AutoCADの価格を解説!安く買うならこのプラン

AutoCADの価格体系を解説

AutoCADの価格を解説・安く買うならこのプラン

こんなことが知りたい

AutoCADの価格が知りたい!

どのプランを選ぶのがお得?

ここでは、AutoCADの購入を考えている方に向けて 「AutoCADの価格」と「お得なプランがどれなのか?」 について解説します。

「AutoCADにはどのような価格のプランがあるか?」 「どのプランを選ぶのがおすすめか?」 「ライセンスはどこで購入できるか?」 など、初心者にとって疑問に思うことを わかりやすく説明していきます。

あなたの情報収集の参考になればうれしいです。

この記事を書いた人

自分
さくら

  • 3DCADサポートエンジニア
  • サポート歴7年
  • Autodeskとダッソー製品のカスタマーサポートに従事

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目次

AutoCADの価格

AutoCADは、サブスクリプション形式のライセンスを販売しています。 永久ライセンス と呼ばれる一度買えば使い続けることができるライセンスは販売していません。

サブスクのライセンス期間については、 「1ヶ月」「1年」「3年」の3種類から選ぶことができます。

各ライセンスの価格は次の表のとおりです。

2023年11月現在の価格

1ヶ月ライセンス
  • ¥8,800
1年ライセンス
  • ¥71,500
3年ライセンス
  • ¥214,500

AutoCADの価格の特長は、 「1年以上AutoCADを使うならば1年ライセンスを購入するのがお得」 なところです。

例えば、1ヶ月ライセンスを12回分購入するよりも 1年ライセンスを購入する方が32%安くなります。

ちなみに、1年ライセンスと3年ライセンスの間に割引はありません。 1年ライセンス3回分の価格が3年ライセンスになっています。

少し前までは割引があったのですが、 いまでは撤廃されてしまいました。

ライセンスのお得な買い方はコレ!

さて、ライセンスをお得に買うならば、 1ヶ月、1年、3年ライセンスをどのように買うのがお得なのか? 私のおすすめは 「割引率の高い1年ライセンスを購入し続けること」です。

AutoCADを2年、3年と使い続けたい場合は、 1年ライセンスを購入し続けることがおすすめです。

なぜ1年ライセンスがお得なのか?その理由は 「1ヶ月ライセンスを1年分買うよりも1年ライセンスを買ったほうが安いため」と 「1年ライセンスは更新割引があるため」です。

1ヶ月ライセンスを12回購入するよりも 1年ライセンスのほうが32%安くなることは上で説明したとおりです。 さて、ではAutoCADを3年使う場合はどうでしょう?

例えば、3年使う場合は、 3年ライセンスを一括で購入するよりも 1年ライセンスを3回購入したほうが「更新割引」が適用されて 安く購入することができるのです。

具体的には、 1年ライセンスが切れてしまう前に「更新」の手続きをすることで 「更新割引」が適用されます。

最大で10%の割引があり、 これが2年目、3年目の更新時にも適用されるわけです。 図で表すと以下のような感じです。

1年サブスクを3回購入する例の図

この更新割引を受けるためには、 ライセンスが切れてしまう前に更新手続きをする必要があります。 Autodesk公式サイトのライセンス管理画面で 90日前から更新ができるようになります。

もしくは、「自動更新」にしておくことで割引が適用されます。 ライセンス管理画面で自動更新にチェックを入れておけば 割引が適用された状態でライセンスを更新してくれます。

このような理由で 1年ライセンスを更新し続けることがお得でおすすめです。

さて、初めてAutoCADを使う人におすすめしたいのは、 ライセンス購入前に無料体験版を使うことです。

なぜなら、30日間無料でAutoCADを使うことができるからです。 つまり、1年ライセンスを購入する場合、 まず無料体験版を使うことで1年1ヶ月使うことができるわけです。

1年サブスクと無料体験期間をあわせた例の図

無料体験期間中は 「技術的な質問」や「不具合の相談」などのサポートを受けることはできませんが、 それでもすべての機能を30日間無料で使えてお得なので、 体験版を試してからサブスクを購入することをおすすめします。

どこで購入できる?

