Fusion360の価格を解説!安く買うならこのプラン

Fusion360の価格について解説

Fusion360の価格を解説!安く買うならこのプラン

こんなことが知りたい

Fusion360の価格は?

安く買うならどのプランがいい?

ここでは、Fusion360の購入を考えている方に向けて 「Fusion360の価格」と 「どのプランがお得に買えるのか」について解説しています。

「Fusion360はどのような価格プランがあるのか?」 「どのプランが一番割引率が高いのか?」 「どこで買えるか?」といった 初心者が知りたい情報をわかりやすく解説しています。

あなたの情報収集の参考になれば幸いです。

この記事を書いた人

自分
さくら

  • 3DCADサポートエンジニア
  • サポート歴7年
  • Autodeskとダッソー製品のカスタマーサポートに従事

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目次

Fusion360の価格

Fusion360は、サブスク形式のライセンスになっていて、 「1ヶ月」「1年」「3年」の 3種類のライセンス期間になっています。

それぞれのサブスクの価格は 次の表のとおりです。(2024年2月現在)

1ヶ月ライセンス
  • ¥12,100
1年ライセンス
  • ¥96,800
3年ライセンス
  • ¥290,400

Fusion360の価格の特長は 「1年以上Fusion360を使うならば1年ライセンスを購入するのがお得」 というところです。 つまり、1年サブスクには、 一括払い割引が適用されて、月々払いよりも安く買えるわけです。

例えば、12回分1ヶ月ライセンスを購入するよりも、 1年ライセンスを購入するほうが32%安くなります。 1年ライセンスは、1ヶ月ライセンスを9回(9ヶ月分)の価格とほぼ同等になります。

つまり、1年ライセンスは月々払いに比べて 3ヶ月分安く購入できているわけですね。

さて、Fusion360にはもうひとつのプランの3年ライセンスもあります。 3年ライセンスについては、一括払いのメリットがありません。 例えば、1年ライセンスを3回購入した価格と 3年ライセンスの価格は同じになります。

もちろん、1ヶ月ライセンスを36回購入するよりも、 3年ライセンスを購入したほうが32%安くなります。 しかし、1年ライセンスを3回購入するのと 3年ライセンスを購入するのでは価格差がないのです。

また、Fusion360のライセンスには、 「更新価格」という割引価格があります。 この更新価格と1年ライセンスを組合わせることで 安くライセンスを購入できます。

更新割引を利用してライセンスをお得に買う

Fusion360のライセンスを買うならば 1ヶ月、1年、3年のどのサブスクを買うのがおすすめか? 私のおすすめは「更新割引のある1年ライセンスを継続購入し続けること」です。

なぜなら、 「1年ライセンスを更新するときに最大10%の割引があるため」 です。

例えば、3年間Fusion360を使う場合、 3年サブスクを購入するよりも1年サブスクを3回購入したほうが安くなることがあります。 2年目、3年目のライセンス更新時に10%割引が適用されるためです。 図で表すと下のようになります。

1年サブスクを3回購入する例の図

1年サブスクはライセンスが切れる90日前にライセンス更新の連絡がきます。 その更新ライセンスには割引が適用されていて、 普通に新規で買うよりも安く購入できるのです。

このように更新し続けることで、 通常よりも安い値段でライセンスを購入できます。

こういう理由で1年ライセンスを継続して 更新し続けることをおすすめしています。

無料体験版も活用する

Fusion360を初めて購入する場合には、 無料体験版を試してから 購入手続きをすることをおすすめします。

Fusion360には30日間の無料体験期間があります。 無料体験版だからといってソフトの機能制限もありません。

つまり、1ヶ月余分にライセンスを使えるわけです。

例えば、1年サブスクを購入する場合は、 30日の無料体験終了後に購入することで1年1ヶ月ライセンスを使えます。

1年サブスクと無料体験期間をあわせた例の図

特別な理由がなければ 無料体験版を使ってからサブスクを購入することをおすすめします。

ちなみに、無料体験期間中はソフトのサポートを受けることができません。 具体的にはAutodeskの技術サポート員に技術的にわからない部分を聞いたり、 不具合の相談をしたりすることはできません。

サポートを受けられるのはサブスクを購入した後になりますので、 注意が必要です。

それでも30日間無料で使えるというのは大きなメリットなので、 ぜひとも無料体験をしてから購入してください。 無料体験版はFusion360のサイトから登録できます。

Fusion360・Autodesk公式サイト

無償で使えるプラン

Fusion360には無償で使えるプランが2つあります。

1つ目が「エデュケーションプラン」という学生ライセンスです。 2つ目が「個人利用プラン」の非商用ライセンスです。

「無償」という部分は同じですが、 使える機能が少し違います。 各プランについてこのあと解説していきます。

エデュケーションプラン

まずはエデュケーションプランについてです。 教育機関向けのライセンスで 中学生、高校生、専門学生、大学生、大学院生は、 在学中であればFusion360を無償で使い続けることができます。

