おすすめ3DCG用モニター5選!失敗しないモニター選び方

3DCG用モニターの選び方とおすすめを紹介

3DCG用モニターの選び方とおすすめを紹介

こんなことが知りたい

「3DCG用モニターの購入で、気を付けることは?」

「おすすめの3DCG向けモニターは?」

ここでは、3DCG用にモニターを検討している方に向けて 「失敗しないためのモニターの選び方」と「おすすめモニター」 を解説していきます。

モニター選びの3つのポイントとともに、 価格と性能を考慮してコストパフォーマンスに優れたモニターを紹介します。

この記事を書いた人

自分
さくら

  • 3DCADサポートエンジニア
  • サポート歴7年
  • Autodeskとダッソー製品のカスタマーサポートに従事

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目次

3DCG用モニター選びの3つのポイント

3DCG作成で使うためのモニターは、 この3つのポイントに注目して選ぶことがおすすめです。

  • 27インチ・WQHD 2560×1440以上
  • 高さと角度の調節機能がある
  • 製品保証が充実している

趣味で3DCGを作成する人はもちろんですが、 仕事で使うためのモニターを選ぶときにも重要な項目です。

特に、「性能と価格」だけにとらわれず、 「製品保証」の部分でメーカーの信頼性を検討するのも必要なことです。

27インチ・WQHD 2560×1440以上

まずは、3DCG作成で最も重要なモニター性能である、 「サイズと解像度」についてです。

3DCG作成では、 「サイズは27インチ以上」「解像度はWQHD 2560x1440以上」がおすすめです。

なぜ27インチ以上で解像度がWQHD以上がおすすめなのか? その理由は、 「3DCGソフトの画面で見える範囲が広いと作業効率が格段に上がるため」 です。

例えば、MayaやBlender、3ds Maxでは いくつもウィンドウを開きながらモデリングしたり、 レンダリング設定をしたりします。

このときに解像度が高いと、 ソフト上で見えるウィンドウの数も増えるので、 余計なマウス操作が減り作業効率があがるわけですね。

下の画像はBlenderで複数ウィンドウを開きながら作業しています。

3DCGのフルHDとWQHDの差

フルHDと比べると、WQHDの方が見える範囲も広くなり、 ウィンドウの数も多いのがわかります。

作業効率を考えると、 27インチ以上でWQHD以上の解像度がおすすめなのです。

ちなみに、4K以上だとさらに見える範囲が広がるので、 作業のしやすさも変わってきます。

高さと角度の調節機能がある

モニター選びのポイントの2つ目は、 「画面の高さと角度を調整する機能があること」です。

なぜ高さと角度調節機能が必要なのか? その理由は、 「高さや角度が固定されていると机に合わない時があるため」 です。

画面の高さが固定されていると、 目線が合わなかった時にはモニターの下に何か台を置くか、 イスの高さを変えるしか方法がないわけです。

今まで作業していた姿勢が変わることで、 かなりストレスを感じますし、慣れるまでに少し時間がかかります。

そういう不便さをなくすためにも、 高さと角度調整機能があるモニターを選ぶことをおすすめしています。

製品保証が充実している

モニター選びのポイントの3つ目は、 「しっかりした製品保証があること」です。

モニター選びというと、どうしても性能に注目しがちですが、 不具合があったときにサポートしてもらえるかどうかも、 かなり重要なポイントです。

製品保証は、 3~5年間の自然故障による無償修理または交換サービスがついているモニターがおすすめです。

理由は、液晶画面の修理や交換は高額だからです。

例えば、 1年経ってから自然故障で映らなくなることや 急に画面の一部が黒いままになるドット抜けが起こることもあります。

一般的な電化製品やパソコン周辺機器の製品保証は、 1年間ということも多く、1年を過ぎると有償修理になってしまうわけです。 モニターの液晶部品は高額なので、かなりの出費になる可能性があります。

