人気3DCGソフトのライセンス比較
こんなことが知りたい
「3DCGソフトのライセンス形態、価格、アカデミック版の比較表を見たい」
「サブスクリプションか、永久ライセンスがあるか知りたい」
ここでは、3DCGソフトの購入を検討している方に向けて 「各3DCGソフトのラインセンス形式や価格を比較」しています。
比較対象の人気3DCGソフトは、こんな感じです。
比較する3DCGソフト
- Maya
- 3ds Max
- Blender
- ZBrush
- Cinema4D
- Houdini
- Shade3D
- SketchUp Pro
スキルを習得していれば就職に強いハイエンドの3DCGソフトから、 趣味でよく使われるフリーソフトまでをピックアップしました。
独学で、どの3DCGソフトを習得しようか悩んでいる方にも 「価格」と「どの業界におすすめなのか」を見て、 参考にしていただければと思います。
目次
- 3DCGソフトのライセンス比較表
- 3DCGソフトの特長とおすすめ業界
- Maya
- 3ds Max
- Blender
- ZBrush
- Cinema 4D
- Houdini
- Shade 3D
- SketchUp Pro
3DCGソフトのライセンス比較表
各3DCGソフトの「価格」「ライセンス形式」「教育・学生版の有無」を 表にしています。
2022年11月現在の価格とライセンス形式を表示しています。 サブスクリプションは1年契約の価格を表示しています。
価格 | 形式 | 学生版 | |
Maya |
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あり 無償 |
3dsMax |
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|
あり 無償 |
Blender | 無償 | フリーソフト | |
ZBrush |
|
|
なし |
Cinema4D |
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あり 無償(半年間) |
Houdini |
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あり 有償 |
Shade3D |
|
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なし |
SketchUpPro |
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あり 有償 |
補足としては、 サブスクリプションライセンスの場合は、1年以上の契約もできます。 基本的に契約年数が長いほど割引率が高いです。
永久ライセンスは、 永続的に最新のソフトが使えるという意味ではありません。
購入したときのバージョンを使い続けることができるというものです。 Windows、MacなどのOSがアップデートして、 サポート外になったときは、 更新料を払ってバージョンアップする必要があります。
3DCGソフトの特長とおすすめ業界
比較表で紹介した3DCGソフトの特長を解説していきます。
Maya
Mayaは日本の3DCG業界で最も使われている3DCGソフトです。
そのため、求人数も圧倒的に多く、 スキルを身につけておけば就職にかなり有利になります。
Mayaがよく使われる業界としては、 「ゲーム、アニメーション、映像制作、建築」とあり、 幅広いジャンルで使われています。
搭載されている機能は、 3DCG制作で必須な「モデリング、アニメーション、レンダリング」 を備えています。
Maya
ライセンス |
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教育版 |
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対応OS |
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おすすめ業界 |
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3ds Max
3ds MaxはAutodeskが開発をしている 老舗3DCGソフトです。
3ds Maxがよく使われる業界としては、 「アニメーション、建築」で採用している企業が多いです。
特に建築業界では、宣伝広告向けの建築CGパースを 3ds Maxで作成することが多いのも特長です。
また、アニメーション向けに作られたエフェクトのプラグインが 数多くあるため、3Dアニメーション業界でもよく使われています。
搭載されている機能は、 3DCG制作で必須な「モデリング、アニメーション、レンダリング」 を備えています。
3ds Max
ライセンス |
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---|---|
教育版 |
|
対応OS |
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おすすめ業界 |
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Blender
Blenderは、誰でも無償で使えるオープンソースの3DCGソフトです。
Blenderが使われる業界としては、 「ゲーム、映像制作、アニメーション、建築」が注目をしています。
知名度は高いものの、 日本企業ではまだBlenderを本格採用している企業が少ないのも現状です。
しかし、シンエヴァンゲリオンの制作で採用されたことをきっかけに、 注目度が高まっています。 また、ゲーム業界ではUnityとの親和性の高さからも注目されています。
搭載されている機能は、 3DCG制作や映像制作で必須な「 モデリング、アニメーション、レンダリング、ビデオ編集」 を備えています。
Blender
ライセンス |
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---|---|
対応OS |
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おすすめ業界 |
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ZBrush