教育機関向けの無償ライセンスは通常のFusion360と同じで ソフトの機能制限はなくすべての機能を使えます。

使用できる条件としては「教育目的」に限られています。 例えば、教員が学生にFusion360を使って授業をしたり、 学生がスキル習得のためにFusion360を使うような場合です。

ライセンス期間は1年間で、 在学中であれば申請をして更新することができます。

ライセンスは自分が所属する学校や教育機関を登録する必要があります。 さらに追加で学生証などの書類も提出することがあります。 登録には数日から数週間かかることもあります。

学生および教育機関での利用・Autodesk公式サイト

個人利用プラン

続いて、個人利用プランです。 個人利用をする人向けのライセンスで 非商用であれば無償で使うことができます。

個人利用プランはスキル習得のために使ったり、 趣味で3D設計をしたりする人を対象にしたものです。

例えば、Fusion360で3Dモデリングをしたものを 3Dプリンターで出力して、それを自分で使うような用途があります。

ただ、個人利用プランで使えるFusion360は 機能制限があるライセンスになっています。 通常のFusion360と比べると機能数がかなり少ないのが特徴です。

例えば、設計した物の強度を推定できるCAEシミュレーション機能は 個人利用プランでは使えません。 また、3Dモデリングしたデータを保存できるデータ形式も少なく 他のCADと連携するのは難しいです。

設計でも回路図は2点までという制限があったり、 基板設計も領域が80㎠までという制限があります。

ちなみに、個人利用プランのFusion360は、 Autodesk公式サイトでアカウント登録をすることで使えます。

個人用 Autodesk Fusion 360・Autodesk公式サイト

どこで購入できる?

Fusion360のライセンス購入は、 次の2通りがあります。

  • Autodesk公式サイトからの購入
  • Fusion360販売代理店からの購入

どちらもWEBで購入できますが、 販売代理店は直接問い合わせて営業マンから購入できるところもあります。

Autodeskからの購入と、 販売代理店からの購入についてのメリットとデメリットを少し説明します。

Autodeskで購入する場合

まずはAutodesk公式サイトから購入する場合についての特徴です。

Autodeskで購入するメリットは 「ライセンスの購入と同時にFusion360が使えるようになること」 です。

つまり、Autodeskのオンラインストアから購入手続きをすれば、 その日のうちにライセンスが付与されて使えるようになります。

土日祝日、日中、深夜時間帯に関係なく オンライン手続き後すぐに使えます。 ちなみに、販売代理店からの購入の場合は、1~3営業日かかることがあります。 つまり代理店経由だと少しタイムラグがあるわけですね。

デメリットは、「定価販売」なことです。

ちなみにFusion360販売代理店から購入すると、 1000円程度安いこともあります。

これは、Fusion360販売代理店は自由に価格を決められ 他店との差別化で価格を下げることがあるためです。 ただし、すべての販売代理店が価格を下げているとは限りません。

このようなメリットデメリットを考慮すると、 「煩わしいことを抜きにして とりあえずすぐにFusion360を使いたい!」という方は Autodesk公式サイトから購入するのがおすすめです。

Fusion360・Autodesk公式サイト

販売代理店で購入する場合

続いて、Fusion360の販売代理店から購入する場合の特徴です。

販売代理店から購入するメリットは、 「技術サポートを手軽に受けられること」です。

ほとんどの販売代理店にはFusion360専属のスタッフがいるので 操作で不明なことがあった場合や不具合の回避策などを比較的 手軽に相談できます。

また、サポートの方と面識ができれば 直接メールや電話で相談できることもあります。 ちなみにAutodeskにも技術サポート窓口はありますが、 予約が必要なこともあります。 また、混みあっている場合は英語でのサポートのこともあります。

デメリットは、 「他の関連商品のPRをされることがあること」です。

例えば、販売代理店が主催する有料セミナーのPR案内などです。

販売代理店の中にはFusion360についてのセミナーや 講習会をしているところも少なくありません。 これは「Fusion360のノウハウ商品」の販売です。 つまり、スキル情報という関連商品を売っているわけですね。

これらのPRが定期的に送られてきたり、 連絡がきたりすることも少なくないわけです。

このようなデメリットがあります。

これらのことから、 技術サポートを重視したいという方は、 代理店から購入するのがおすすめです。

ちなみにFusion360販売代理店ですが、 オートデスクの公式サイトから検索することができます。

オートデスク認定販売パートナー・Autodesk公式サイト

Fusion360のセール

SALE!

