BlenderをMacで使うときの推奨スペックはコレ!

BlenderのMac推奨スペックと便利な周辺機器を解説

BlenderをMacで使うときの推奨スペック

こんなことが知りたい

BlenderのMac推奨スペックは?

CPU、GPU、メモリはどれくらい必要?

ここでは、Blender用パソコンにMacを検討している方に向けて 「BlenderのMac推奨スペック」 を解説しています。

また、Blenderで3Dモデリングやアニメーション作成をするにあたって、 「おすすめのMac」と 「使うと快適な周辺機器も」 一緒に解説していきます。

あなたのMac選びのお手伝いができれば うれしいです。

この記事を書いた人

自分
さくら

  • 3DCADサポートエンジニア
  • サポート歴7年
  • Autodeskとダッソー製品のカスタマーサポートに従事

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目次

Macの推奨スペック

Blenderを使うためのMacの推奨スペックは、 Blender公式サイトに記載されています。 公式サイトのスペックをもとに、 いま市場に出ているMacのパソコンに置き換えると、 推奨スペックは次の表のようになります。

Blender ハードウェア要件・Blender公式サイト

推奨スペック

CPU
  • M シリーズ
  • Mシリーズ Pro
  • Mシリーズ Max
メモリ
  • 32GB
グラフィックス GPU 8GB以上

メモリやグラフィックスのGPUメモリは、 BlenderのWindowsパソコン向けの推奨スペック と同じです。

CPUはMシリーズが推奨です。 ちなみに、Blenderの公式サイトに書いてる 「macOS Version11.0以降のApple Silicon製CPU」は、 2020年以降に発売されたMシリーズになります。

ちなみに、 この推奨スペックを満たすには「Mシリーズ Proを搭載したMacBook Pro」もしくは 「Mシリーズ Max を搭載したMacBook Pro」になります。 メモリを32GBまでオプションで選べるのは、 このMシリーズ ProとMシリーズ Maxを搭載したMacのみです。

ただし、必ずしも上の表のスペックである必要性はありません。 メモリは16GBでも比較的快適に動作しますし、 GPUも4~6GB割り当てられればカクカクした動きにはなりません。

つまり、MacBook AirでもMシリーズ搭載のMacBook Proでも Blenderはしっかりと動作してくれます。

しかし、「メモリは最低でも16GBがおすすめ」です。 なぜなら、MシリーズはGPUとメモリを共有しているためです。

例えば、下の図のような背景の3DCGに対して 壁紙や木の質感などを適用する「マテリアル設定」を行うようなときに GPUを使った3D表示をします。

Blenderマテリアル設定デモ画像

このとき、3Dオブジェクトの読み込みと GPUを使った高速3D表示の両方でメモリを使うため できるだけ大容量のメモリがおすすめなのです。

ちなみに、 このデータを開きながらマテリアル設定を実行すると 6.5GB~7GB以上のメモリが使われていました。 私が試したのはCPU内蔵グラフィックスのWindowsパソコンですが、 Macでも似たようなメモリ消費量になるでしょう。

つまり、8GB搭載メモリだと80%以上使い、かなりひっ迫して 動きも遅くなってしまうリスクがあるわけです。

こういう理由から、 最低でも16GB以上のメモリがおすすめです。

MacBookAirとMacBookProどちらを選ぶ?

Blenderの推奨スペックに最適なのはMacBookProですが、 すべての人にMacBookProがおすすめというわけではありません。

これから3DCGを始めるBlender初心者や、 少し3Dモデリングができるけど、 大規模な3DCG作品を作るまでには至っていない中級者には、 MacBookAirでも十分に快適な3Dモデリングができます。

例えば、 下の図のような女の子のキャラクターをモデリングする場合は、 MacBookAirでも軽快に操作することができます。 このキャラクターは、デニムの上着や短パン、ブーツの質感を上げるために テクスチャと呼ばれる画像を貼り付けています。

テスクチャを使うと、3D表示に大きな負荷がかかりますが、 この程度の規模の3Dモデルであれば、 MacBookAirでも軽快に動作するでしょう。

Blenderマテリアル設定画面

ただ、MacBookAirを選ぶ際に注意したいのは、 16GB以上のメモリを選択することです。 MacBookAirは、基本では8GBのメモリになっていますが、 オプションで16GBに上げることを強く推奨します。

理由は、Blenderはメモリの消費量が多いためです。 メモリが不足して、動きが急激に遅くなることもありますので、 メモリ選びは慎重にしてください。

MacBookAirのM2とM3どちらを選ぶ?

