3DCG独学を成功させる重要ポイントはコレ!
こんなことが知りたい
3DCGの独学で挫折しないためには何が必要?
ここでは、 これから3DCGの独学を始める方に向けて 「3DCGの独学で挫折をしないためのポイント」を解説しています。
独学は不安で不安でしかたありませんよね。とてもよくわかります。 しかし、ポイントをおさえれば、 独学でも就職できるレベルまでスキルアップすることはできます。
ここではまず、「独学を始める前に知っておきたいこと」に絞って 説明していきたいと思います。
目次
3DCGの独学で必要な3つのポイント
3DCGの独学を成功させるために必要なことは、 この3つが重要になってきます。
- 目的を果たすストーリーを明確にする
- 学習を習慣化する
- スキルアップできる手段をみつける
成功までの流れとしては、 「目的と目標をはっきりさせる」→「学習の習慣を作る」→「ステップアップできる教材で学習する」 になります。
誰もがわかっている「当たり前のこと」のようですが、 意外に曖昧なまま進めてしまいがちです。
特に目的と目標がはっきりしないまま独学をしていると、 モチベーションが保てなくなり挫折してしまうことが多いです。
目的を果たすストーリーを明確にする
まずは、「3DCGを独学する目的と目標を決める」ことが重要です。
そして、その目的を果たすために、どのようなストーリーで スキルアップしていくかを描く必要があります。
具体的な目的と目標がないと、どうしてもモチベーションが保てなくなり 挫折してしまいます。
3DCGを独学する目的と目標は、 例えばこんな感じのものがあるかと思います。
例:ゲーム
目的 | ゲーム会社で3Dキャラクターを作成するクリエイターになるため |
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目標 |
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例:アニメーション
目的 | アニメーション会社で3Dアニメーターになる |
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目標 |
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例:映像制作
目的 | 映像制作会社でVFXクリエイターになる |
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目標 |
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目的を果たすために、 具体的なアクションと実行期間を目標にします。
そうすることで、「時系列で何をすべきか」が想像できるので 「今やるべきこと」が明確になるわけですね。
ストーリー仕立てで目的と目標を決めると、 「あとはそれを実行するのみ」になるので、 迷うことも少なく挫折しづらくなります。
ちなみに、目標が達成できなかった場合は、修正しながら独学をすすめます。 例えば、Mayaの基礎が半年で覚えられなかった場合、 「期間を8か月に延ばす」などの修正を加えていきます。
学習を習慣化する
目的と目標が決まったら、 それを達成するためにひたすら学習して手を動かすわけですが、 その「学習を継続すること」が意外に難しいです。
「今日はやるぞ!」という日が365日毎日続くわけではないので、 そのやる気に依存しない方法で学習を続ける必要があります。
それが、「学習をルーチン化させて、無意識に勉強する習慣をつくること」です。
学習の習慣化は、毎日決まったルーチンをすることで身につきます。
例えば、「夕食から30分後にパソコンを起ち上げてMayaを起動する。」 というような感じです。 学習する時間は決めなくてもいいです。
気分が乗らなければ、その日はソフトを起動するだけで終わりにします。 とりあえず、3DCGソフトを起動するところまでを習慣化します。
「え?学習時間決めなくていいの?」と思うかもしれませんが、 じつは、ソフトを起動するところまですると、 人はやる気が出てきて学習を始めることが多いのです。
つまり、「学習を始める準備までを習慣化する」ことで 自然にやる気が出てきて学習を始めるわけですね。
このルーチンを毎日続けて、 ぜひとも3DCG学習の習慣化をものにしてください。
スキルアップできる手段をみつける
学習を進めるにつれて、スキルアップで必要になってくるのが 「スキルアップするための教材」と「問題解決ができるコミュニティ」です。 独学において最も難しいのがこのスキルアップ手段をみつけることです。
スキルアップするための教材
まずは教材についてですが、 「自分のレベルにあった参考書」と 「自分のレベルにあった動画コンテンツ」を探すことが スキルアップのコツになります。
