厳選!おすすめ2DCAD用パソコン6選
こんなことが知りたい
2DCADにおすすめのパソコンを知りたい!
Jw_cadなどの2DCAD用パソコンを選びポイントは?
ここでは、2DCAD用のパソコンを検討している方に向けて 「おすすめの2DCAD用パソコン」と 「パソコンを選ぶポイント」 について解説しています。
Jw_cad、DRA-CADといった2DCADがストレスなく動くパソコンスペックの目安と共に、 おすすめのノートパソコン、デスクトップパソコンを解説しています。
目次
2DCADパソコン選びのポイント
2DCAD用のパソコンを選ぶときのポイントになることは、 この3つになります。
- 10万円前後のパソコンスペックで十分
- 専用グラフィックスはいらない
- 2DCADの他に3DCADも使うか?
2DCAD用のパソコンは、 10万円前後で購入できる一般にビジネスで使われているようなパソコンスペックで 快適に動作します。
そのため、NVIDIAやAMDといった専用のグラフィックスは必須ではありません。 CPU内蔵グラフィックスでも十分にストレスなく動きます。 具体的にはインテルUHD、IrisXeなどのCPU内蔵グラフィックスが適当です。
2DCAD用パソコンの具体的なおすすめスペックは、 下の表になります。
CPU |
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メモリ |
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グラフィックス |
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ストレージ |
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2DCADでよく使われる 「Jw_cad」「FreeCAD」「DRA-CAD」での 2Dの図面作成ではこのスペックで十分なのです。
ただし、FreeCADやDRA-CADなどは3Dモデリングの機能もついています。
近い将来的に3Dモデリングもしていきたい場合は、 メモリ容量が多く、CPU性能も高く、NVIDIA、AMDの専用グラフィックスが付いた パソコンがおすすめです。
なぜなのか? その理由は「2DCAD用パソコンのスペックでは3D機能は快適に動かないため」です。 つまり、パソコンの買い替えが必要になります。
もし、あなたが近い将来3DCAD機能を使ってみようと考えているならば 3DCAD向けのパソコンを選んでださい。
3DCAD向けのおすすめパソコンも紹介していますので、 よかったらそちらも合わせてご覧ください。
おすすめパソコン
私のCADサポート経験から 「いつもお客様に提案しているスペックのおすすめパソコン」を ピックアップしました。
「おすすめのデスクトップ」と「おすすめノートパソコン」に 分けて紹介しています。
おすすめノートパソコン
CPU |
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メモリ |
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グラフィックス |
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SSD |
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価格 |
10万円弱~ |
マウスの人気ノートパソコンです。 カスタマイズも可能で、メモリを16GBに増やすこともできます。 メモリを増やすとグラフィックスはインテルIrisXeにグレードアップします。
HP Pavilion 15-eh2000 スタンダードモデルG3 【S7】(フォグブルー)
CPU |
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メモリ |
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グラフィックス |
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SSD |
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価格 |
10万円弱~ |
HPの15.6インチノートパソコンです。 AMD製CPUとグラフィックスを搭載した人気の低価格パソコンです。
CPU |
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メモリ |
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グラフィックス |
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SSD |
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価格 |
12万円弱~ |
Lenovoの薄型軽量ノートパソコンです。 13.3インチで2560x1600の高解像度パソコンです。
おすすめデスクトップパソコン
CPU |
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メモリ |
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グラフィックス |
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SSD |
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価格 |
11万円強~ |
マウスのデスクトップパソコンです。 SSD容量が少し多めのモデルで、手ごろな価格が魅力です。
HP Desktop M01-F2050jp モデレートモデルG2
CPU |
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メモリ |
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グラフィックス |
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SSD |
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価格 |
8万円弱~ |
HPの人気デスクトップパソコンです。 AMDのCPUとグラフィックスを採用している 低価格が特長のパソコンです。
CPU |
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メモリ |
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グラフィックス |
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SSD |
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価格 |
11万円強~ |
マウスのスリムタイプのデスクトップパソコンです。 スリムボディで設置スペースをとらないのが特長です。
RyzenとCoreiはどちらがいい?
仕事でお客様にトレーニングをしているときによく聞かれる質問で、 「AMDのRyzenとインテルのCoreiシリーズでは、 どちらの方が2DCADに向いているか?」と聞かれます。
AutoCADをサポートするのが多いのですが、 正直いうと2DCADならばどちらでも同じです。
つまり、2DCADならばどちらも問題なく快適に動きますので、どちらも向いている ということになります。
初めのほうに書いた2DCADパソコンのスペック目安のCPUであれば、 どちらもストレスなく動くわけですね。
ただ、市場に出回っているパソコンは 圧倒的にCoreiの方が多いので、使うことが多いのはインテルのCoreiです。
RyzenはCoreiと比べると価格が安いです。 そのため同じ値段のパソコンでもRyzenとRadeonの組み合わせのパソコンが 買えるのでかなりのお得感はあります。
予算があるならメモリを増やせ!
上で書いている2DCADパソコンの目安のスペックは、 おおよそ10万円前後でパソコンが購入できます。
もし、あと2~3万円予算が増やせるならば、 ぜひ増やしてもらいたいのがメモリのスペックです。
メモリを増やすことでこんなメリットがあります。
- 大きなデータを読み込めるようになる
- 他のアプリを動かしながら作業ができる
- 複雑な設計がしやすくなる
具体的に16GBのメモリがあれば、 CADソフトで設計作業の効率が上がります。
まずは、大きなデータを読み込んでも パソコンの動作が遅くなることが少なくなります。
Jw_cadやAutoCADなどで図面内の要素数が1000を超えてくると、 メモリの使用量もかなり増えてしまいます。
こうなるとメモリの少ないパソコンの動作は遅くなりがちです。 パソコン動作が遅いと要素数の多い図面を編集するたびに、 イライラすることもしばしばあります。
しかし、メモリが16GBあればそのリスクはかなり減ります。 AutoCADでいうと、私のパソコンでは要素数が4000を超えても動作は遅くなりませんでした。
また、ほかのアプリケーションを開きながら設計することもあるでしょう。 例えば、ワードなどでドキュメントを編集しながら 設計作業をすることなんかもあるかと思います。
メモリが多いと複数のアプリを開いたままでも 2DCADが快適に動くので設計作業の効率が上がるわけですね。
つまり、メモリに余裕があることで レイヤー数を気にすることもなくなりますし、 要素数を気にしないでコピー&ペーストを繰り返しながら 複雑な設計をサクサクすることができるわけです。
もし、予算に少し余裕があるようならば メモリの増設をおすすめします。
まとめ
「厳選!おすすめ2DCAD用パソコン6選」 についてのまとめです。
2DCAD向けパソコンを選ぶときのポイントは3つ。 「一般的なビジネス向けPCで十分」 「専用グラフィックボードは必要ない」 「3DCADもやるかどうかを考える」
一般的に10万円前後で購入できるパソコンのスペックであれば、 2DCADは快適に動作します。
ただし、モバイル用CPUだと動作が遅いこともあるので、 できるだけCorei5、Ryzen5以上がおすすめ。
CoreiシリーズとRyzenシリーズは、 どちらを選んでも失敗はない。
予算がもう少し増やせるならメモリ増設がおすすめ。
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