Blender推奨スペックはコレ!おすすめパソコン11選

Blenderの推奨スペックとおすすめパソコンを紹介

Blender推奨スペック

こんなことが知りたい

Blenderで3Dモデリングをするためのパソコンのスペックは?

Blenderの3Dアニメーション作成に向いているパソコンのスペックは?

ここでは、Blender用のパソコンを検討している方に向けて、 「Blenderがストレスなく動くパソコンの目安」と 「パソコンの選び方のポイント」 を解説しています。

そして、Blenderの推奨スペックをもとにして 「おすすめパソコン」 を紹介しています。

Blenderは多機能なフリーソフトなので、 ライトユーザーからヘビーユーザーまでたくさんの人に使われています。

すべてのユーザーに同じスペックのパソコンが必要とは思っていません。 「初心者」と「中級者~上級者」の2パターンについて スペックの目安を説明していきます。

この記事を書いた人

自分
さくら

  • 3DCADサポートエンジニア
  • サポート歴7年
  • Autodeskとダッソー製品のカスタマーサポートに従事

目次

Blenderパソコンの推奨スペック

まず、Blenderを動かすための動作環境のスペックですが、 Blender公式サイトでは 「最小スペック」と「推奨スペック」の 2パターンが載っています。

Blender ハードウェア要件・Blender公式サイト

Blender公式サイトに載っている動作スペックから、 3DCGソフトを動かすうえで重要な「CPU、グラフィックス、メモリ」をピックアップして、 今の市場に出ている具体的なパソコンスペックに言い換えると、 推奨スペックは以下の表になります。

推奨スペック

CPU
  • Corei7
  • Ryzen7
メモリ
  • 32GB
グラフィックス
  • NVIDIA RTX Aシリーズ
  • NVIDIA GeForce RTXシリーズ
  • AMD RadeonPro
  • AMD Radeon シリーズ
いずれもGPU 8GB以上

最小スペック

CPU
  • Corei5
  • Ryzen5
メモリ
  • 8GB
グラフィックス
  • NVIDIA RTX Aシリーズ
  • NVIDIA GeForce RTXシリーズ
  • AMD RadeonPro
  • AMD Radeon シリーズ
いずれもGPU 2GB

この表から、最小スペックと推奨スペックで かなりパソコンスペックに差があります。

「最小スペックと推奨スペックがどのような人に向いているのか?」 について、このあと具体例を挙げて説明していきます。

Blenderおすすめパソコン

最小スペックはどんな使い方をする人?

最小スペックでBlenderを使う方は、 このような目的がある人が多いです。

  • 独学でBlenderを学びたい初心者
  • 簡単な3Dモデリングをする
  • 短い3Dアニメーション作成をする

つまり、 「3DCG制作を学び始めたばかりのBlender初心者」 になります。

簡単なキャラクターを作成したり、 単純なスケルトン構造で数十秒程度の3Dアニメーションを作成したりする場合は、 最小スペックでも問題なく動くと感じています。

例えば、こんな感じの3Dモデルを作成する感じでしょうか。 肌やジャケットにテクスチャを貼って、 アニメーションのためのリグも作ってあります。

blender初心者

このモデルでパソコンのメモリは700MB以上使っています。 ちなみに、このモデルにもう少しテクスチャを追加すると 動作が極端に遅くなる可能性があります。

例えば、ジャケットの柄をもう少し高精細にして見栄えをよくしたい場合、 高画質なテクスチャを設定します。 その場合、メモリ消費量が増えてきます。

簡単なモデルが作れるようになり、 少しステップアップする作業をすると、 最小スペックではスペック不足になる可能性があります。

もし、 「これから本気で3DCGを習得して、 将来的にはMayaや3ds Maxを使うつもり!」という方で、 新しいパソコンを検討しているならば、 推奨スペックがおすすめです。

推奨スペックはどんな使い方をする人?

