Blenderを独学する3つのメリットデメリット

Blenderを独学する良いところ悪いところ

Blender独学

こんなことが知りたい

「3DCGを独学したいけど、Blenderは向いている?」

「Blenderを学ぶと何に有利?」

「Blenderを独学するときに必要なものは?」

ここでは、これからBlenderを学びたいと思っている方に向けて 「Blenderを独学するメリットとデメリット」 について解説していきます。

私は仕事でMayaのカスタマーサポートをすることがあります。 お客さんと話す機会があるのですが、 「Blenderから始めた」と言っている方もけっこういます。

そんなお客さんとの会話の中で出てきた話題を メリットデメリットにまとめてみました。

この記事を書いた人

自分
さくら

  • 3DCADサポートエンジニア
  • サポート歴7年
  • Autodeskとダッソー製品のカスタマーサポートに従事

目次

Blenderを独学する3つのメリット

「Blenderは独学に向いているのか?」 そして「Blenderを習得することでどんなことに役立つのか?」 その答えがメリットの中に入っています。

Blenderを独学するメリットはこの3つです。

Blender独学のメリット

  • ソフトウェア代金がかからないので始めやすい
  • 初心者向け情報が豊富なので挫折しづらい
  • Blenderを覚えれば他の3DCGソフトに応用が利く

Blenderはオープンソースの無償ソフトとは 思えないほどのメリットがあります。

ソフトウェア代金がかからないので始めやすい

3DCGの独学で最もメリットがあると言ってもいいのが、 「ソフトウェアの利用料金がかからないこと」でしょう。

3DCGソフトの代表格であるMayaや3ds Maxは、 年間で約30万円弱します。

そのMaya、3ds Maxと引けを取らない機能を備えているBlenderが、 無償で使えるのはかなり大きなメリットなのです。

無償であれば独学を始めるハードルも低いですし、 もし向かなかったときに気軽にやめることもできます。

人間どうしても向き不向きがありますので、 「やってみたダメだった」ということもあります。

そのときに多額のお金を払っていると、 どうしても辞められないこともありますよね。

「自分が3DCGに向いているかどうかを確かめる」という意味でも、 Blenderの独学はいいと思っています。

初心者向け情報が豊富なので挫折しづらい

Blenderは、多機能な実践で使える3DCGソフトというこもあり、 ユーザーが多くて操作に関する情報も豊富です。

しかも、「Blenderやってみた!」系のブログから、 Blender公式サイトのチュートリアルまで 初心者に向けた情報が多くあります。

つまり、独学でよくある「何から始めればいいかわからない」が 軽減できるわけですね。

例えば、ユーザーが作ったBlenderの情報サイトでは、 「アヒルのおもちゃの作成」のチュートリアルを載せています。

モデリングからレンダリングまでの操作手順を 画像を含めて載せています。

初心者向けチュートリアル・Blender.jp

Youtubeでも入門動画がたくさんあります。 とても分かりやすかったのが、この動画ですね。

【初心者向け】世界一やさしいBlender入門!使い方&導入〜画像作成までを解説【Blender2.9】

また、アマゾンや楽天で「Blender」で検索すると、 モデリングからアニメーションまでたくさんの参考書が出てきます。

初級から中級にステップアップする情報も豊富にあるので、 挫折しづらいのが大きなメリットになります。

Blenderを覚えれば他の3DCGソフトに応用が利く

3つ目のメリットは、 「Blenderを覚えればMayaや3ds Maxにも応用できる」ことです。

3Dモデリングの基礎やアニメーションの基礎は、 どの3DCGソフトも変わりません。

操作方法は違いますが、基本的な仕組みは同じなので Blenderでスキルを習得すれば、 他の3DCGソフトでも容易に応用ができるわけですね。

例えば、 アニメーションの基礎であるリギングもBlenderでできます。 スケルトンの作成からコンストレインの設定、 コントローラーの仕組みまで、 ほとんど他の3DCGソフトと変わらないわけです。

もちろん、3Dモデリングも同様です。 メッシュに色や質感を割り当てるマテリアルやテクスチャの仕組みや、 形状を変形させるモディファイヤの仕組みなんかは、 他の3DCGソフトと同じ仕組みなのです。

色々と専門用語を書きましたが、 つまり、 「3DCG作成の仕組みは3DCGソフトでほぼ同じなので、 Blenderで習得したスキルは他でも使える」 ということです。

