VRChatのおすすめPCはコレ!推奨スペックを解説

VRChatが快適に動くおすすめPCを紹介

VRChatのおすすめPCはコレ!推奨スペックを解説

こんなことが知りたい

VRChatが快適に動くおすすめPCが知りたい!

VRChatの推奨スペックは?

ここでは、VRChatをするためのPCを検討している方に向けて 「VRChatにおすすめのPC」と「推奨スペック」 について解説しています。

VRChatはPCスペックによって遊べる範囲が変わってきます。 PC購入前にそのことを知っておくことで、 後悔しないパソコン選びができます。

あなたのPC選びのお手伝いができればうれしいです。

この記事を書いた人

自分
さくら

  • 3DCADサポートエンジニア
  • サポート歴7年
  • Autodeskとダッソー製品のカスタマーサポートに従事
  • 2022年からVR部署の管理職
  • 法人向けVRを扱う

詳しい紹介はこちら 「自己紹介」

目次

VRChatの推奨スペック

VRChatの推奨スペックは、 VRChat公式サイトのヘルプページ(英語)に載っています。

System Requirements・VRChat公式

CPU
  • Corei5以上
  • Ryzen5以上
メモリ
  • 8GB
グラフィックス
  • NVIDIA GeForce GTX 1060以上
  • AMD Radeon RX580以上

VRChat公式サイトに載っている推奨スペックは、 基本的にVR機器のヘッドマウントディスプレイが 最低限動くスペックになっています。

じっさいにVRChatを体験してみるとわかりますが、 上の表のスペックだと人数の多いコミュニティに参加すると、 急激にPC動作が遅くなることがあります。

VRChatでは「ワールド」と呼ばれる空間に人が集まって 話したりゲームをしたりします。 ワールドに参加している人数が多いほどPCに負荷がかかります。 つまり、スペックの高いPCが必要になるわけです。

ちなみにワールドは、 少人数でコミュニケーションが取れるところもあれば、 企業や地方自治体がやっている大規模ワールドもあります。 大規模ワールドのイベントでは、 アパレルのビームスやJR東日本、SMBC日興証券といった有名企業なども出展しています。

さて、「これらのワールドで快適に遊ぶには どのくらいのスペックがあればVRChatが安定して動くのか?」 ですが、それはVRChatでの遊び方によって変わってきます。

具体的には、 「気軽に10人程度までの少人数コミュニティに参加してみたい」 という初心者の方と、 「大規模ワールドにも積極的に遊びに行きたい」 という、がっつりやってみたい方で おすすめのスペックが変わってきます。

いま販売しているVR向けPCのスペックを考慮して、 VRパソコンで重要な「CPU、メモリ、グラフィックス」を取り上げると おすすめスペックは次の表のようになります。

初心者向け・少人数コミュニティ推奨スペック

CPU
  • Core Ultra5
  • Corei5
  • Ryzen5
メモリ
  • 16GB
グラフィックス
  • NVIDIA GeForce RTX 4000シリーズ
  • AMD Radeon RX7000シリーズ
GPU 4GB以上

がっつりやりたい・大規模コミュニティ推奨スペック

CPU
  • Core Ultra7
  • Corei7
  • Ryzen7
メモリ
  • 32GB
グラフィックス
  • NVIDIA RTX Aシリーズ
  • NVIDIA RTX Adaシリーズ
  • NVIDIA GeForce RTX 4000シリーズ
  • AMD Radeon RX 7000シリーズ
GPU 8GB以上

上の表を満たすようなスペックのPCは、 「ゲーミングPC」もしくは 「NVIDIA、AMDグラフィックスが搭載されているクリエイターパソコン」 が最適です。

おすすめPC

VR部署で働く私の経験をもとに 「いつもお客様に提案しているスペックのおすすめパソコン」 をピックアップしました。

「おすすめのデスクトップ」と「おすすめノートパソコン」に 分けて紹介しています。

おすすめデスクトップ

G-Tune DG-I7G7S

No.1

CPU
  • Corei7
メモリ
  • 32GB
グラフィックス
  • NVIDIA GeForce RTX4070SUPER
SSD
  • 1TB
価格