AutoCADのライセンスを購入できる場所ですが主に2か所あります。

「Autodesk公式サイト」と「AutoCAD販売代理店」です。 どちらもインターネット経由で購入できます。

基本的にどちらから購入しても価格はほぼ変わりませんが、 双方、いくつかメリットがあります。

まず、Autodesk公式サイトから購入する場合です。 Autodesk公式サイトから購入するメリットは 「ライセンス購入と同時に使えること」です。

土日祝日や時間帯に関係なく、 Autodeskアカウントを使ってAutodeskライセンス管理画面から購入することで すぐにライセンスが付与されます。

販売代理店から購入すると 販売代理店の営業日に購入手続きが行われるのでライセンス発効までに 1~3営業日かかることもあります。

なぜタイムラグがあるかというと、 販売代理店はAutodeskにライセンス発効を依頼して、 届き次第、ユーザーに送られる仕組みだからです。

AutoCADをすぐに使いたい場合は Autodesk公式サイトから購入するのがいいでしょう。

AutoCAD・Autodesk公式サイト

つぎに販売代理店から購入する場合です。 販売代理店から購入するメリットは 「技術サポートを手軽に受けられること」です。

AutoCADの特定の機能の使い方がわからない場合や 不具合があった場合などに 技術サポートを受けて解決することが比較的手軽にできます。

販売代理店のほとんどが、AutoCAD専任の技術サポート員がいます。 一度連絡先を交換できれば、メールや電話で直接相談できるのがメリットです。

Autodesk公式サイトから購入した場合は、 Autodeskの技術サポートを受けることができますが、 WEBのアカウント画面から受付をしてからの対応になります。 また、場合によっては英語での対応のことも稀にあります。

もし、あなたがサポートに重きを置いているならば 販売代理店から購入するのがいいでしょう。

ちなみに、AutodeskからAutoCADを購入した場合は、 販売代理店のサポートは受けられませんので注意が必要です。

AutoCAD販売代理店ですが、 有名な代理店は次の表のとおりです。 すべてではありませんが有名どころをピックアップしました。

  • 大塚商会
  • SCSK
  • ボーンデジタル

AutoCADは、他にもかなりの数の販売代理店があり、 Autodesk公式サイトから検索できるようになっています。

オートデスク認定販売パートナー・Autodesk公式サイト

私自身も販売代理店の技術営業をしていました。 主なユーザーは企業が多かったです。 個人のお客様は少ない印象で、 昔からお世話になっていて脱サラして個人事業主になった方も多くいました。

ちなみにサポートも年中無休ではありません。 営業日に対応するので、休日や時間外に連絡した場合は サポートまで少しタイムラグがあります。

学生は無償で使える

AutoCADは「エデュケーションプラン」 というアカデミックライセンスがあります。

このアカデミックライセンスは、 中高生、専門学生、大学生は在学中、 AutoCADを無料で使うことができます。

無料だからと言って機能制限はありません。 AutoCADのすべての機能を使うことができます。

また、学生だけではなく教職員も無料で使うことができます。 ただし、使用目的が「教育」または 「スキル習得」のために使う場合に限られます。

例えば、学校の課題をやるためにAutoCADを使ったり、 独学でスキルを身に付けるために使ったりする場合は 無料で使うことができます。

アカデミックライセンスは基本、1年間のサブスクリプション形式のライセンスですが、 学生である間はライセンスを更新して継続して使うことができます。

これらアカデミックライセンスは Autodesk公式サイトから登録をしなければ使えません。 自分が所属している学校を登録し、 学生証などの必要書類を提出する場合もあります。

登録には2日~2週間程度かかることもあるので、 AutoCADを使う予定がある場合は、早めの登録がおすすめです。

AutoCADのエデュケーションプランは、 Autodesk公式サイトから申し込むことができます。

学生および教育機関での利用・Autodesk公式サイト

AutoCADのセール

SALE!

AutoCADは年に数回、割引セールを行っています。 セール期間は3日間という短期間のときもあれば、 10日間の比較的長い期間のときもあります。

最大の割引率は20%~25%が多いです。

しかし、セールは不定期に行われます。 また、セール告知もされないことが多いため、 セールを狙って購入するのは難しいでしょう。

過去のAutoCADのセールを見ると、 大きなバージョンアップやAutoCADの仕組みが変わったときに 開催される傾向にあります。

例えば、AutoCAD LTが販売終了になったときに AutoCADへの乗り換えキャンペーンでセールを行ったことがあります。

このようなことから、 セールで安く買いたいと考えているなら、 日ごろからAutoCAD公式SNSや Autodeskのメルマガなどをチェックする必要があります。

過去に行われたAutoCADのセールや 具体的にどのようセール情報を手に入れるのかについては 「AutoCADのセールはいつやる?セール期間を知る方法」 で詳しく説明しています。 興味があればあわせてご覧ください。

3年ライセンスのメリットとデメリット

3年ライセンスを購入するよりも、 1年ライセンスを2回更新したほうがお得に購入できる説明をしましたが、 3年ライセンスにもメリットはあります。

3年ライセンスのメリットは、 いまの価格で3年分のライセンスが買えることです。

例えば、Autodeskは最近、価格の見直しを何度か検討しています。 2021年5月にはMaya、3ds MaxといったAutodesk製品は5%の値上げが行われました。 このようにAutoCADも価格改定がいつ行われるかわかりません。

そこで、いまの価格で3年分ライセンスを買っておくことで 値上げのリスクを軽減できるわけですね。

ただ、5%の値上げであれば、1年ライセンスの「更新割引」は最大10%割引なので 1年ライセンスを更新し続けるほうがお得です。 毎年、10%以上の値上げは確率的に低いと思うので、 個人的には1年ライセンスを更新し続けることをおすすめしています。