また、仕事で3DCGを作成していた場合は、 モニターが故障してすぐに代替品が来ないと作業に影響が出てしまいます。

そうならないためにも、 製品保証の長いモニターを選ぶことをおすすめします。

おすすめ3DCG用モニター

Dell UP2720Q

27インチ、4K(3840x2160)解像度の超高画質ディスプレイです。

クリエイターが重視したいカラーマネージメントに対応したモニターです。 色再現性に優れていて、Adobe RGB100%カバーしています。

画面の高さと角度の調整機能があります。

3年間のハードウェア保証が付いています。

価格は22万円弱です。

EIZO ColorEdge CS2740

27インチ、4K(3840x2160)解像度の超高画質ディスプレイです。

クリエイターが重視したいカラーマネージメントに対応したモニターです。

色再現性もよく、Adobe RGB99%カバーしています。 高さと角度調整機能もあります。

そしてEIZOの最大の特長である「製品保証5年間」がついています。 修理期間中は代替機も無償で貸出てくれるサポートの手厚さです。

一般的に3年保証が多いですが、 EIZOは5年保証で付加価値を付けています。

ちなみに、3DCG用のディスプレイとしても力を入れています。

クリエイティブワーク 3DCG・EIZO公式サイト

価格は18万円強です。

BenQ SW270C

27インチ、WQHD(2560x1440)解像度の高画質ディスプレイです。

クリエイターが重視したいカラーマネージメントに対応したモニターです。 色再現性もよく、Adobe RGB99%カバーしています。

画面の高さと角度の調整機能があります。

3年間のハードウェア保証が付いています。

価格は10万円弱です。

Dell S2722DC 27インチ モニター

27インチ、WQHD(2560x1440)解像度の高画質ディスプレイです。

AMD Free Syncという描画フレームを安定させる技術が組み込まれています。 カラーマネージメントは対応していません。

DELLの液晶モニターは手厚いサポートがあり、 3年間のハードウェア保証があります。

モニターの高さ調整と角度調整の機能があります。 スピーカーも付いています。

USB Type-Cケーブルでパソコン接続できるところも特長です。

価格は4.6万円弱です。

マウスコンピューター iiyama WQHD モニター ディスプレイ 31.5型 XB3270QS-B2

31.5インチ、WQHD(2560x1440)解像度の高画質ディスプレイです。

10bitカラー対応でブルーライトカット機能もついています。 カラーマネージメントは対応していません。

マウスコンピューター傘下のiiyamaブランドで、 国内対応ができるのが信頼できるメーカーの理由です。

モニターの高さ調整と角度調整ができます。

かなり安価なモニターで価格は3.7万円弱です。

仕事で使うならこの性能が有効!

モニターの製品ページでよく見かける性能として、 以下のようなものがあります。

  • 反応速度
  • ブルーライトカット
  • ちらつき防止
  • 色再現性
  • カラーマネジメント

この中で、3DCG作成で必須な性能はあるか?というと、 「すべてあればいいけど、必須ではない」と個人的に感じています。

「反応速度改善、ブルーライトカット、ちらつき防止」については、 格安モニター以外ではほぼついている機能なので、 モニター選びのときに気にする必要はありません。

「色再現性」と「カラーマネジメント」については、 仕事で3DCGを作成する方にはおすすめです。 必須ではないですが、あると便利です。

例えば、広告宣伝用の3DCGを作成する場合や、 VFXなどの映像制作で3DCGを使う場合は、 カラーマネジメント対応のモニターが役に立ちます。

紙媒体やテレビの映像に3DCGを載せるときは、 色の再現性が重要になってくるためです。 色によってお客さんへの印象がかなり変わるため、 同一の色を管理することはクリエイターにとって重要になってくるのです。

ただ、カラーマネジメント対応のモニターは高価です。 作業効率性を重視する場合や、 趣味で3DCGを作成する場合は、無理してカラーマネジメント対応のモニターを 購入する必要はないでしょう。

3DCG作成におすすめのパソコン

当サイトでは 3DCG作成向けにおすすめのパソコンも紹介しています。

パソコンメーカー別に ローエンドからハイエンドまでのノートパソコンと デスクトップパソコンを提案しています。

3DCG用のパソコンをお探しの方は、 そちらもあわせて参考にしていただければ嬉しいです。

厳選!おすすめ3DCGパソコン10選

おすすめ3DCGパソコン

まとめ

「おすすめ3DCG用モニター5選!失敗しないモニター選び方」 についてのまとめです。

3DCG用モニター選びのポイントは3つ。 「27インチ以上でWQHD以上を選ぶ」 「高さ、角度調整機能があるモニターを選ぶ」 「製品保証がしっかりしているモニターを選ぶ」

作業効率性を考えると、 27インチ以上でWQHD以上が後悔しないモニター選びになる。

高さ固定のモニターは。机や椅子に合わない場合があるので、 調節機能があるモニターを選ぶ。

製品保証は3~5年間ついている 信頼できるメーカーのモニターを選ぶ。

反応速度改善、ブルーライトカット、ちらつき防止の性能は、 だいたいのモニターについているので、 気にする必要はない。

色再現性とカラーマネジメント対応のモニターは、 映像制作や広告宣伝のコンテンツを作るときにはあると便利。 ただし、高価。

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