Fusion360は年間を通して 2~4回程度割引キャンペーンのセールを行います。

最大割引率は20%~25%OFFになることが多いです。 また、セール期間は3日間の短いときもあれば 1週間以上のときもあります。 その年によってバラバラです。

ただ、割引セールは決まった時期に行われずに 不定期開催になります。 つまり、セールを狙ってFusion360を購入するのは難易度が高いわけです。

しかし、ここ最近は Fusion360に関してはユーザーを増やしたいためか、 長期間の割引キャンペーンのセールを開催しています。

少し前まではAutoCADやRevitというCADと同じ時期に セールをすることが多かったのですが、 ここ最近はFusion360単独でセールをすることが多くなりました。

この傾向からキャンペーンセール中に買える確率が増えているとも言えます。

また、価格の値上げ前にもセールをすることが多いです。

例えば、 2024年2月からFusion360は値上げをしましたが、 その前の1カ月間は30%割引のセールがありました。

この値上げ前に3年サブスクを購入しておき、 割引率を最大にする買い方もあります。

Fusion360のセールに関しては、 SNSやAutodeskのメルマガで情報を手に入れることができます。 安く購入したいと考えている方は、 定期的にチェックしてみてください。

Fusion360の過去のセール期間や SNS、メルマガについての情報は 「Fusion360のセールはいつやる?セール期間を知る方法」 でも詳しく説明しています。 興味があればあわせてご覧ください。

従量課金プラン・Flex

Fusion360は従量課金プランの「Flex」で使うこともできます。 Flexは使った時間だけ使用料を払うプランです。

支払いは「トークン」と呼ばれるAutodesk専用の通貨で支払います。 1トークンあたり429円で100トークン単位で購入できます。

さて、サブスクとFlexはどちらのほうがお得か?ですが、 私のおすすめは個人で使うならサブスクがおすすめです。

理由は 使用頻度が高いと圧倒的にサブスクのほうが安いからです。

例えば、Fusion360の1カ月サブスクは8800円ですが、 Flexだと11日で1カ月サブスクの金額を超えてしまいます。 具体的な金額は、 Fusion360を24時間使うためには「2トークン」必要なので1日あたり858円です。 11日で9438円になります。

このように、 Fusion360の使用頻度が高いとサブスクの方が安くなるので 使用頻度が高くなりやすい個人使用ではサブスクをおすすめしています。

拡張機能の価格

拡張機能画面

Fusion360には拡張機能があります。 例えば、製造工程を管理するCAM機能や 設計したものの強度をシミュレーションするCAE機能が有名です。

さて、Fusion360の拡張機能は、 Fusion360のライセンスとは別に追加料金を払うことで 使えるようになります。

Fusion360の拡張機能の価格もサブスク形式になっています。 ただ、サブスクの種類は1カ月ライセンスと1年ライセンスの2種類です。 また、拡張機能ごとに価格が異なります。

一括払いによる割引ですが、 拡張機能のサブスクも年払いで割引が適用されます。 具体的に1年ライセンスは、 1カ月ライセンスと比べると34%安い金額で購入できます。

また、拡張機能にも無料体験版があります。 ただし、Fusion360本体と違って無料体験期間は14日間です。

拡張機能なのでFusion360本体のライセンスが無いと動かないので、 Fusion360本体の無料体験版と合わせて使う場合は注意が必要です。

Fusion360の拡張機能の価格は Fusion360公式ページの「拡張機能」から参照できます。

補助金制度の活用

Fusion360は「IT導入補助金」という国の補助金制度の対象製品です。

ITツールとして3DCADを導入するときに 投資額の半分以上を負担してもらえる制度です。

フリーランスなどの個人事業主や、 中小企業向けの補助金制度で 2017年から毎年継続して実施されています。

必要書類や審査など面倒なこともありますが、 最大150万円まで補助してくれることもあるので、 これを機に一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

詳しくはAutodeskの補助金制度ページもしくは、 国のIT導入補助金を参照してください。

ちなみに補助金対象のFusion360ですが、 「IT導入支援事業者」に選ばれている Autodesk認定販売店から購入する必要があります。

IT導入支援事業者はAutodeskのIT導入補助金のページに載っていますので、 参照してください。

オートデスク製品もIT導入補助金の対象となります・Autodesk公式

IT導入補助金

まとめ

「Fusion360の価格を解説!安く買うならこのプラン」についてのまとめです。

Fusion360のサブスクは 「1カ月、1年、3年」期間の3種類がある。 買切りライセンスはない。

1年ライセンスの割引率が高くておすすめ。 3年以上使う場合でも1年ライセンスを更新し続けて、 更新割引を適用することでお得に買える。

Fusion360は無料で使えるプランが2つある。 エデュケーションプランと個人利用プラン。

エデュケーションプランは学生向けの非商用ライセンス。 Fusion360すべての機能が無償で使える。

個人利用プランは機能制限がある非商用ライセンス。 趣味や独学などで使われる。

Fusion360の購入はAutodeskと販売代理店の2通りある。

Fusion360はセールもあるがゲリラ的に開催するため 狙って購入するのは難しい。

使った分だけ料金を払うFlexプランもあるが、 価格はサブスクの方が安いこと場合が多い。

拡張機能も別料金で購入できる。 サブスク形式になっている。

Fusion360は補助金制度の対象製品になっている。

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