厳選!3DCADにおすすめのグラフィックボード5選

3DCADにおすすめのグラボはコレ!

3dcadにおすすめのグラフィックボード

こんなことが知りたい

3DCADにおすすめのグラフィックボードは?

ここでは、3DCAD用に新しくグラフィックボードを検討している方に向けて 「3DCADに最適なグラフィックボード」 を紹介しています。

下のリストにあるような 建築、製造業でよく使われるユーザー数の多い3DCADに 最適なグラフィックボードをピックアップしています。

最適な3DCADソフト

  • AutoCAD
  • Inventor
  • Revit
  • Fusion360
  • SolidWorks
  • Vectorworks
  • CATIA
  • PTC Creo

各3DCADソフトで動作確認されている「認定ハードウェア」を中心に おすすめグラフィックボードを紹介していきます。

あなたのグラフィックボード選びの 参考になれば幸いです。

この記事を書いた人

自分
さくら

  • 3DCADサポートエンジニア
  • サポート歴7年
  • Autodeskとダッソー製品のカスタマーサポートに従事

詳しい紹介はこちら 「自己紹介」

目次

おすすめグラフィックボード5選

3DCADに最適なグラフィックボードは NVIDIAとAMDのグラフィックボードが世界的に有名です。 そのため、おすすめとして、 NVIDIAのRTXシリーズとAMDのWシリーズを中心に厳選しています。

そのなかでも 下の3つのポイントを重視して おすすめグラフィックボードを選びました。

  • 認定ハードウェアに選ばれている
  • 実用的なグラフィックボードである
  • ローエンドからハイエンド

まずは、認定ハードウェアのある3DCADソフトの 「認定グラフィックボードのリスト」 を参考にして選びました。 例えば、AutoCADやCATIAといった世界的に使われているCADの 認定グラフィックスを参考にしています。

また、いま現在、 市場に出回っている 3DCADに適しているクリエイターパソコンやワークステーション で多く採用しているグラフィックボードを中心に 選んでいます。

ちなみに、 3DCGでよく採用されているグラフィックボード は避けました。理由は有名な3DCADで認定ハードウェアに指定されていないためです。

そして、「レンダリングに向いているハイエンドグラフィックボード」と 「コストパフォーマンスに優れているローエンドからミドルエンドグラフィックボード」 を中心に選んでいます。

グラフィックボードの選び方 としては、 あなたがどのような設計をするかによって変わってきます。 小規模設計が中心ならばGPUメモリ4GB、中規模設計ならGPUメモリ8GB以上を目安にするのが おすすめです。

NVIDIA RTX A4000 メモリ16GB

NVIDIA AmpereアーキテクチャのRTX A4000です。

グラフィックメモリは16GBで、 Ampere特有のコア数の多いグラフィックボードです。

GPUレンダリングに対応している ハイエンドのグラフィックボードになります。

価格は約13万円弱です。

NVIDIA RTX A2000 メモリ6GB

NVIDIA AmpereアーキテクチャのRTX A2000です。

グラフィックメモリは6GBで、 Ampere特有のコア数の多いグラフィックボードです。

GPUレンダリングに対応している ミドルエンドのグラフィックボードになります。

価格は約5万円強です。

NVIDIA T1000 メモリ8GB

NVIDIA TuringアーキテクチャのT1000です。

グラフィックメモリは8GBで、 価格と性能のバランスが取れたグラフィックボードです。

GPUレンダリングに対応している コストパフォーマンスに優れたミドルエンドのグラフィックボードです。

価格は約5万円強です。

Radeon PRO W6600

AMD Radeon ProシリーズのW6600です。

グラフィックメモリは8GBで、 価格と性能のバランスが取れたグラフィックボードです。

主にワークステーションで採用されているグラフィックボードで、 コストパフォーマンスに優れたミドルエンドのグラフィックボードです。

価格は約8万円強です。

NVIDIA T400 メモリ4GB

NVIDIA TuringアーキテクチャのT400です。

グラフィックメモリは4GBで、 価格を重視したグラフィックボードです。

中程度の3Dモデリングに向いている コストパフォーマンスに優れたミドルエンドのグラフィックボードです。

価格は約3万円弱です。

3DCADではグラフィックボードのドライバーに注意

新しいグラフィックボードをパソコンへ組み込むときに 注意したいこととして 「認定ハードウェアのWEBページに書かれているドライバーのバージョンをインストールする」 があります。