30万円弱~

マウスのゲーミングパソコンG-Tuneシリーズです。 初心者から中級者に向いている コストパフォーマンスが高いパソコンです。

新しい世代の第14世代CPUと GeForce RTX4070SUPERの組合わせで、 このスペックであれば当分買い替えは必要なく、 長期間、快適に使える構成です。

どれにするか迷っているならば、 「3Dデータを扱うならこれを選べば間違いないパソコン」 としておすすめできます。

OMEN by HP 25L Gaming Desktop GT15-0760jp パフォーマンスモデル 【S1】

No.2

CPU
  • Corei7
メモリ
  • 32GB
  • 64GB
選択可
グラフィックス
  • NVIDIA GeForce RTX4060Ti
  • NVIDIA GeForce RTX4070Super
  • NVIDIA GeForce RTX4070 Ti Super
SSD
  • 1TB
価格

25万円弱~

HPの人気ゲーミングPC OMENシリーズです。 初心者から中級者に向いています。 HPの人気ゲーミングPCブランドで、 国内で3年連続で出荷台数トップのパソコンです。

見た目もカッコよく、 スペックもそこそこなのに、 手頃な価格で買えるのが特長です。

人気のGeForce RTX4000シリーズが選べて、 3Dを扱うならおすすめのパソコンです。

SENSE-M3P5-R57X-SLX

No.3

CPU
  • Ryzen7
メモリ
  • 16GB
  • 32GB
選択可
グラフィックス
  • NVIDIA GeForce RTX4060Ti
SSD
  • 500GB
価格

18万円強~

パソコン工房のクリエイターパソコンです。 RyzenのCPUを搭載している価格重視の方におすすめな ミドルエンドのスペックのパソコンです。

20万円未満で3Dを扱いたいと考えている方には、 スペックも価格も満足できるパソコンです。

予算に応じてメモリを16GBか32GBに変更することができる 柔軟さがあるのがうれしい商品です。

おすすめノートパソコン

【Dell】Alienware m16 R2 ゲーミング ノートPC

No.1

CPU
  • Core Ultra7
メモリ
  • 32GB
  • 64GB
選択可
グラフィックス
  • NVIDIA GeForce RTX4070
SSD
  • 1TB
  • 2TB
  • 4TB
  • 8TB
選択可
価格

31万円強~

DELLの人気ゲーミングノートPC Alienware m16です。

カスタマイズの選択肢は少ないですが、 その分、価格に反映されています。 GeForce RTX4070とCore Ultra7の組合わせで この価格を実現できるのはDELLならではです。

特長的なのは、16インチでQHD解像度(2560x1600)を採用しているところです。 3Dを扱うときに、ノートパソコンでも 大画面、高解像度で作業ができるのは、かなりのメリットです。

高解像度ディスプレイで作業効率を上げたい方に おすすめのノートパソコンです。

G-Tune E5-I7G60BK-A

No.2

CPU
  • Corei7
メモリ
  • 16GB
  • 32GB
選択可
グラフィックス
  • NVIDIA GeForce RTX4060
SSD
  • 1TB
  • 2TB
選択可
価格

24万円弱~

マウスのゲーミングPC G-Tuneシリーズの人気商品です。 初心者から中級者に向いている 最もコストパフォーマンスが高いパソコンです。

ハイスペックなのに薄型で軽量で、WQXGA解像度のディスプレイが特長です。 また、3年修理保証が付いているのもマウスのメリットです。

第13世代のCPUとミドルエンドのGeForceRTX4060を搭載していて、 「3Dデータを扱うならコレ!」とおすすめできるノートパソコンです。

OMEN by HP 16-wf0022TX パフォーマンスモデル

No.3

CPU
  • Corei7
  • Corei9
選択可
メモリ
  • 16GB
  • 32GB
選択可
グラフィックス
  • NVIDIA GeForce RTX4070
  • NVIDIA GeForce RTX4080
SSD
  • 1TB
価格