MacBookAirで、M2とM3のどちらを選ぶべきか? 価格の差があるため、迷ってしまうこともあるでしょう。

迷っているならば、 あなたが、価格とスペックどちらに重きを置いているかによって M2かM3かを決めるのがいいでしょう。

もしあなたが、Mac選びで「価格」に重きを置いてるならば、 M2搭載のMacBookAirを選ぶのが適切です。

M2搭載とM3搭載では、 1~2割ほど価格差があるためです。 全体的なスペックとしてはM3搭載のMacBookAirの方が上ですが、 そこまで劇的なスペック差はありません。

逆に、あなたが「スペック」に重きを置いているならば、 M3搭載のMacBookAirを選ぶほうが満足度が高いでしょう。

特にM3は「ハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシング」という 機能が搭載されていて、GPUのレンダリング能力が大幅にアップしています。 これは3Dを扱うときに大きなメリットになります。

このように投資額を増やしてでも快適性をアップさせたいと考えているならば、 最新のMシリーズを選ぶのが得策です。

MacBookProを選ぶべき人は?

さて、では、 MacBookProがおすすめなのはどのような場合のなのか? ですが、 下の図のような、キャラクターと背景を入れ込んだ規模の3Dモデリングをする場合です。

背景を含めた3DCGのシーン

この規模になるとトータルのポリゴン数も多くなり、 CPU、GPU共に性能が高くないと 操作時にもっさりした動きになりがちです。

メモリも32GBが妥当ですので、 大容量メモリが選べて、さらに性能の高いM Pro、Maxが選べる MacBookProが最適です。

もしあなたが、いまはまだ、ここまで作れないスキルでも、 「将来的にここまで作りたい!」と考えているならば、 MacBookProを選ぶのが適当でしょう。

スキルに合わせてパソコンを買い替えるのは、 なかなか難しいため、 あなたが本気であればあるほど、ハイペックのMacBookProを選ぶのが最適です。

具体的なおすすめの商品については、 別のページでまとめていますので、 興味があれば、こちらも合わせてご覧ください。

厳選!おすすめ3DCGパソコン10選

MacBookは外部モニターもおすすめ

MacBookはWindowsノートパソコンと違って、 Retinaディスプレイなので高解像度の液晶がついています。

例えば、14インチのMacBook Proでも3024x1964ピクセルあるので、 WQHD解像度よりも高い解像度になります。 ちなみに3Kの解像度ですね。

さて、Blenderでモデリングやアニメーション作成をするのに、 この高解像度に対して画面サイズでは 少し小さいように感じてしまうことも少なくありません。

そのため、MacBookを使っているクリエイターさんは 外部モニターを付けて、「MacBook+外部モニター」の デュアルモニターで作業をしている方も多いのです。

ちなみに なぜ外部モニターがおすすめなのか?というと、 作業効率が圧倒的に違うからです。

例えば、「MacBook+外部モニター」にした場合、 外部モニターにBlender画面を出しながら、 MacBookにはPhotoshopでマテリアル設定で使う「テクスチャ」を作成するという ような平行作業がしやすいのです。

こういう作業効率の面からも 外部モニターをおすすめしています。

Magic Mouseと3ボタンマウス

続いて、Macの周辺機器についても解説していきます。

Macのマウスといえば「Magic Mouse」ですが、 Blenderでは3ボタンマウスが標準なので Magic Mouseを使う場合は Blenderで設定を変更する必要があります。