参考書は買ってみないとわからない部分も多いので、 「じっさいに買ってみてダメだったらあきらめる」くらいの気持ちで 購入することが大事だと個人的には感じています。
口コミを見て買ったけど、 自分のレベルに合わなかったという経験をしたことはないでしょうか? 特にWEB購入だと立ち読みができないので、このリスクは拭えません。
だからと言って、参考書を買わないのは個人的におすすめしません。 参考書はすぐ見直せる手軽さがあるので、かなり学習効率を上げてくれます。 ですので、お金を投資してでもいい本を探し続けることをおすすめします。
ちなみに、初心者向けの参考書については、 別のページでまとめていますので、 興味のある方はそちらも合わせてごらんください。
動画コンテンツは、 ぜひともメーカーのWEBサイトを参考にして、 自分に合ったものを探して視聴してください。 そして、じっさいに手を動かして動画の内容を真似をしてください。 スキルの定着は真似をすることが効率的だからです。
手軽さは参考書にはかないませんが、 理解しやすさは動画の方が圧倒的に優れています。 参考書と動画コンテンツの両方を駆使しながら スキルアップを目指すのが独学を成功させるコツになります。
ちなみに、Maya、3ds Maxについては Autodeskが運営している「AREA JAPAN」が実践的な動画コンテンツをアップしています。 レベル別のカテゴリーになっているので、 ぜひとも活用してみてください。
初心者向けには「Start@Maya Mayaで3DCGをはじめよう」と 「Start@Max 3ds Maxで3DCGをはじめよう」がおすすめです。
Start@Maya Mayaで3DCGをはじめよう・AREA Japan
Start@Max 3ds Maxで3DCGをはじめよう・AREA Japan
問題解決ができるコミュニティ
そして、スキルアップに欠かせないのが「コミュニティ」です。
「どうしてもわからないことの解決方法」や、 「みんなが使っているテクニック」といった スキルアップのためのヒントがたくさん載っているのがコミュニティです。 これを使わない手はありません。
例えば、Mayaや3ds MaxはAREA JAPANの「フォーラム」が コミュニティになっています。 Autodeskのアカウントがあれば投稿することもできます。
「フォーラム」Maya、3ds Max・AREA Japan
ぜひとも活用して、 独学でのスキルアップ速度をあげてください。
独学ではなくオンラインスクールという選択肢もある
3DCGの習得は、独学の他にもオンラインスクールに通うという方法もあります。
「オンラインスクールって高いのでは?」 と考えている方も少なくないと思いますが、 じつは独学でかかる金額とオンラインスクールで学ぶ金額はあまり変わらなかったりします。
例えば、3DCGオンラインスクールに通うことで Mayaや3dsMaxのアカデミック版が使えるようになり、 ライセンス料が無料になることが多いです。
独学と価格を比較してみると、 下の表のようになります。
オンラインスクールと独学の金額比較
独学 |
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オンラインスクール |
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オンラインスクールもいくつかあり、 受講期間により金額も変わってきます。
3DCGのオンラインスクールについての詳細は、 別のページでまとめていますので、 興味のある方はそちらも合わせてごらんください。
3DCGを習得するにもいろいろな選択肢があります。 まずはどんな選択肢があるかを知ってから始めるのが、 あとで後悔しないポイントです。
まとめ
「3DCG独学を成功させる3つのポイント」 についてのまとめです。
3DCG独学で必要なことは3つです。 「目的を果たすためのストーリーを明確にする」 「3DCG学習を習慣化する」 「効率よくスキルアップできる手段をみつける」
まずは3DCGを独学する目的を明確にします。 そしてその目的を果たすために、具体的なアクションと期間の目標を設定します。
次に、その目的と目標を達成するために学習していきます。 そのためには、学習することを習慣化して、 なるべくモチベーションに頼らない方法で勉強できる環境を作ります。
そして、効率的にスキルアップできる手段をみつけておきます。
自分に合った本に巡り合うまで、 何冊も試してみるのがおすすめです。
また、動画コンテンツも常に探し続けて、 自分の求める動画コンテンツがあったら視聴して、 内容を真似して技術を定着させます。
コミュニティも使って、 わからないことを聞いたり調べたりしながら 素早い問題解決をしてスキルアップ効率を高めます。
独学の他にもオンラインスクールという手段もあるので、 色々選択肢を広げることも必要です。