おすすめのモバイルワークステーションを紹介
こんなことが知りたい
おすすめのモバイルワークステーションが知りたい！
エンジニア、クリエイターに向いているのは？
ここでは、 ノート型のモバイルワークステーションを検討している方に向けて 「おすすめのモバイルワークステーション」を紹介しています。
「モバイルワークステーションはどのようなメーカーがあるのか？」 「クリエイターに向いているのは？」 「エンジニアに向いているのは？」 と、モバイルワークステーション購入時に気になることも取り上げて 解説しています。
あなたのモバイルワークステーション選びの お手伝いができればうれしいです。
目次
メーカーの違い
モバイルワークステーションを扱っているパソコンメーカーは いくつもあります。 しかし、メーカーによって搭載しているグラフィックスが異なります。
業務用の「NVIDIA RTX」「AMD RadeonPro」を採用するメーカーと、 ゲーム向けの「GeForce」「Radeon」を採用するメーカーがあります。
一般的には、 モバイルワークステーションでは 「NVIDIA RTX」「AMD RadeonPro」のグラフィックスを採用します。 これは、ISV認証という特定のソフトウェアの動作確認済み証を得るためだったり、 動作の安定性を求めるためです。
「このメーカーのモバイルワークステーションであれば、 このソフトは安定して動きます」という付加価値が付くので 「NVIDIA RTX」「AMD RadeonPro」を採用することが多いのです。
しかし、そのようなISV認証が取りやすい ノート向けの「NVIDIA RTX」「AMD RadeonPro」は、 特定の協業しているメーカーのみが搭載できるため、 メーカーが限られてきます。
そのため、安定した動作や 不具合リスクの回避を重要だと思っている方は、 「NVIDIA RTX」「AMD RadeonPro」を採用している 以下のメーカーがおすすめです。
NVIDIA RTX搭載のメーカー
- HP
- DELL
- Lenovo
- Surface（マイクロソフト）
- 富士通
- ASUS
- acer
- MSI
参考：プロフェッショナルノートPC向けNVIDIA RTX・NVIDIA公式
AMD RadeonPro搭載のメーカー
- DELL
- HP
参考：モバイル・ワークステーション向けRadeon PROグラフィックス・AMD公
この表からもわかる通り、 NVIDIAとAMDの両方とパートナー契約をしている 「HP」と「DELL」がモバイルワークステーションに かなり力を入れていることがわかります。
じっさいに、 カスタマイズ性の高さやサポートの充実度からも 日本のワークステーション販売台数のほとんどが HPとDELLになっています。
そのため、 安心して提案できるため、 私個人的にも「DELL」と「HP」を おすすめのモバイルワークステーションとして紹介しています。
ただ、HPとDELLでも かなり違いがあるので 「HPとDELLのワークステーションの比較」 を確認したうえで、 違いをよく理解してから購入することをおすすめします。
おすすめモバイルワークステーション
【Dell】Precision 3581 ワークステーション cupa1003581s32bn2ojp_vp
| CPU |
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|---|---|
| メモリ |
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| グラフィックス |
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| SSD |
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| 価格 |
30万円強～ |
DELLのPrecisionシリーズ ノート型モバイルワークステーションです。 NVIDIA RTXシリーズを搭載した人気のPrecision3000シリーズです。
多くのCAD、CAE、3DCG、3D画像処理系ソフトで認定ハードウェアとして承認されている ノート型モバイルワークステーションで、 エンジニア、クリエイターに特に人気です。
カスタマイズの選択肢は多くありませんが、 すべて平均以上のスペックになっているため、 どのようなソフトでも快適に使えるような仕様になっています。
モバイルワークステーション選びで 「迷ったらコレ！」としておすすめできる イチオシ商品です。
| CPU |
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|---|---|
| メモリ |
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| グラフィックス |
|
| SSD |
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| 価格 |
17万円強～ |
HPの人気モバイルワークステーションZBook Fireflyです。
低価格が特長のモバイルワークステーションですが、 パーツ選択の幅も広く さらに3年無償保証が付いている優れモノです。
NVIDIA Tシリーズが付いているモデルは、 3DCG、3DCAD、3D画像処理といった3D系に向いているスペックなので、 エンジニアとクリエイターに人気です。
20万円を切るキャンペーン商品もありますが、 そちらはCPU内蔵のIrisXeグラフィックスなので、 3DCADや3DCGにはあまりおすすめできませんが、 動画編集や画像処理ソフトには十分なスペックです。
また、 「【期間限定】HP ZBook Firefly 14 inch G10 ハイブリッドワークはこれでよかろーもん！蒼空のキャンペーン」 の商品は、 2024年4月30日までセール中です。 以下のリンクから上記商品を選ぶことで「8％の割引」 が適用されます。
【広告】【提供：株式会社日本HP】
ただ、製品の在庫状況により、 予告なくクーポンが終了する可能性もあるので注意してください。
| CPU |
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|---|---|
| メモリ |
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| グラフィックス |
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| SSD |
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| 価格 |
16万円弱～ |
Lenovoのノート型モバイルワークステーションThinkPad P14sシリーズです。
トコトン価格にこだわっているモバイルワークステーションで、 CPUにAMD RyzenとグラフィックスにAPU内蔵のRadeonを採用することで 低価格化をはかっています。