推奨スペックでBlenderを使う方は、 このような目的がある人が多いです。

  • フリーランス、仕事で使う
  • VR、ゲームコンテンツに使う3Dモデリングをする
  • 将来的にMaya、3ds Maxも使う

つまり、「一通り3DCG制作ができるBlender中級者~上級者」 または「そうなるつもりの人」になります。

「そうなるつもりの人」というのは、 「今はまだ初心者だけど、近いうちに中級者以上になる!」という 熱意を持った方です。

そういう方は、将来的にはMayaや3ds Maxも使うようになることが多いです。 その場合、推奨スペックを満たしていないパソコンでは、 スムーズに3DCG制作ができないリスクがあるためです。

Blender習得の熱意のある方は、 専門学校入学や就職がその先にあるので、 先を見越して推奨スペックのパソコンを準備するのがおすすめです。

ちなみに、VRやゲームコンテンツで使うような3Dモデルとは、 どのくらいの規模のものなのか?が気になりますよね。

例えば、こんな感じの3Dモデルでしょうか。 アニメーションのためのリグもそこそこ複雑です。 300フレーム程度のアニメーションですが、 メモリ使用量も7GBを超えています。

blender中級者以上

ちなみにこのファイルは、Blenderのデモデータです。 Blender公式サイトからダウンロードできます。

個人的な感想ですが、 Blenderは意外にメモリ消費量が多いので、 メモリ32GBはかなり妥当なスペックだと感じています。

Blenderおすすめパソコン

Blender用パソコンを選ぶ3つのポイント

「Blender向けパソコン選びで失敗しないためのポイント」 を、私の3DCAD、3DCGソフトサポート経験からピックアップしました。

パソコン購入前に知っておきたいポイントは、 この3つです。

  • PC新規購入なら推奨スペックを選ぶ
  • CPUとメモリのスペックが重要
  • Maya、3ds Maxも使うなら認定グラフィックスを選ぶ

それぞれのポイントについて、 詳しく解説していきます。

PC新規購入なら推奨スペックを選ぶ

「Blenderで3DCGを勉強するためにパソコンを買う!」 そんな熱意のある方は、 Blenderの推奨スペックを満たしているパソコンを購入するのがおすすめです。

なぜなら、中級者レベルのスキルがつくと 推奨スペック以下のパソコンでは Blenderがスムーズに動かなくなる可能性があるためです。

パソコンを購入してまでBlenderを習得しようとしているので、 あなたは熱意があります。

この先、専門学校に入学したり、 CG業界に就職を考えているならば、 中級者以上のスキルがつくのは時間の問題でしょう。 そのときに絶対にBlender推奨スペック程度のパソコンが必要になります。

また、3DCG業界を目指すならばMayaや3ds Max、ZBrushといった ハイエンド3DCGソフトも触ることになるでしょう。

そのときにBlender推奨スペックであれば それら3DCGソフトもストレスなく動きます。

こういう理由で、 推奨スペックを満たすパソコンをおすすめしています。

CPUとメモリのスペックが重要

3DCGといえばグラフィックスが最も重要ではないか?と 思われがちですが、じっさいそうではありません。

Blenderパソコン選びで注目して欲しいのは、 CPU性能とメモリ量です。

ソフトウェアの反応速度はCPU速度に依存していることが多いためです。 また、3DCGソフトでは多数の機能を同時に使うので、 ハイスペックなCPU性能を求められることが多いのです。

そして、3DCGソフトはモデルに色々複雑な設定ができます。 複雑になるほどメモリ消費量も増えていきます。

例えば、3Dモデリングでは、表面形状を滑らかに見せるために モディファイヤという機能を追加します。 他にもテクスチャ画像を投影させたり、面取りをしたりと、 複数同時に処理することが多いのですね。

こういう処理は、CPUの性能とメモリの量で 操作の快適性が変わってきます。

つまり、 CPU性能とメモリ量にまずは予算を振り分けて、 それからグラフィックスを選ぶのがおすすめです。

Maya、3ds Maxも使うなら認定グラフィックスを選ぶ

パソコン選びのポイント3つ目は、 「グラフィックス選び」についてです。

「独学ではBlenderを使うけど、将来的にはMayaや3ds Maxも使いたい」 と考えているならば、 グラフィックスは必ず NVIDIAかAMDの専用グラフィックスを選んでください。