さて、デメリットですが 「価格の仕組みが大きく変わること」です。

例えば、AutoCAD LTというAutoCADの機能制限版が2021年まであったのですが、 販売終了になりました。 それに伴い、上位版のAutoCADが価格を大幅に下げてAutoCAD LTと 同程度の価格になったわけです。 つまり、大幅値下げしました。

まだ複数年ライセンスが残っているAutoCAD LTユーザーは AutoCADと同程度の価格で機能制限がかかっているAutoCAD LTを使い続けることになるわけです。

このような、ソフト自体の大きな仕組みの変化に弱いのが 3年ライセンスのデメリットです。

従量課金プラン

Autodeskには「Flex」という使った分だけ料金を払う 従量課金の仕組みがあります。 支払いは「トークン」と呼ばれるAutodeskの仮想通貨を購入して処理します。

AutoCADもトークンと引き換えにライセンスを購入することができます。

例えば、AutoCADを24時間使うためには「7トークン」必要です。 1トークンあたり429円に設定されているので、 1日あたり3003円で使うことができます。

ただし、トークンは最小単位で100トークンから購入できるので、 最低でも42900円が必要になります。 これはAutoCADがおおよそ14日間使える価格です。

AutoCADを頻繁に使う場合はサブスクリプションライセンスの方が 圧倒的に安くなります。 特に個人で使う場合は従量課金よりもサブスクリプションライセンスがおすすめです。

従量課金プランはトークンを大量に買うことで 1トークン当たりの価格が大幅に下がります。

このことからも、臨時のチームを作る場合や 短期間で大勢の人が使う場合などに向いているプランと言えるでしょう。

Autodesk Flexについては、 Autodesk公式サイトで詳しく説明しています。 トークンの見積もりもできるので、 興味があればそちらもあわせてご覧ください。

Autodesk Flex・Autodesk公式

Amazonや楽天で購入できる?

AutoCADをAmazonや楽天で購入すれば安いのでは?と 考えている方もいるかと思いますが、 AutoCADのサブスクリプションはAmazonや楽天で購入できません。

AutoCADのサブスクはAutodeskもしくは、 AutoCAD販売代理店から購入する必要があります。

AutoCADのライセンスがサブスクリプションのみになる前に 「買い切りライセンス」がありました。 永久ライセンスとも呼ばれていて、価格はサブスクよりも高いけど 一度購入すれば追加料金なしでずっと使い続けられるライセンスです。

この買い切りライセンスはAmazonや楽天で販売していましたが、 永久ライセンス廃止とともに Amazonや楽天で購入することができなくなりました。

もし、Amazonや楽天で見かけたとしたら、それは古いバージョンのAutoCADです。 バージョンの古いAutoCADは、 新しいWindowsやMacに対応できていないこともあるので、 できればAutodeskもしくは販売代理店で最新のサブスクを購入することをおすすめします。

法人と個人事業主は補助金が使える

AutoCADは国の補助金制度である「IT導入補助金」の対象製品 になっています。

AutoCADを法人で使いたい場合や 個人事業主として使いたい場合は、 IT導入補助金を活用することで設備費の負担を減らすことができます。

補助金は条件があり、それを満たす必要がありますが 長期間のサブスクを手に入れたり、 ツールセットの入っているAutoCADを手に入れるチャンスでもあります。

この機会に一度調べてみるのはいかがでしょうか。 詳しくは国の「IT導入補助金」のページと、 Autodeskの「IT導入補助金」のページを参照してください。

IT導入補助金

オートデスク製品もIT導入補助金の対象となります・Autodesk公式

ちなみに、 AutoCADの費用をIT導入補助金でまかなう場合、 「IT導入支援事業者」に選ばれているAutodesk認定販売店から購入する必要があります。

IT導入支援事業者のAutoCAD代理店も Autodesk公式サイトに掲載されています。

まとめ

「AutoCADの価格を解説!安く買うならこのプラン」 についてのまとめです。

AutoCADはサブスク形式で「1ヶ月」「1年」「3年」のライセンスがある。

1年ライセンスを購入して更新し続けるのが安くてお得。

AutoCADはAutodesk公式サイトもしくはAutoCAD販売代理店から購入できる。 楽天やAmazonでは販売していない。

学生は無償で使うことができる。 ライセンスは1年サブスクで在学中は更新が可能。

AutoCADは年に数回セールを開催するが不定期に行われる。

3年ライセンスはいまの価格で3年分のライセンスが購入できるのがメリット。

使った分だけ払う従量課金プランもあるが、 使用頻度が高いならサブスクのほうが安くなる。

法人や個人事業主は補助金を使ってAutoCADを購入するチャンスがある。

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