VTubeStudioのおすすめPCスペックを解説
こんなことが知りたい
VTubeStudio向けPCの推奨スペックは?
ここでは、PCを使ってVTubeStudioで配信をしようと考えている方に向けて 「VTubeStudioで配信をするときにおすすめのPCスペック」を解説 しています。
PCはWindowsパソコンを中心に説明していきます。
OBSを使った配信ではどのようなスペックのPCがいいのか? ゲーム配信をする場合はどのようなスペックがいいのか? など、初心者が気になることを取り上げて説明していきます。
あなたの情報収集のお手伝いができればうれしいです。
この記事を書いた人
さくら
- 3DCADサポートエンジニア
- サポート歴7年
- Autodeskとダッソー製品のカスタマーサポートに従事
- 2022年からVR部署の管理職
- 法人向けVRを扱う
詳しい紹介はこちら 「自己紹介」
目次
VTubeStudioの推奨スペック
まず最初にですが、VTubeStudioのPC版の推奨スペックは VTubeStudioがダウンロードできる「Steam」のサイトで 確認することができます。
Steamに載っている推奨スペックを いま販売されいてるCPU、グラフィックボードに置き換えると 下のような表になります。
CPU |
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---|---|
メモリ |
|
グラフィックス |
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このスペックを満たすようなPCは 「安価な価格帯のゲーミングPC」もしくは 「NVIDIAまたはAMDのグラフィックスを搭載したクリエイターパソコン」 になります。
VTubeStudioは非常に軽いソフトウェアで、 比較的安価なPCでも動作します。 推奨はされていませんが、 NVIDIAやAMDのグラフィックスが搭載されていないPCでも ほぼ問題なく動作します。
私のオフィス用PCで試してみましたが、 特に問題なくカクカクせずに動作します。 スペックは「Corei5(1.6GHz)、メモリ8GB、Intel UHD620の内蔵グラフィックス」 ですがWEBカメラをフルHDで撮影しても軽快に動いてくれました。
ただし、これはVTubeStudio単体で動かした場合です。 もしこれで配信ソフトを同時に起動すると かなり遅延が発生してしまいます。
VTubeStudio単体で使うことは少ないと思います。 配信ソフトやPCゲームを同時に動かす場合は、 上の表の推奨スペックよりも さらにスペックの高いPCが必須になります。
OBSも同時に使うときのスペック
VTubeStudioは、OBS Studioなどの配信ソフトと同時に起動して 使う場合が多いです。
OBS StudioとVTubeStudioを組み合わせて配信をする場合は、 VTubeStudio公式の推奨スペックよりも高いスペックのPCがおすすめです。
なぜなら 「OBS Studioの方が高いスペックのPCが必要だから」 です。
例えば、CPU、メモリはVTubeStudioの推奨スペックより 高いスペックが必須になってきます。 特にCPUは処理速度にかかわるので、 クロック数も高いものを選択するのが配信での遅延リスクを減らしてくれます。
VTubeStudioとOBS Studioを使って、 背景合成をする場合も多いかと思います。 そのようにリアルタイムに画像処理をする場合は CPUのスペックが高い方がリスクなく運用できるわけです。
こういう理由でOBS Studioの推奨スペックに合わせて パソコンを検討したほうがいいわけです。
OBS Studioの推奨スペックを表にしました。
OBS Studioの推奨スペック
CPU |
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---|---|
メモリ |
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グラフィックス |
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この表のスペックは 「中程度の価格帯のゲーミングPC」か 「クリエイターパソコン」でよく採用されるスペックです。
ゲーム配信におすすめのスペック
VTuberの人気コンテンツと言えばゲーム実況があります。 VTubeStudioと配信ソフトを使って PCゲーム実況をライブ配信する方も少なくありません。
さて、VTubeStudioを使ってゲーム実況をする場合では、 上で紹介したVTubeStudioの推奨スペックや OBS Studioの推奨スペックでは全く足りません。
「VTubeStudio+OBS Studio+PCゲーム」を リアルタイムに高速で処理するためには、 「ワークステーション」や「ハイエンドのゲーミングPC」 が必須になります。
つまり、 一般的なVTuberが使うようなスペックのパソコン を選ぶ必要があるわけです。
なぜなら、PCゲームと配信ソフトはどちらも重いソフトウェアなので、 両方同時に動かすには、 CPU、メモリ、グラフィックボードすべての スペックがバランスよく高い必要があるためです。
CPU、メモリ、グラフィックボードのすべて高いスペックを選べるのは、 ワークステーションかハイエンドのゲーミングPCしかありません。
例えば、ゲーム実況で人気のFPSゲームやTPSゲームのような アクション系のシューティングゲームは 画面遷移が速いので高速に3D描画できるパソコンが必要です。 また、高品質な3DCGが使われるアクションRPG系でも ハイスペックなCPUとグラフィックボードが必須になります。
PCゲームでは、 CPUとグラフィックボードのスペックが不足すると、 表示がカクカクしたり、 3D表示が飛び飛びになってしまう可能性があるわけです。
さらにVTubeStudioで顔をトラッキングしながら OBS Studioでゲーム画面とアバターの合成をするとなると ゲームの推奨スペック以上のパソコンが必要になるわけです。
こういう理由で ワークステーションもしくはハイエンドのゲーミングPCの スペックをおすすめしています。
まとめ
「VTubeStudioのおすすめPCスペックはコレ!」 についてのまとめです。
VTubeStudioの推奨PCスペックは、 一般的にローエンドのゲーミングPCか グラボの入ったクリエイターパソコンがおすすめ。
VTubeStudio自体はとても軽いソフトなので オフィスで使うようなスペックの低いPCでも動くが、 推奨はされていない。
OBS Studioのような配信ソフトと同時にVTubeStudioを動かす場合は、 ミドルエンド以上のゲーミングPCか、 クリエイターパソコンで採用されるスペックが必須になる。
PCゲーム配信を考えているならば、 さらにハイスペックなパソコンが必須。
VTubeStudio、配信ソフト、PCゲームを同じパソコンで 同時に動かす必要があるため、 ハイエンドのゲーミングPCかワークステーションが必須になる。