メモリ |
|
---|---|
ストレージ |
|
AutoCAD Plant 3D
メモリ |
|
---|---|
ストレージ |
|
AutoCAD Mechanical
メモリ |
|
---|---|
ストレージ |
|
AutoCAD Raster Design
ストレージ |
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基本的には、 ツールセットを使う場合は、 推奨スペックのメモリがおすすめです。
特に3Dモデリングが必須のツールでは、 メモリを多く消費します。 例えば、土木、建設系で使われるMap3D、Plant 3Dでは 使われるデータ数が多いため、 大容量メモリが推奨されています。
AutoCADは、設計規模が大きくなり、 扱うデータ量が多くなるほどメモリが必要になってくる傾向にあります。 私の経験から、 快適さを求めるならば、 多少予算をかけてでも推奨スペックのパソコンを選ぶことが、 後悔のない機材選びになると感じています。
Macの選び方
AutoCADで使うパソコンに Macを選ぶ方も少なくありません。
さて、 Macを選ぶポイントですが、 「メモリ容量に気を付けること」です。
2D機能や小規模の3D設計をメインに使う場合は、 8GBでも十分に快適に動きますが、 中規模以上の設計をする場合は 16GB以上のメモリがおすすめです。
これは、Autodesk公式サイトの「AutoCADの動作環境」ページにも載っていますが、 ある程度大きな設計や3D設計になると グラフィックスを使う割合が増えてきます。
MacのMシリーズはグラフィックスのGPUメモリと 普通のメモリを共有して使っています。 そのため、3D設計で設計規模が大きくなったときは メモリの使用量も増えるので大容量のメモリにするのがおすすめなのです。
まとめ
「快適!推奨スペックで選ぶAutoCADおすすめパソコン」 についてのまとめです。
グラフィックスはNVIDIAまたはAMDの認定グラフィックスがついている パソコンを選ぶのがおすすめ。
高価なグラフィックスよりも 高性能なCPUを優先して選ぶのがおすすめ。
メモリのスペックは、 ツールセットごとに推奨スペックが違うため確認が必要。
AutoCAD向けノートパソコンには、 モバイルワークステーションがおすすめ。
Macで3D設計をするときには、 メモリを多く搭載したモデルを選ぶのがおすすめ。