理由は、「Blenderは動いたけど、Maya、3ds Maxは快適に動かなかった…」という リスクを無くすためです。

Maya、3ds Maxは「認定グラフィックス」といって、 動作検証済みのグラフィックスがあります。

この認定グラフィックスが搭載されているパソコンを選ぶことで、 BlenderもMayaも3ds Maxも不具合なく快適に動くわけですね。

ちなみに、 いま世の中で販売されているNVIDIAのGeForce、NVDIA RTXシリーズと、 AMDのRadeon、RadeonProシリーズでGPUメモリが4GB以上であれば、 ほぼMayaと3ds Maxの認定グラフィックスになっています。

注意したいポイントは、 「CPU内臓グラフィックスを選ばない」ということです。

MacのM1チップや、インテルのグラフィックスは 一部の種類しか認定グラフィックスに入っていません。 不具合リスクを避けるためには、NVIDIA、AMDのグラフィックスがおすすめです。

おすすめパソコン

私の3DCADサポート経験から 「お客様に提案したいおすすめパソコン」を ピックアップしました。

「おすすめのデスクトップ」と「おすすめノートパソコン」に 分けて紹介しています。

初心者、中級者、上級者に向いているパソコンを それぞれ提案しています。

おすすめデスクトップ

DAIV Z7

No.1

スキル目安 初心者 - 中級者
CPU
  • Corei7
メモリ
  • 32GB
グラフィックス
  • NVIDIA GeForce RTX3060
SSD
  • 512GB
価格

29万円弱~

マウスの3DCG向けクリエイターパソコンです。 初心者から中級者に向いている コストパフォーマンスが高いパソコンです。

OMEN by HP 25L Gaming Desktop GT15-0760jp パフォーマンスモデル 【S1】

No.2

スキル目安 初心者 - 中級者
CPU
  • Corei7
メモリ
  • 16GB
グラフィックス
  • NVIDIA GeForce RTX3060
  • NVIDIA GeForce RTX3060Ti
選択可
SSD
  • 1TB
価格

18万円強~

HPの3DCGに向いているゲーミングPCです。 初心者から中級者に向いています。 HPの人気ゲーミングPCブランドで、 国内で3年連続で出荷台数トップのパソコンです。

SENSE-M06M-124-RBX [Windows 11 Home]

No.3

スキル目安 初心者
CPU
  • Corei5
メモリ
  • 16GB
グラフィックス
  • NVIDIA GeForce RTX3060
SSD
  • 500GB
価格

17万円強~

PC工房の3DCGに向いているクリエイターパソコンです。 低価格で手に入るので初心者に向いています。

おすすめノートパソコン

DAIV 5N

No.1

スキル目安 初心者 - 中級者
CPU
  • Corei7
メモリ
  • 32GB
グラフィックス
  • NVIDIA GeForce RTX3060
SSD
  • 512GB
価格

24万円弱~

マウスの3DCG向けクリエイターパソコンです。 初心者から中級者に向いている コストパフォーマンスが高いパソコンです。 人気のロングセラー商品です。

SENSE-15FX161-i7-RASX [Windows 11 Home]

No.2

スキル目安 初心者 - 中級者
CPU
  • Corei7
メモリ
  • 16GB
グラフィックス
  • NVIDIA GeForce RTX3060
SSD
  • 500GB
価格

21万円弱~

PC工房の3DCG向けクリエイターパソコンです。 初心者から中級者に向いている コストパフォーマンスが高いパソコンです。

IdeaPad Gaming 370i

No.3

スキル目安 初心者
CPU
  • Corei7
  • Corei5
選択可
メモリ
  • 16GB
グラフィックス
  • NVIDIA GeForce RTX3060
  • NVIDIA GeForce RTX3050
  • NVIDIA GeForce RTX3050Ti
選択可
SSD
  • 512GB
価格