26万円強~

HPの人気ゲーミングPCのOMENシリーズです。 初心者から中級者に向いているコストパフォーマンスが高いパソコンです。

インテル第13世代のCPUと NVIDIA GeForce RTX4000シリーズが組み合わさった人気モデルです。 グラフィックスはRTX4070、RTX4080の中から選べるので 予算に合わせたパソコンを選べます。

PC選び3つのポイント

VRChat向けのPC選びのポイントは、 次の3つがあります。

  • CPUはグラフィックボードとセットで選ぶ
  • おすすめグラフィックボード
  • メモリは大容量がおすすめ

「失敗しないパソコン選び」をするために この3つのポイントを頭に入れながら PC選びをすることをおすすめします。

CPUはグラフィックボードとセットで選ぶ

PC選びのポイントの1つ目が 「CPUとグラフィックボードをセットで選ぶ」です。

どういうことかというと、 「中程度のグレードのCPUならば中程度のグラフィックボードを選ぶ」 「グレードの高いCPUならグレードの高いグラフィックボードを選ぶ」 という感じです。

なぜCPUとグラフィックボードをセットで選ぶ必要があるのか? その理由は 「CPU、グラフィックボードのどちらかのスペックが低いと 性能を出し切れないため」 です。

例えば、グラフィックボードがNVIDIA GeForce RTX4080にしたけど、 CPUがCorei5だとグラフィックボードの性能が出し切れない可能性があるわけです。

具体例でいうと、ヘッドマウントディスプレイが5K解像度だった場合、 CPU、グラフィックボードの両方のスペックが高くないと 画面の表示速度が遅くなることがあります。

高スペックのグラフィックボードが画像表示をしたとしても、 それをヘッドマウントディスプレイに転送する処理をしているのが CPUなので、CPUのスペックが足りないと表示速度が遅くなるわけです。

こういう理由から CPUとグラフィックボードはセットで選ぶのがおすすめです。

おすすめグラフィックボード

続いて、PC選びのポイント2つ目が 「おすすめのグラフィックボード」です。

VRChatを快適に動かしてくれるNVIDIAとAMDの グラフィックボードを紹介します。

具体的なおすすめのグラフィックボードは 次の表のとおりです。 おすすめのCPUと一緒に載せます。

Core Ultra5・Corei5・Ryzen5におすすめ

  • GeForce RTX4060
  • GeForce RTX4060Ti
  • GeForce GTX1660
  • Radeon RX7600

Core Ultra7・Corei7・Ryzen7におすすめ

  • GeForce RTX4060
  • GeForce RTX4070Ti
  • GeForce RTX4070Ti Super
  • GeForce RTX4080
  • GeForce RTX4080 Super
  • NVIDIA RTX 2000Ada
  • Radeon RX7600 XT
  • Radeon RX7700 XT
  • Radeon RX7800 XT

Corei9・Ryzen9におすすめ

  • GeForce RTX4080
  • GeForce RTX4080 Super
  • GeForce RTX4090
  • NVIDIA RTX 4000Ada
  • Radeon RX7900 XT
  • Radeon RX7900 GRE

メモリは大容量がおすすめ

PC選びのポイント3つ目が 「大容量メモリがおすすめ」です。

VRChatでは できるだけ多くのメモリを搭載したPCがおすすめです。

なぜなら、 「参加人数が多くなるほどメモリの消費量が多くなるため」 です。

例えば、VRChatでの人気コンテンツに「大規模イベント」があります。 近年とても人気なのは「バーチャルマーケット」という VRコンテンツ販売もしているVR展示会です。

バーチャルマーケット・Twitter

人気の場所には、 大人数が集まる可能性が高くて、メモリを多く使うこともあります。 このときにメモリが不足してしまうと、 PCが遅くなり十分にコンテンツを楽しめなくなるリスクがあるわけです。

こういう理由から、 メモリは大容量がおすすめです。

ちなみに20人程度の参加者が集まると 16GBメモリでもかなりひっ迫してきます。 特に最近では高品質なアバターを使う人も多いため、 人数が少なくてもメモリが多く使われることも少なくありません。

もし、十二分にVRChatを楽しみたい!と考えている方は、 32GBメモリを強くおすすめします。

VRChatおすすめパソコンを見る

デスクトップとノートパソコンどちらがおすすめ?