さらに毎月キャンペーンをしているので、 10％以上割引になっていることも多いです。
標準保証は1年間のみです。 価格に重点を置いている方にはもってこいの商品です。 ちなみに、 追加料金を払うことで保証を2年、3年、最長5年まで延長することができます。
【Dell】Precision 5480 ワークステーション cupa1005480s32bn2ojp_vp
| CPU |
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|---|---|
| メモリ |
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| グラフィックス |
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| SSD |
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| 価格 |
50万円強～ |
DELLのPrecisionシリーズ ノート型モバイルワークステーションです。 NVIDIA RTX Adaシリーズを搭載したハイエンドのPrecision5000シリーズです。
カスタマイズの選択肢は多くありませんが、 CAD、CAE、AIプログラミングと 何にでも使える万能モバイルワークステーションです。
最新のグラフィックスが付いているモバイルワークステーションを 探しているならば 「イチオシ」の商品です。
3DCGクリエイターに向いているのは？
3DCG作成でモバイルワークステーションが選ばれることもありますが、 一般的にはあまり使われません。 3DCG作成で選ばれるのは、モバイルワークステーションではなく 「クリエイターパソコン」もしくは「ゲーミングPC」が主流です。
なぜ3DCG制作でモバイルワークステーションが使われづらいのか？ その理由は、 「クリエイターパソコン、ゲーミングPCの方がコストパフォーマンスが良いから」 です。
例えば、 NVIDIA RTXシリーズのモバイルワークステーションと 同程度のGeForce RTXシリーズのグラフィックスを搭載したゲーミングPCでは、 ゲーミングPCの方が価格が安いのです。
しかも、3DCGのMaya、3dsMaxといった主要ソフトでは、 GeForceも動作確認済みのハードウェアとして認定されています。
こういう理由から、 3DCG作成には、 コストパフォーマンスの良いGeForceの付いたゲーミングPCもしくは、 クリエイターパソコンをおすすめしています。
3DCG向けのパソコンについては、 「厳選！おすすめ3DCGパソコン10選」 で紹介しています。
興味があれば、 こちらも合わせてご覧ください。
エンジニアに向いているのは？
モバイルワークステーションは、 3DCAD、CAE、機械学習プログラミングといった エンジニアが使うソフトウェアに適しています。
しかし、 各ソフトウェアで有効なパーツが異なるので注意が必要です。 例えば、以下のような特性があります。
3DCAD
3DCADでは、 CPUとグラフィックスのスペックが高いほうが 快適度が増していきます。
主に3Dビューを操作しながら設計をするため、 一定以上のスペックのグラフィックスが必須になります。 最低でも4GB以上のGPUメモリが必要です。 また、CPUもCorei5以上が必須で、推奨はCorei7が多いです。
CAE
CAEでは、グラフィックスよりも CPUとメモリのスペックを重視する必要があります。
CAEのシミュレーション計算では、 CPUやGPUを使った並列計算は有料オプションのことが多いため、 コア数よりもクロック数が高いほうが時間短縮になります。
また、 シミュレーション計算結果は膨大なデータ量になることが多く、 それを一時保存するための大容量メモリが必要になります。
機械学習プログラミング
機械学習プログラミングでは コア数の多いCPUまたは、GPUメモリの多いグラフィックスが有効です。
PythonやMATLABといった言語を扱う開発環境では、 並列計算による「学習処理」が基本です。 機械学習は、膨大な量のデータセットを扱うことが多いためです。
そのため、 並列計算が得意なコア数の多いCPUとGPUがおすすめなのです。
セール品も要チェック
モバイルワークステーションでも セール品の対象となることがあります。
HP、DELL、Lenovoは 季節ごとのセールのほかに、 週末セールや月末セールも開催されるのが特長です。
ASUSはさらにセールが多く、 毎月なにかしらのセールが行われています。
各メーカーとも モバイルワークステーションをキャンペーン商品として 打ち出すこともあるので、 購入前にはしっかりと各メーカーをチェックするのがおすすめです。
セール対象になりやすいモバイルワークステーションは、 各メーカーで異なります。
例えば、HPだと ZBook Firefly 14インチのようなエントリーモデルが 割引対象になっていることが多いです。 DELLだとPrecision 7680のハイエンドモデルが セール対象になっていることもあります。
モバイルワークステーションを検討するときは、 ひとつのメーカーだけではなく、 2～3メーカーを確認して、 同程度のスペックでセール対象の商品があるかをチェックするのがおすすめです。
動作確認済みソフトも要チェック
モバイルワークステーションには、 「ISV認証」または「ISVパートナー」という制度があります。
これは、 特定のソフトウェアが各メーカーの モバイルワークステーションで動作確認済みかどうかを示すものです。
「ISV認証取得済み」とは、 例えば、具体例を出すと HPのZBook FireflyではAutoCADを動作確認しているので、 ISV認証済みのハードウェアになります。 DELLでは、Precision7680がANSYS Mechanicalを動作確認済みであったり、 ASUSでは、ProArt StudioBookがSolidworksで動作確認済みなどがあります。
このように、 あなたが使いたいソフトウェアが動作確認済みで、 安定して動くかどうかをチェックすると、 よりリスクを減らして、満足いく買い物ができるでしょう。
主要なパソコンメーカーは、 ISV認証がWEBから確認できるようになっていますので、 ぜひ、調べてみてください。
まとめ
「おすすめ！ノート型モバイルワークステーション4選」 についてのまとめです。
モバイルワークステーションは、 業務用の「NVIDIA RTX」「AMD RadeonPro」と 一般消費者用の「GeForce」「Radeon」を搭載した商品に分かれる。
3DCGには、モバイルワークステーションよりも ゲーミングPC、クリエイターパソコンの方が コスパが良くておすすめ。
3DCAD、CAE、AIプログラミングには モバイルワークステーションは最適。
ISV認証を取っているモバイルワークステーションが多いので、 使う予定のソフトが認証されているかどうかを調べるのがおすすめ。