14万円弱~

Lenovoの3DCG向けゲーミングPCです。 初心者に向いている低価格パソコンです。

レンダリングにおすすめのパソコン

レンダリングを短時間で行うために、 Quadro系のハイエンドグラフィックスまたは、 ハイエンドGeForceで そのパフォーマンスを最大限に生かすCPUが搭載されたパソコンを紹介します。

高解像度の画像や、長いアニメーションをレンダリングするためのパソコンです。

G-Tune EP-Z

設計目安 上級者
CPU
  • Corei9
メモリ
  • 32GB
GPU
  • NVIDIA GeForce RTX3080
SSD
  • 1TB
価格

43万円強~

マウスの3DCG向けのハイエンドゲーミングPCです。 GPU 10GBの高性能グラフィックスと Corei9の高性能CPUの組み合わせで 高速レンダリングを実現してくれます。

SENSE-F0X6-LCR57X-NNX [Windows 11 Home]

設計目安 上級者
CPU
  • Ryzen7
メモリ
  • 32GB
GPU
  • NVIDIA RTX A4500
SSD
  • 1TB
価格

46万円強~

PC工房の3DCG向けクリエイターパソコンです。 RyzenのCPUとQuadro系 RTX A4500で 高速レンダリングを実現してくれます。

OMEN by HP 40L Desktop GT21-0770jp ハイパフォーマンスモデル 【S1】

設計目安 中級者 - 上級者
CPU
  • Corei7
メモリ
  • 32GB
  • 16GB
選択可
GPU
  • NVIDIA GeForce RTX3080
  • NVIDIA GeForce RTX3070Ti
  • NVIDIA GeForce RTX3070
選択可
SSD
  • 1TB
価格

24万円強~

HPの3DCGに向いているゲーミングPCです。 メモリ、グラフィックボードの選択肢が多く、 予算に合ったパソコン選びができます。 コストパフォーマンスに優れたパソコンです。

ZBook Studio 16inch G9 icon

icon icon

設計目安 上級者
CPU
  • Corei7
メモリ
  • 64GB
  • 32GB
選択可
GPU
  • NVIDIA RTX A1000
  • NVIDIA RTX A2000
  • NVIDIA RTX A3000
  • NVIDIA RTX A4500
  • NVIDIA RTX A5500
選択可
SSD
  • 1TB
  • 2TB
選択可
価格

60万円弱~

HPのモバイルワークステーションです。 Quadro系のRTX Aシリーズを搭載した 上級者向けレンダリングパソコンです。 カスタマイズの選択肢も多く予算に合わせて選べます。

Blender用パソコンの周辺機器

パソコン本体に続いて、 パソコンに取り付ける周辺機器についても書いていきます。

Blenderで効率よく3DCG制作をするために、 パソコンの周辺機器を充実させることもおすすめです。

なぜなら、 「3DCGを作成する作業は、かなり時間がかかるため」 です。 つまり、使い勝手のいい周辺機器を使うことで 作業効率が良くなり、時間短縮にもつながるわけですね。

ここでは、 次のパソコン周辺機器について取り上げます。

  • モニター
  • テンキー付きキーボード
  • ペンタブ

各項目について、 詳しく説明していきます。

Blenderに適したモニター

Blenderに適しているモニターは、 解像度が高くて大きなサイズのモニターが効率よく作業できます。

具体的には 「サイズは27インチ以上、解像度はWQHD 2560x1440以上」 がおすすめです。

なぜなら、 「Blenderでは、3Dモデルをモデリングしたり、 アニメーションを作成したりするときに、 数多くのウィンドウを同時に表示させながら作業をするため」 です。

