3DCGにおすすめのグラボはコレ!
こんなことが知りたい
3DCGにおすすめの最新のグラフィックボードは?
ここでは、3DCGソフト向けにグラフィックボードを探している方に向けて 「3DCGに最適な最新グラフィックボード」 を紹介しています。
主に3DCG業界で多く使われている、 下の3つのCGソフトに最適なグラフィックボードをピックアップしています。
最適な3DCGソフト
- Maya
- Blender
- 3ds Max
Maya、3ds Maxについては、 動作確認されている「認定ハードウェア」を中心に おすすめグラフィックボードを紹介していきます。
ちなみに「3DCGソフトのグラフィックボードはどうやって選べばいい?」 という場合は、別のページで「選び方」を解説していますので、 そちらもあわせてごらんください。
目次
おすすめグラフィックボード
おすすめのグラフィックボードとして選んだ基準は、 下の3つのポイントを重視しました。
グラボ選びで重視したポイント
- 認定ハードウェアである
- 最新のグラフィックボードである
- GPUレンダリングに対応している
Maya、3ds Maxで認定ハードウェアに選ばれている グラフィックボードを中心に厳選しています。
また、今現在パソコンに多く搭載されている グラフィックボードをピックアップしています。
そして、 GPUレンダリングに最適化されているグラフィックボードを選んでいます。 注意点としては、Maya、3ds MaxはNVIDIAのみ対応しています。 BlenderはNVIDIA、AMDの両方に対応しています。
NVIDIA AmpereアーキテクチャのRTX A4000です。
グラフィックメモリは16GBで、 Ampere特有のコア数の多いグラフィックボードです。
GPUレンダリングに対応している ハイエンドのグラフィックボードになります。
価格は約13万円弱です。
NVIDIA AmpereアーキテクチャのGeForce RTX 4090です。
グラフィックメモリは24GBで、 Ampere特有のコア数の多いグラフィックボードです。
GPUレンダリングに対応している ハイエンドのグラフィックボードになります。
価格は28万円強です。
NVIDIA AmpereアーキテクチャのGeForce RTX 4080です。
グラフィックメモリは16GBです。
GPUレンダリングに対応している ハイエンドのグラフィックボードです。
価格は約20万円弱です。
NVIDIA AmpereアーキテクチャのGeForce RTX 4070です。
グラフィックメモリは12GBで、 価格と性能のバランスが取れたグラフィックボードです。
GPUレンダリングに対応している コストパフォーマンスに優れたミドルエンドのグラフィックボードです。
価格は10万円強です。
NVIDIA AmpereアーキテクチャのGeForce RTX 4060Tiです。
グラフィックメモリは8GBで、 価格重視のグラフィックボードです。
GPUレンダリングに対応している ミドルエンドのグラフィックボードです。
価格は6万円強です。
AMD Radeon ProシリーズのW6600です。
グラフィックメモリは8GBで、 価格と性能のバランスが取れたグラフィックボードです。
主にワークステーションで採用されているグラフィックボードで、 コストパフォーマンスに優れたミドルエンドのグラフィックボードです。
Maya、3ds MaxのArnold GPUレンダリングには対応していません。 BlenderのCyclesにのみ対応しています。
価格は約10万円強です。
3DCGにはQuadro系とGeForce系どちらが向いている?
3DCGソフト向けのグラボはQuadroとGeForceどちらが最適か? と悩むことも少なくないと思います。
私の3Dソフトのサポート経験からすると、 「3DCGソフトではQuadro系でもGeForce系でも、どちらも向いている」 と言えるでしょう。
その理由としては、 「Maya、3ds MaxでQuadro系もGeForce系も認定ハードウェアに選ばれているから」 です。
Blenderに認定ハードウェアはありませんが、 Blender公式サイトの推奨スペックを満たしていれば、 リスクは少ないと感じています。
ただ、仕事で使うグラフィックボードであれば、 Quadro系のグラボの方が安心感があります。
その理由は、 「Quadro系のグラフィックドライバは、AutodeskやBlenderと調整しながら開発をしているから」 です。
Quadro系のドライバとGeForceのドライバは別で開発を進めています。 Quadro系のドライバはCADやCGと言ったクリエイター向けソフトの不具合修正や機能追加が主にです。 しかし、GeForceのドライバはゲームソフトでの不具合修正や調整が多いのです。
これは、 NVIDIA公式サイトのドライバ検索のページで確認することができます。 ドライバの更新履歴にMayaや3ds Max、AutoCAD修正などの履歴が載っています。
こういう理由で、 仕事で使う場合のグラボはQuadro系をおすすめしています。
AMDを選ぶときの注意点
AMDのRadeon、RadeonProを選ぶときの注意点としては、 「GPUレンダリングに対応しているかどうか」があります。
例えば、Maya、3ds MaxのレンダラであるArnoldは、 AMDのグラフィックボードでのGPUレンダリングには対応していません。
しかし、Blenderで使えるCyclesは、 AMDのHIPをサポートしていて、GPUレンダリングに対応しています。
(2022年11月現在)
もし、レンダリングを頻繁に行う場合は、 あなたが使っている3DCGソフトのレンダラが AMDのグラボに対応しているかどうかをしっかりとチェックしてから 購入することをおすすめします。
3DCGのおすすめパソコン
当サイトでは 3DCG作成向けにおすすめのパソコンも紹介しています。
パソコンメーカー別に ローエンドからハイエンドまでのノートパソコンと デスクトップパソコンを提案しています。
3DCG用のパソコンをお探しの方は、 そちらもあわせて参考にしていただければ嬉しいです。