なぜならば、「3DCADが正常に動かない不具合リスクが上がってしまうため」です。

3DCADをしっかり不具合なく動かすには、 ドライバーが重要なカギになっています。

例えば、 AutoCADInventorRevitFusion360 などのAutodeskソフトウェアでは、 認定ハードウェアの条件にサポートしているドライバーのバージョンが記載されています。

SolidWorksCATIA などのダッソーシステムズソフトウェアでも 同じように認定ハードウェアの条件にドライバーのバージョンが書いてあります。

つまり、認定ハードウェアのページに書かれているバージョンで動作確認をしているので、 そのバージョン未満のドライバーでは動かない可能性があるというわけです。

ちなみに、Windows Update経由でドライバーをインストールすると、 稀に認定ハードウェアより下位のバージョンをインストールしてしまうことがあります。

使っているパソコンのメーカーにもよりますが、 ユーティリティのツール経由でドライバーをインストールしても 稀にちょっと古いバージョンが適用されることもあります。

ですので、購入したグラフィックボードのメーカーのサイトから、 適切なドライバーをダウンロードしてインストールしてください。

NVIDIA RTXシリーズならばNVIDIAのサイトから、 RadeonProシリーズならばAMDのサイトから 適当なドライバーをダウンロードして、インストールをすることをおすすめします。

3DCADではGeForceは使わない方がいい?

3DCADでは、 NVIDIAではNVIDIA RTXシリーズ、AMDではRadeonProシリーズが推奨されています。 NVIDIA RTXシリーズは昔で言うQuadroになります。

では、「GeForceは使わない方がいいのでしょうか?」 私個人的には、「リスクを認識していればどちらでも良い」と思っています。

NVIDIA RTXシリーズ、AMD RadeonProが推奨されているのは、 各3DCADが認定ハードウェアとしてサポートしているためです。 つまり、動作確認しているため不具合リスクが低いということです。

ただ、GeForceやRadeonでも、各3DCADの推奨スペックを満たしていれば、 ほとんどの場合が問題なく動くでしょう。

もし、NVIDIA RTXシリーズやRadeonProシリーズを購入する予算がない場合は、 認定ハードウェアのような動作保証はありませんが、 GeForceシリーズやRadeonシリーズを使うのもいいのではないか、と個人的に思っています。

ただ、「NVIDIA RTXシリーズを購入できる予算があるけども、 同じ金額でGeForceの方が性能がいいからGeForceを選ぶ」 というのは、あまりおすすめできません。

3DCADは仕事道具ですから、 なるべく不具合リスクを減らす努力をすべきでしょう。

「3DCADで設計をする」という本来の目的とは違うところで 時間を使うのは避けたいところです。

トラブルシュートというのは、 時間もかかり精神的に疲労する作業です。 そのリスクをできるだけ減らすようにしたいわけですね。

ちなみに3DCGソフトの Maya3dsMax では、一部のGeForceやRadeonのグラフィックボードが 認定ハードウェアに指定されています。

Blender用PCの推奨スペック でもGeForceやRadeonがおすすめです。

これは、3DCADで使うグラフィックボードは3D空間の再現度が高い正確性が重視されているのにたいして 3DCGは3D描画の高速性が重視されているためです。

3DCGは設計ではないので、 高速描画ができて、さらに色の再現性がよければいいわけです。

3DCGと3DCADにはこういう違いがあるため、 扱うグラフィックボードが変わってくるわけです。

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