また、Blender公式サイトにも「WQHD 2560x1440以上のディスプレイが推奨」 と書いてあります。

例えば、モデリングをするときには、 モデルの設定が一目でわかる「ツリービュー」とその「プロパティ」、 さらにCGが表示されている「3Dビュー」のウィンドウを すべて表示させながら作業することも多々あります。

blenderのモデリング画面

できるだけ作業ウィンドウを開いたままにしておくことで、 マウスのクリック数を減らして 効率よくモデリングできるのです。

モデリングだけではなく、 アニメーション作成や動画編集機能を使うときも同じように 複数のウィンドウを開きながら作業します。

もし、ノートパソコンを予定しているならば、 外部モニターを接続することもおすすめです。

ノートパソコンは、デスクトップと比べて縦の解像度が低いので、 意外にマウス操作が多くなりがちです。

外部モニターとしてもう一台モニターを用意することで、 作業効率が格段にアップすることは間違いありません。

こういう理由からも 大きなサイズで高解像度のモニターをおすすめしています。

ちなみに、 Blenderに向いているモニターについても 別のページで紹介しています。

もし興味があれば、そちらも合わせてご覧ください。

おすすめ3DCG用モニター5選!失敗しないモニター選び方

テンキー付きキーボード

Blenderではショートカットキーをよく使いますが、 そのなかでも「テンキー」が重要な役割を果たしています。

そのため、 Blenderで効率的に作業をするためにはテンキー付きキーボード がおすすめです。

なぜなら、 「テンキーのショートカットキーは3Dビューの視点操作が 割り当てられているため」 です。 つまり、Blenderで最も使う視点操作のショートカットキーが テンキーになっているわけです。

例えば、3Dビューのズームイン、ズームアウトの他、 正面表示や上からの表示、側面からの表示も テンキーを押して切り替えます。

テンキーのショートカットキー

これは、モデリングをするときに頻繁に切り替えるので、 ショートカットキーは必須になってくるわけです。

こういう理由から テンキー付きキーボードをおすすめしています。

もし、Blenderでノートパソコンを使う予定ならば 別途外付けのテンキー付きキーボードを購入することおすすめします。

スカルプトで必要なペンタブ

Blenderでは、 彫刻のようにオブジェクトを削ったり つけ足したりしながらモデリングをしていく 「スカルプト」ができます。

この「スカルプト」に必要なものが 「ペンタブ」というデバイスになります。

ペンタブとは、デジタルで絵を描いたり、 手書き文字を書くためのデバイスです。 電子ペンと電子ボードで構成されていて、筆圧を表現できるのが特長です。

ペンタブレット

通常のモデリングでは、 マウスを使って幾何学的なオブジェクトを整形していきますが、 スカルプトは「ペンタブ」を使って粘土細工のように整形していきます。

これからBlenderを始める初心者には まだスカルプトは必要ないかもしれません。

もし、「スカルプトをするためにBlenderを勉強する」という方は、 パソコンと一緒にペンタブの購入が必須になりますので注意してください。

ちなみに、 スカルプトに向いているペンタブについても 別のページで紹介しています。

もし興味があれば、そちらも合わせてご覧ください。

スカルプトにおすすめのペンタブレット7選

グラフィックボードのスペック

Blenderに最適なグラフィックボードは どれを選べばいいのか?と悩む方も少なくありません。

グラフィックボードのスペックですが 「初心者から中級者はコスパに優れた中程度のスペックを選ぶのがおすすめ」 です。 つまり、「ミドルエンド」と呼ばれるグラフィックボードがおすすめです。

なぜなら、 「価格と処理速度のバランスが良くてコストパフォーマンスに優れているため」 です。

例えば、ミドルエンドのGeForce RTXシリーズと ハイエンドのGeForce RTXシリーズでは 10万円以上の価格差があります。

もちろん、ハイエンドのグラフィックボードの方が 3D描画の速度やレンダリング速度は速いです。 しかし、頻繁な高画質レンダリングや長時間のアニメーション出力をしないかぎり、 10万円以上の恩恵を受けるのは難しいわけです。