ZBrushは粘土でデザインしていくような、 スカルプトモデリングを得意とする3DCGソフトです。
ZBrushがよく使われる業界としては、 「ゲーム、映像制作」で採用している企業が多いです。
ゲームや実写の映像制作の現場で、 高解像度の高品質なキャラクターを作成することが多いのも特長です。
また、他にもフィギアの3Dデザインや ジュエリー関係のデザインに使われることもあります。
搭載されている機能は、 3DCG制作で必須な「モデリング、レンダリング」 を備えています。
ZBrush
ライセンス |
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対応OS |
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おすすめ業界 |
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Cinema 4D
Cinema 4Dは、MAXONが販売をしている老舗の3DCGソフトです。
Cinema 4Dがよく使われる業界としては、 「ゲーム、映像制作、建築、アニメーション」と多岐にわたっています。
注目すべきは建築業界で、よく使われる3DCADのVectorworksと親和性があることです。 「Vectorworksで作った建築パースは、Cinema 4Dでレンダリングする」 という暗黙のルールがあるほど連携がいいのが特長です。
搭載されている機能は、 3DCG制作で必須な「モデリング、アニメーション、レンダリング」を備えています。
Cinema 4D
ライセンス |
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教育版 |
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対応OS |
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おすすめ業界 |
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Houdini
HoudiniはカナダのSide Effects Software社が開発をしている 3DCGソフトです。
Houdiniがよく使われる業界としては「ゲーム、映像制作」 があります。
映像制作では、映画やテレビの分野でリアリティのあるシミュレーション効果が評価を受けて、 Houdiniを採用する企業が増えています。 ゲーム業界でも同じように、 実写に近い映像をシミュレーションで作成できることが人気の秘密です。
Houdini
ライセンス |
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教育版 |
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サブスクリプションのみ
対応OS |
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おすすめ業界 |
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Shade 3D
Shade3Dは、比較的低価格で3DCG制作ができるミドルエンドをターゲットにした 老舗3DCGソフトです。
Shade3Dは3タイプのグレードがあり、 Professional、Standard、Basicに分かれていて、 価格もグレードによって異なります。
Shade 3Dが使われている業界としては 「建築、広告」で採用している企業が多いです。
建築業界では、建築CGパースの作成でShade3Dを使っている企業もあります。
また、製造業での広告画像を作るためにShade3Dを使っているところもあります。 例えば、家電製品のPR画像を3Dで作成するような事例です。
搭載されている機能は、 3DCG制作で必須な「モデリング、アニメーション、レンダリング」を備えています。
Shade3D
ライセンス |
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教育版 |
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対応OS |
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おすすめ業界 |
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SketchUp Pro
SketchUp Proは比較的歴史の新しい3DCGソフトウェアです。 GoogleがGoogleEarthのために買収したことでも有名になった3DCGソフトですが、 今はTrimbleが開発をしています。
SketchUp Proが使われている業界は「建築」になります。
建築パースの作成に特化した機能が多く含まれており、 ユーザー数も多く、建築関係の求人数も少なくありません。
搭載されている機能は、 3DCG制作で必須な「モデリング、アニメーション、レンダリング」を備えています。
SketchUp Pro
ライセンス |
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教育版 |
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対応OS |
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おすすめ業界 |
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CG学習にハイスペックPCは必須!3DCGパソコンを探している方へ
最後まで読んでいただきありがとうございます。 当サイトでは 3DCG作成向けにおすすめのパソコンも紹介しています。
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3DCG用のパソコンをお探しの方は、 そちらもあわせて参考にしていただければ嬉しいです。
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