そのことを踏まえると、 「できればMagic Mouseではなく、 3ボタンマウスをつかうことをおすすめ」します。

なぜなら、 「3ボタンマウスでの操作に慣れておけば Windowsパソコンに乗り換えたときでも 違和感なくBlenderを使えるから」です。

例えば、Blenderを使い続けてスキルがついたときに 制作会社でクリエイターとして働くことがあるかもしれません。 いまの日本の3DCG制作会社ではWindowsパソコンが主流なので、 3ボタンマウスが使われることが多いのです。 そんななかMacでMagic Mouseの操作に慣れていると、 3ボタンマウスを使いこなすまでに時間がかかるリスクがあるわけです。

「私はずっとMacで行くんだ!」という方は問題ないかもしれませんが、 Windowsパソコンを使う可能性がある場合は、 3ボタンマウスを最初から選ぶことをおすすめします。

テンキー付きのキーボード

Blenderにおいて、キーボードもかなり重要です。 なぜならBlenderではショートカットキーを使うことが多いためです。

そんなショートカットキーが割り振られているキーボードですが、 Blenderではテンキー付きのキーボードがおすすめです。

なぜテンキー付きキーボードがおすすめなのか? その理由は 「Blenderで最も操作数が多い「3D表示機能」のショートカットキーが テンキーに割り振られているため」 です。

例えば、モデリングのときには、 「真上」「正面」「側面」の3D表示をして違和感がないか確認しながら 作業を進めていきます。 また、細かい部分を修正するのにズームインやズームアウトも頻繁に使います。

これをショートカットキーで操作することが多いわけです。 ショートカットキーではなく、 画面上のボタンを押して3D表示を変えることもできますが、 圧倒的な作業効率の差が生まれるので通常はショートカットキーを使います。

こういう理由からも テンキー付きのキーボードがおすすめです。

冷却スタンド

3DCG用ノートパソコンの必需品と言っても過言ではないのが 「冷却スタンド」です。

なぜ冷却スタンドがおすすめなのか?ですが、 「BlenderではCPUやGPUをフルに使う機能が多いので MacBookが熱くなりやすいため」 です。

特にマテリアル設定やレンダリング設定をするときには CPUとGPUの使用率が100%近くなることが多々あります。 このときMacが高熱になるとパフォーマンスが落ちたり、 Mac自体が熱で落ちたりするリスクがあるわけです。

これを避けるためにも 冷却スタンドをおすすめしています。

ちなみに、私自身もWindowsノートパソコンを使っていますが、 下の図のような「ノートパソコン+冷却スタンド+外部モニター」で 3DCG作成をしています。

ノートパソコンと外部モニターの画像

Windowsのおすすめパソコン

当サイトでは Blenderが快適に動くおすすめのWindowsパソコンも紹介しています。

Blenderの推奨スペックをもとに 失敗しないパソコンの選び方も解説します

あなたがWindowsパソコンにするか、Macにするか悩んでいるならば、 ぜひ一度、こちらもあわせて参考にしていただければ嬉しいです。

Blender推奨スペックはコレ!おすすめパソコン10選

まとめ

「BlenderをMacで使うときの推奨スペックはコレ!」についてのまとめです。

Blenderを使うときのMacの推奨スペックは 基本的にはWindowsパソコンの推奨スペックと同じ。

メモリは32GBが推奨だが、16GBでも問題なく動く。

外部ディスプレイをつなげることで デュアルディスプレイにできるので作業効率が圧倒的によくなる。

Magic MouseはBlenderの設定を変えると使えるが、 通常の3ボタンマウスに使い慣れている方が、 Windowsパソコンに乗り換えたときにも対応が利く。

テンキーに重要なショートカットキーが割り当てられているため キーボードはテンキー付きがおすすめ。

BlenderではCPUとGPUを最大限に使うことが多いので パソコンが熱くなりやすい。 そのため冷却スタンドがあると熱暴走を防げるのでおすすめ。

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