そういう理由で コスパが高いミドルエンドのグラフィックボードがおすすめです。

具体的なグラフィックボードの種類は 次の通りです。

初心者におすすめグラフィックボード

  • GeForce RTX3060
  • GeForce RTX3070
  • Radeon RX 6700 XT

ちなみに、NVIDIA Tシリーズという価格が安くて コストパフォーマンスの高いグラフィックボードがあります。 3DCADでよく使われるグラフィックボードで、 有名3DCADソフトをサポートしているのがメリットです。

3DCGソフトもサポートがあり、Mayaや3dsMax、Cinema4Dといった有名3DCGソフトが 不具合なく動くようにチューニングされています。

さて、「GeForceまたはRadeon」と「NVIDIA Tシリーズ」どちらを選ぶべきか? ですが、おすすめは「GeForceまたはRadeon」です。

理由は 「TシリーズのサポートよりもGeForce、Radeonのコスパの良さの方がメリットが大きいため」 です。

Tシリーズはサポートを充実させるために 開発コストがかかっています。 そのためGeForceやRadeonと比べると、同じ価格帯でもTシリーズの性能の方が やや低いことがあります。

また、TシリーズはBlender向けにチューニングされていないので、 メリットがかなり少ないわけですね。

こういう理由からも GeForceとRadeonがおすすめです。

メモリのスペック

Blenderはメモリ消費量の多い3DCGソフトウェアで、 32GBが推奨スペックになっています。

さて、32GBメモリないとまともに動かないのか?と思うかもしれませんが、 じっさいにはそうではありません。

8GBでもモデリングはできますし、16GBあればアニメーションも作成できます。 しかし、8GB~16GBメモリでは「作品の規模」が 制限されやすくなります。

例えば、8GBメモリでは入門レベルの3DCGモデルが精いっぱいです。 何度も出てきていますが、下の画像ような3Dモデルで限界になります。

blender初心者

ここまでできると、 もう少し規模の大きなモデリングをしたくなってきます。 例えば、キャラクターの他に背景を入れたくなったり、 もう少しポリゴン数の多い高品質なキャラクターを作成したくなるわけです。

そうなると8GBメモリではBlenderが止まってしまうことも たびたび出てきます。メモリが足りないわけですね。

また、スキルが上がるとモディファイヤという機能も頻繁に使うようになります。 表面を滑らかに見せる加工や、オブジェクトをねじったり増やしたり、 布がなびいたり、水の流れを表現できる機能です。

このように使えるテクニックが増えると 消費するメモリ量も比例して増えていきます。 そのため、中級レベルのスキルがつく頃には 推奨スペックのメモリがないと「ちょっと不便に感じる」ということに なりかねないわけです。

こういう理由で、 先を見越して推奨スペックのメモリをおすすめしています。

MacとWindowsどちらを選ぶ?

BlenderはWindowsとMacの両方に対応しています。 そのため、どちらのパソコンを購入するか 悩んでいる方も少なくありません。

「WindowsとMacどちらを選ぶべきか?」についてですが、 あなたがどのようにBlenderを使うかで 決めるのがおすすめです。 つまり、Blenderを使う目的が何なのか、を考慮するのがいいでしょう。

例えば、Blender初心者であれば 次のような使用目的があるかと思います。

  • ゲーム業界の3DCGクリエイターになるため
  • アニメーション業界のクリエイターになるため
  • 趣味で使ってみたいため

このなかで、もし 将来的にゲーム業界の3DCGクリエイターを目指しているならば、 Windowsがおすすめです。

なぜなら、 「ゲーム業界の3DCG制作におけるワークフローが Windowsで組まれていることが多いから」 です。

例えば、 PCゲームやVRゲームの開発ではWindowsが使われることが多いです。 なぜならプログラムの開発環境がWindowsが主流だからです。 また、ユーザーもパソコンを使ってプレイすることを想定しています。

そのため、3DCG制作も互換性を高めるために Windowsで作業することが多いわけです。 会社の中でクリエイターとエンジニアがスムーズに連携できるように ワークフローが組まれていることが多いのです。