Blenderを独学する3つのデメリット

3DCGの独学にBlenderを選ぶデメリットもあります。 私が感じているデメリットはこの3つです。

Blender独学のデメリット

  • 就職先が少ない
  • サポートが受けられないので自己解決が必須
  • ハイスペックパソコンが必要

「Blenderを独学するときに必要のものは何か?」 に対する回答が、 このデメリットの中にある「ハイスペックパソコンが必要」になります。

就職先が少ない

3DCGでよく使われるMaya、3ds Maxと比べて、 Blenderは圧倒的に就職先が少ないのが最大のデメリットです。

Blenderは日本での知名度は高かったのですが、 仕事の現場で使われるツールとしては、 まだまだ馴染みがないのです。

仕事現場ではMayaが大半のシェアを占めていて、 次いで3ds Maxが使われています。

Blenderはシン・エヴァンゲリオンで使われたり、 Unityとの親和性が高く、ゲーム業界で使われ始めて 徐々に現場に普及しつつあります。 しかし、まだ当分の間はMaya、3ds Maxの2強は続くでしょう。

Blenderだけ知っていても即戦力にならないので、 就職後は数か月のMaya、3ds Max習得期間が必要になります。

Blenderを知っていれば他の3DCGソフトへの応用が利くと言っても、 やはり操作方法が違います。 操作方法は覚えなおさないといけないわけですね。

サポートが受けられないので自己解決が必須

2つ目のデメリットは、 「操作方法や機能の使い方でつまづいたときに、 自分で解決しなければいけないこと」 です。

市販の3DCGソフトは、 カスタマーサポートセンターがあり、 わからないところを質問すると解決方法を教えてくれます。

Autodesk商品では、サブスクリプション料金の中に サポート料金も含まれているので、 WEBから問合せたり電話で聞いたりできます。

しかし、Blenderはオープンソースの無償ソフトウェアなので、 サポートが薄いのです。

コミュニティの掲示板に質問して有志が返信をくれるか、 似たような質問を探すしかないわけです。

少し操作に慣れてきて、 独自で作りたいものを作ろうとしたときに 「あれ?これってどうやるの?」に直面することがあります。

そのときに頼れるところがあるのと、ないのでは、 解決までの時間にかなりの差が出ることがあります。

ハイスペックパソコンが必要

デメリットの3つ目は 「Blender独学にはハイスペックパソコンが必須」です。

Blenderの動作環境は、 最小構成だと一般的にビジネスで使われるような 低スペックのパソコンが載っています。

しかし、これは初心者が作る3DCG作品が動く程度のパソコンスペックです。

2~3か月独学して、ある程度スキルを習得してから 少しボリュームのあるCG作品を作るとパソコンの動作が遅くなってきます。 アニメーションの場合、ファイルを開くことすらできないこともあります。

例えば、私が在宅用で使っているパソコンで Blender公式サイトにあるデモデータを開くと固まってしまいます。 ちなみに、 スペックは「Corei5、8GBメモリ、Intel UHD620 内臓グラフィックス」です。

Blenderフリーズ

つまり、 「本気の独学には、Blender公式サイトに載っている推奨スペックが必須」 ということです。

「Blenderの推奨スペックとパソコンの選び方」については、 別のページでまとめています。 よかったらそちらもあわせて参照してください。

Blender推奨スペックはコレ!おすすめパソコン11選

Blenderにおすすめのパソコン

最後まで見てくれてありがとうございます。 ここで少しPRさせてください。

当サイトでは 3DCG作成向けにおすすめのパソコンも紹介しています。

Blenderでの3Dモデリングやアニメーション作成でもストレスなく動く パソコンも紹介しています。

パソコンメーカー別に ローエンドからハイエンドまでのノートパソコンと デスクトップパソコンを提案しています。

Blender用のパソコンをお探しの方は、 そちらもあわせて参考にしていただければ嬉しいです。

厳選!おすすめ3DCGパソコン11選

まとめ

「Blenderを独学する3つのメリットデメリット」 についてのまとめです。

Blenderは独学に向いている。 その理由は、「ソフトウェア料金が無料」 「初心者向けのチュートリアルが豊富にある」 ことが挙げられる。

無償なので勉強を始められるハードルが低い。 また、ユーザーが多いので初心者向けコンテンツがいたるところにある。

Blenderを習得することで、 Mayaや3ds Maxといった他の3DCGソフトに応用できるスキルが身につく。

Blender独学のデメリットは、 「就職先が少ない」 「サポートが受けられない」 「ハイスペックパソコンが必須」がある。

Blenderを習得しても求人が少ないので 就職が難航することがある。

カスタマーサポートがないので、自己解決が必須。 挫折する要因になる。

ある程度の規模のCG作品を作ろうとすると、 ハイスペックパソコンが必須になる。

2~3か月後にはある程度のスキルが身につくことが多いので、 そこで中規模のCG作品を作るのに ハイスペックパソコンではないと、動かないことがある。

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