VRChat向けに新しくPCを購入しようと考えている場合、 デスクトップかノートパソコンか悩んでいる方も少なくありません。

さて、VRChatではどちらがおすすめか?というと、 「デスクトップの方がおすすめ」です。

その理由は 「CPU性能とグラフィックボード性能がデスクトップの方が高いから」 です。

例えば、デスクトップ用のグラフィックボードは 同じシリーズのノートパソコン用グラフィックボードよりも GPUメモリの容量やクロック数が高いことが多いです。

具体例を出すと、GeForce RTX3060ではノートパソコン用ではGPUメモリが6GBなのに対して、 デスクトップ用ではGPUメモリが12GBになっています。 また、デスクトップ用の方がクロック数も高いため、処理速度も速いです。

ちなみに、グラフィックボードの性能については 公式サイトから比較することができます。

GeForce RTX30シリーズ・NVIDIA公式

GeForce RTX30シリーズ ノートPC・NVIDIA公式

じつは、CPUにも同じことが言えます。 ノートパソコン用Corei7とデスクトップ用Corei7では、 処理速度が異なるわけです。

しかも、価格はノートパソコンの方が高くなる傾向にあります。

VRChatで快適に遊ぶにはスペックがとても大事になってきますので、 できるだけ高スペックのPCが最適です。

こういう理由から デスクトップパソコンをおすすめしています。

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PC周辺機器で必要なもの

さて、「VRChatをするためにPCの他に何か必要なものはあるか?」 ですが、「ヘッドマウントディスプレイ」が必要です。

じつは、VRChatではヘッドマウントディスプレイは「必須」ではありません。 デスクトップモードといって、ゲームのように キーボードやマウスでアバターを操作できます。

しかし、「それってVRChatやる意味ある?」ってくらい没入感がなくなるので、 VRChatではヘッドマウントディスプレイは「必要」なわけです。

PC以外で必要なものはヘッドマウントディスプレイだけで問題ありません。

VRChat上でおしゃべりするためのマイクも ほとんどのヘッドマウントディスプレイには内蔵されています。 ですので、別途マイクを購入する必要もありません。

VRChatに必要なものは「PC」と「ヘッドマウントディスプレイ」があれば 十分に楽しめます。

ちなみに、 VRChatにおすすめのヘッドマウントディスプレイについても 別のページでまとめています。

よかったらそちらも合わせてご覧ください。

厳選!おすすめHMD 11選

MacBookは使える?

アップルユーザーでMacBookをVRChatで使えるかどうか 気になる方もいるかと思います。

しかし、VRChatはmacOSに対応していないため、 基本的にMacBookではできません。

BootCampを使ってMacBook上でWindowsを起動することにより VRChatを使うという裏技的なこともできますが、 あまりおすすめはできません。

BootCampはソフト上でのエミュレートなので、 処理速度が遅くなりスペックが足りなくなるリスクが高いのです。

もし、新しくPCを購入しようと考えているならば、 Windowsパソコンを購入することをおすすめします。

VRChatおすすめパソコンを見る

まとめ

「VRChatのおすすめPCはコレ!推奨スペックを解説」 についてのまとめです。

VRChatの推奨スペックはVRChat公式サイトにも載っている。 ただし、このスペックのPCでじっさいにプレイしてみると スペック不足になることもある。

ワールドの参加人数によって必要なスペックが異なる。

PC選びのポイントとして 「CPUとグラフィックボードはセットで検討する」 「メモリを多めにする」などがある。

デスクトップパソコンとノートパソコンでは、 コスパが高いデスクトップパソコンの方がおすすめ。

PCの他に必要なものとしては、 ヘッドマウントディスプレイ(HMD)があればいい。

MacBookではVRChatはできない。 macOSに対応していないため。

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