こういう理由で、 将来ゲーム業界を考えているならWindowsがおすすめです。

つぎに、 アニメーション業界のクリエイターを目指しているならば、 Mac、Windowsどちらを使っても問題ありません。

「アニメーション業界では、 Macを使っている制作会社も多いし 、Windowsを使っている会社も多いため」 です。

例えば、3DCGアニメーションを取り入れている制作会社で Maya、Blenderを使っている場合は Macパソコンを採用しているところも多いです。 有名なところだと、シン・エヴァンゲリオンの制作はMac Proが使われています。

3ds Maxを使っている場合は、 Windowsパソコンが使われていることが多いです。 3DCGの専門学校では、3dsMaxも扱うことが多いので、 Windowsパソコンが使われます。

アニメーション業界ではMacもWindowsも両方とも使われているので、 あなたが使い慣れているOSを選ぶのがおすすめです。

最後に、Blenderを趣味で使ってみたい場合ですが、 「あなたが使い慣れているOSを選ぶのがおすすめ」です。

趣味だと、目的は「Blenderを使って作品を作ること」ですから、 使い慣れないOSの習得で時間を無駄にしたくはないです。

Blenderでの作品作りに多くの時間を使えるように、 慣れているOSを選びましょう。

Macの推奨スペック

MacでBlenderを使うときも Windowsと同様のスペックが必要になります。

Blender公式サイトに書かれているスペックを 具体的にいまのMacのスペックに置き換えると 下の表になります。

Mac推奨スペック

CPU
  • M1
  • M1 Pro
  • M1 Max
  • M2
メモリ
  • 32GB

補足ですが、Blender公式サイトに書いてある 「macOS Version11.0以降のApple Silicon製CPU」というのは Mシリーズのことを指しています。

ちなみに、現在販売されているMシリーズが搭載されたMacであれば、 AppleのMetal技術を使ったGPUレンダリングもできます。 つまり、高速にレンダリングできるわけです。

さて、具体的な機種についてですが、 Macのおすすめ機種は 「M1 Proが入っているMacBook Pro」です。

理由は、 「M2が入ったMacBook ProやMacBook Airでは、 最大メモリが24GBまでしか選べないため」です。

Blenderはメモリ消費が多くなる傾向にあるソフトなので、 推奨メモリの32GBが選べる機種がおすすめです。

Blenderおすすめパソコン

まとめ

「Blender推奨スペックはコレ!おすすめパソコン11選」 についてのまとめです。

Blenderの動作スペックは、 公式サイトに最小スペックと推奨スペックの2種類が載っている。

最小スペックは「3DCG制作を学び始めたばかりのBlender初心者」 が使うようなパソコン。

推奨スペックは 「一通り3DCG制作ができるBlender中・上級者」 もしくは「そうなるつもりの人」が使うようなパソコン。

Blender用パソコンを選ぶときの3つのポイントは 「新しくパソコン購入なら推奨スペックを選ぶ」 「CPUとメモリのスペックが重要」 「将来的にMaya、3ds Maxも使う予定なら認定グラフィックスを選ぶ」。

新しくパソコンを購入してまで学習意欲のある方は、 推奨スペックを満たすパソコンを購入することが 失敗しないパソコン選びになる。

BlenderはCPU性能とメモリ量が 作業の快適性に影響する。

Maya、3ds Maxも使う予定ならば、 動作確認済みのNVIDIAかAMDのグラフィックスが入ったパソコンを選ぶ。

スカルプトをするならペンタブも必須。

モニターはWQHD以上の解像度が推奨。 モデリングやアニメーション作成では、 複数のウィンドウを開くので、 作業スペースを広く取るのが効率的なため。

MacかWindowsどちらを選ぶべきか悩んでいるなら、 自分がどのような目的でBlenderを使うかを考慮して選ぶのがおすすめ。

Macの推奨スペックは、Windowsと同様。 CPUは、Mシリーズが推奨。

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